Organic Fertilizer

趣くままに、これ日々、雑記

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9月の畑にて

  • 2011年09月14日(水)22時19分

 残暑厳しい中、それでも季節を告げるかのように彼岸花が咲いた。 汗を拭き拭き、田圃では刈り入れも始まった。

 時間が経つに連れ、各所の台風被害が次第に顕わになってきた。 更に崩れそうで、うかうか近付けもしない箇所がある。 行政は何をしておるのかという批判も多々聞こえる。 おそらく事態の完全把握まで至っていまい。 一昔前なら近隣の土建屋が間髪入れず現状報告したものだが、どこもかしこも廃業に追い込まれたのだから、その道の人手も極めて少なくなっている。 行政の担当部署といっても、所詮は事務屋に毛の生えた程度の知識しかないので、即決で陣頭指揮出来る者など殆どいない。 第一、広範囲にヤラれ過ぎている。 手が回らないというのが実状だろう。 今度ひと雨来れば、えげつない二次災害が目に見えているものの、地元近隣の人々は不安げにそこを見守るばかり。

 東日本の甚大な災害以降、津波に対する備えがまったく出来ていないと思い知らされ、人々の不安と関心は海辺に向いた。 だが、台風による異常な豪雨災害は山から来た。 そんな筈がない、こんなのは初めてだというのは3月以降被災に遭った人達が異口同音に語る驚きだ。 生きている地球による我々に対する重大な警告であると言った人がいた。 そうなのかもしれないが、あまりに惨い。 もしもどこかの知事のように天罰だとするならば、ろくでもないヤツらだけ選んで天罰をくれてもよさそうなものだ。 罪もない子供や細々と真面目に生きる民にこの仕打ちとは、理不尽ではないか。

 そのようなことをぼんやり考えながら草刈り機のナイロンコードを巻いてセットする。 草の上に大の字に寝っ転がり、空だけ見上げればのどかなものだ。 上空をヤマガラスが並んで横切る。 ありゃあ夫婦だな。 少し遅れてちっちゃいのが追っていく。 さしずめ一粒種か。 さすがに恐竜の末裔だわな、奴等は強い。

 しばし風に吹かれてその快感に身を委ねる。
 
 The answer is blowin' in the wind ・・・ 古い歌が口に出る畑の午後。
 
 おっと、いけない、夕方までに終わらせねば。 エンジン音と共に作業を再開すれば、フォークソングはそこにない。 こういった作業時はノリがなきゃいけねぇやな、ってんで、最近の鼻歌は決まってイナズマイレブンの 「やっぱ青春」。
 オイラも気だけはなかなかに若ぇぜ。 ^^;)

 

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コクリコ坂から

  • 2011年09月10日(土)19時52分

 興味があったので遅ればせながら映画を観てきた。 この清潔感はどこから来るのか。 映像は美しい港町だが、当時の我が国は高度成長期の実に汚い世界ではなかったかと思う。

 それいけやれいけの工場は汚染物質煤煙をところかまわず噴き上げ、有害廃液を垂れ流し、環境保全の「か」 の字もない。 生産量のみを旗印とする、今の中国と変わりはなかった。 舞台の港町を見れば道路舗装は整備されているものの、なに、日本国中いたるところ未舗装生活道路が多く、雨が降れば水溜まりの泥を跳ね上げながらキック始動のオート三輪が喧しく通っていた。 クラウンが観音開きなのだから時代が解ろうというものだ。
 コクリコ荘ではガスで飯を炊いている。 だが、一般家庭ではまだ炭火鉢が重宝され、家電に於ける三種の神器がもてはやされ始めたばかり。 少しずつながら下水道整備が進められる中、マンモス公営住宅がモダンな造りであると人気があった。 文化包丁なんていうのが奥様方に喜ばれ、先駆けてTVを買った家に御近所中の人々が夜な夜な集まった。 ホームシアターならぬ、ちょいとした町内会シアターだ。 ああ三丁目の夕陽である。

 確かに、ピーピー鳴ったり喋ったりする家電に囲まれての現代から見れば、殆ど何もない質素な世界だった。 「ユカをよぶ海」、「島っ子」、「パパのお嫁さん」 など、この頃だろうと思われるちばてつやの少女マンガを見れば、当時の人々の生活が見て取れる。 きれいなお姉さんの髪、いい香りがする。 シャンプーの香りだと言われて見上げる少女は、おそらくそんなもの使ったこともない。
 モノが溢れていない時代、貧しかったかもしれないけれど周囲もみな同様だったに違いない。 取り残される陰鬱な空気や妙な暗さはあまりなかったろう。
 
 毒のない青春歌謡の時代、芸能界が御三家とした橋、舟木、西郷らの歌は連日ラジオを媒体とした。 みんな名もなく貧しいけれど・・・と歌ったのは三田明だったか。
 歌と言えば、岡本敦郎の 「白い花の咲く頃」 が劇中で歌われる。 先陣切って歌い始める少年、これがまた見事に音痴である。 意図的な音痴だと思われる。 わざと少し外して歌うというのもかなりな技量を要するだろうから、誰だか知らないがこの声優に拍手ものである。 哲学研究会の部長をはじめ、少年達がみな昭和バンカラの趣であることを考えれば、歌など上手すぎてはいかんということか。 学生寮歌にせよ応援歌にせよ、粗野で荒々しい方がそれらしくもある。

 60年安保闘争で国会突入騒ぎがあり、樺美智子が死亡した。 キューバ危機、ケネディ暗殺、皇太子御成婚など、当時の出来事もけっこう波乱である。 舞台は高校だが、エネルギッシュである生徒達に時代環境を映している。 演壇で弁舌をぶちあげる様は懐古趣味的なオジサマ達を僅かながらも擽るだろう。
 
 遠くを望む目の輝きが現代とは違っていたと思われる。 今と比較すれば情報量が極めて少ないからだ。 それだけに、自分で考え、夢も広げる。 善悪問わぬ情報に押し潰されそうになっている現代の子供達にはちょっと想像すら出来ない世界だ。
 取り巻く世界情勢、嘘八百で私利私欲な政治家や官僚、猥褻犯罪で少女に毒牙を向ける教員。 理由無き身勝手なヤケクソ連続殺人。 オタ芸と称されるキモオタ共の乱痴気踊り。 毎日の如く飛び交うロクでもない情報の世に、大人を信用してくれと言ったところで無理な話ではないか。 夢を持てと語ったところで、学ぶ機会はカネで買えという世の中にしてしまっている。 モノはある、情報も簡単に手に入る。 しかし、夢も希望も持ちにくい。 いきおい、頭でっかちながら知らず知らず後ろ向きに追い込まれているのではないのか。

 作品世界の子供達は物事の知識も経験も、今世の現実世界の子供達ほど豊かでないだろう。 蓄えの少ないが故に、防壁の殻を持たぬ奔放と、反面に純情さがある。 そう考えれば、今より不衛生であったかもしれぬ世界に生きる彼等が得も言われぬ清潔感を与えてくれるのは、猜疑心のない素朴さであるかもしれない。


 昔はどこのお姉さん達もよく働いていた。 乳飲み子の弟や妹を背負ったまま遊びに出ていたし、家事手伝いなど当たり前だった。 コクリコ荘のメルも忙しい。 朝起きて布団を収納すると、昨夜に寝押ししておいた制服のスカートがそこにある。 どこのお姉さんでもやっていたことだ。 朝飯を支度し、起きてこないヤツを起こし、洗濯も旗揚げもせねばならん。 もちろん、自分の弁当も作る。 朝飯が7~8人だったようだから、後日に枡で2杯の米磨ぎを見るに、一人頭8勺勘定で6合程度として、どうやら底の浅さからもあれは5合枡に違いない。 即ち、1升炊きだ。 昔の人は今よりメシを喰ったといっても一人1合3勺もあれば女性陣には余って返るだろう。

 朝通学のメルは大変な大股である。 一歩1mもあるんじゃないかというストライドで機関車のように歩く。 これだけ見ても彼女がいかに無駄な時間を過ごしてないか、成すべき事を多く抱いているかが窺える。 アニオタ得意の 「オレの嫁」 なら割烹着も凛々しいこういう娘さんを選ぶのがいい。 この先、心変わりがなければ風間君は幸せ者である。
 以前より憎からずの感情を抱いていたにしても、風間君をズキリとさせたのはガリを切るメルの姿ではないのか。 ガリ版にかなり顔を近付けてそれを続ける彼女を、斜め後ろから描いた映像はたいそう魅力的である。 思わずボケ~と見とれてしまいそうだ。 元より時代考証の効いた、いかにも 「女学生」 というキャラクターデザイン。 肉屋に買い物に出掛けた私服も当時の可愛く清楚なお姉さんそのもので、肉屋のオヤジでなくとも大サービスしてしまおうというものだ。

 輪転機が出回る前はこうだった。 インクローラーを手に一枚ずつ版画のようにペタコンペタコン刷った。 ガリは滑らかな曲線が難しい。 それ故、角ばった文字が切り易く、当時の女の子に妙な丸文字が流行らなかったのは幸いである。 学生運動の立て看板や垂れ幕がみな角張った字であったのは、ガリ版印刷の角文字を見慣れていたからでもあったろう。

 微に入り細に亘り描き込まれたごちゃごちゃのカルチェラタン背景美術にも目を見張るが、コクリコ荘でもカルチェラタンでも、木造建築に響く靴音がたまらなくいい。 これは味わい深い。 もう随分と昔、信州の田舎でこのような温泉ホテルに泊まったことがある。 山田太一の 「高原へいらっしゃい」 みたいなホテルだ。 踏み処によってすこしギィっと鳴るような廊下だった。 ちょっとあのホテルの木の温もりを想い出してしまった。

 ジブリのこだわりであるのか、手作業によるきめ細かなリアリズムが随所にある。 手汗をかくと厄介なガリ切り原紙の質感も然り、料理を盛りつける大所帯ならではの仕草やガスに点火する一連動作、そして旗の掲揚。 理事長の会社に乗り込んで行った際のエレベーター内、更にはお茶を出してくれるお局秘書、どうにもその湯飲みの中は出がらしの黄色い茶ではないかと思わせるに充分である。
 BGMもオールドファンが喜びそうなものを並べてあり、地中海サウンドみたいなのもあればジャズもありタンゴもあり、終いにはインストエレキサウンドまで出してきた。 カルチェラタンを掃除している辺りだったか、自分はあの御機嫌なジャズクラリネットが耳について離れない。 安ければOST買ってみようかとも促され、有澤孝紀による同様のクラリネットメロディが懐かしく脳裏に浮かんでは消える。

 

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逃げちゃダメだ

  • 2011年09月09日(金)00時20分

 なでしこさん達がロンドン五輪への切符を手に入れた。 しかし、強敵・北朝鮮に負けずとも勝てなかったのは惜しい。 相手はオウンゴールで嫌な試合雰囲気を持っていた筈。 あそこであからさまな時間稼ぎに転じたのは間違いだった。 ボールキープを始めたときに、あ、あんなことしていたのではヤバイ、と思わず声が出た。 「守り」 でなく、背を向けて 「逃げ」 に走った瞬間だったからだ。 あそこはたとえ敗戦結果になっていようと、攻め続けて欲しかった。

 もっとも、佐々木監督も、書類片手にチラチラTVに目をやる 「ながら族」 の素人にそんな余計な講釈は言われたくなかろう。 連戦で疲労困憊な選手達には尚更不愉快な話だ。 だが、実際にそう思うのだ。 時間制限内で戦う競技に於いて、闘争放棄で逃げ回る様はあまり潔い姿に映らない。

 何故にそこまで感じるのかと己を顧みるに、世の中のけしからん連中がみなかくの如しであるからだ。 与党民主党の新内閣は臨時国会を数日で終わらせようと企てる。 なんだそれは。 総理は事故原発に乗り込み、「克服できるかは皆さんがカギだ」 なんてことを言いながら復興予算は先延ばしにするというのだ。 突っ込まれどころ満載の臨時国会になろうから、早々逃げの体勢なのだ。 新たに台風被災もあるというのに、ふざけるのもいい加減にせよ。 最悪の円高も行政改革も、ほったらかしにするのだろうか。

 せめて、なでしこ達の対中国戦、終いまで攻め続けていただきたい。 守備固めはいい、しかしボールゲットで逃避はいかん。

 

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甚大な台風被害

  • 2011年09月06日(火)21時17分

 死者、行方不明者あわせて100名に迫り、平成に入ってから最悪級の台風被害になっている。 我が家の地区では負傷者も出ずに済んでいるが、所々崩土が見られ、一軒の家では背面の蜜柑畑の土砂が家屋内に入り込み、町営住宅に避難したままだ。

 建設現場の火薬庫が流され、含水爆薬と雷管が多数流出したそうだ。 運良く全てが海まで流れ、沖の底深くに沈んでくれるならいいが、そうもいかない。 川岸に打ち上げられたそれらを知識のない人が触ると危険だ。 爆薬に雷管はセットされてないにしても、電気雷管に何かの原因で通電があったり激しい衝撃が加わると起爆する。
 それにしてもお粗末な話ではないか。 通常、土建屋ならば台風接近、洪水警報となれば総動員で保安態勢を敷く筈だ。 トンネルの建設現場なれば、掘っているトンネル内の出水には敏感でも外の対処には長けていなかったのかもしれない。 原発と同じで、火薬庫の設置場所も通常では問題なく、“想定外” の出水でヤラれました、ということだろうか。 どうであれ、爆薬と雷管の大量紛失には違いない。

 十津川地区では崩土が渓を堰き止め、実に危険なダムになっている。 昔は対処のしようがなかったのかそのまま放置され、自然災害が造り賜うた天然ダムとして今にその姿を留めている場所が各地にある。 規模が大きければそれでもいい。 中途半端だと最も始末に悪い。 いつ決壊するか監視し続けねばならず、放水路が造れないならそれこそ爆破による強制放水も考えねばならない。 アニメなら陸自のコブラを飛ばしてロケット弾か対戦車ミサイルで破壊するだろう。 もちろん、一挙放水などすれば下流はたまったものじゃないが。

 今回、紀伊半島で山が崩れた箇所数はどれだけあるのか。 こんなものは元へ戻せないのだから、更に崩れそうな部分を切り取ってしまうことだ。 山奥深くで切り取れないなら、自然崩落して落ち着くまで近付かないのが懸命だ。 治山工事のみみっちいコンクリート構造物など屁の突っ張りにもなりはしない。
 扇状地などは幾度もの土砂流出によって形成された地形だ。 急峻な山肌に地滑りがあったがために山裾や中腹にある程度の平地が生まれた例はいくらでもある。 人間はそこが安定したのを確かめて、これ幸いと畑にしたり村落にしたりしてきたのだ。

 我が家の畑や周辺地形を観察すれば、かなり昔に相当上の方から滑り落ちてきた土砂が堆積して出来た形状であるのが解る。 明治、大正などという近年ではない。チョンマゲ時代、あるいはそれよりもっと古い地滑り跡なのだろうと思う。

 

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ろくな台風でない

  • 2011年09月04日(日)21時54分

 日の目を見ないとはこのことで、クソったれ居座り台風のせいで暫く陽射しがない。 なんなのだ、自転車並みの速度 15km/h とは。 ツール・ド・フランスじゃ平均 40km/h 程度で走るんだぞ、ダーッと来てダーッと行っちまえこのヤロー! なんて怒ってもどうにもならん。 ウダウダと酒場で愚痴を吐き散らしつついつまでも帰らぬ嫌われ客のようなもので、ろくな台風ではない。 年間総雨量の6割だの7割だの、まとめてそれだけ降られたのでは耐えられる山も耐えられん。

ファイル 165-1.jpg

 各地で死者、行方不明者が多数出ている。 奥地の谷間なら水の退きは早いが、下流になるほど水位低下に時間がかかる。 土砂崩れ現場では土中の水が減らない限りキャタピラも入っていけない。 上方から倒れてきた倒木はそれでかろうじて土砂の土留めになっているのだから、どかそうと下手に切断すれば一挙に二次災害だ。

 人々の生活で川を渡る橋は不可欠だが、こういう災害時には流木や流れ来る廃材のスクリーンになってしまい、結果、橋が堰となり、周囲一面を被災させ、そのうち水流圧に負けて橋が真っ二つになる。 安い工事費で洪水想定水位より上にどれだけの桁下余裕高を取れるかが重要にもなるが、橋脚がちゃちならば根こそぎ持って行かれてお終いだ。
 防災にはカネが要る。 しかし、普段はまったく必要のない投資だ。 そこが頭の痛いところ・・・。

 

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納得に至らない

  • 2011年09月03日(土)12時02分

 9.11 が近付いて、特番宣伝があちこちに見られ、巨大高層ビルの崩落映像がTVで繰り返される。

 今でも不思議に思う。 不謹慎だが、崩落が見事すぎるのだ。 ひとつめが真っ直に押し潰されながら崩落し、隣のビルもまったく同様に、ビルの芯に吸い込まれ落ちるが如くに崩れた。 ツインタワーの双子ビル、その最期まで似ることもないだろう。 横にさほど高くはないビルもあって、ついでにその崩れ方も解体屋が段取りしたかのようだった。

 何千人もの犠牲を生んだ無差別奇襲攻撃の修羅場で、これはあまりにきれいすぎる崩落ではないか。 偶然だと片付けるにはいささか疑問符を拭えない。 世界の学者がああだこうだとCGを駆使して説明していたが、それにしたって・・・・と、どうにも納得に至らない。

 米国内では未だに 「政府の陰謀説」 を唱える人々がいるらしく、この 「ビル崩落の疑問」 が彼等の言い分のひとつになっている。 解体屋がビル爆破するように、あらかじめ仕組まれていたのだというものだ。
 それもまたかなり無理のある説で、人っ子一人いない廃墟ビルなら話は分かるが、多くの人間が日々働いているそこで周到な段取りを何ヶ月にも亘って秘密裏に行うことなど不可能だ。 第一、ビルの要所をワイヤーで内向きに引っ張り込んでおかねばならないだろう。

 学者やゼネコンの技研が言う通り、構造的なものなのか。 思うに、テロリストの突っ込みがほぼ水平だったのもかなり大きな要因に違いない。 例えば、急降下爆撃機のように真っ逆さまに突っ込まれていたなら、また違った崩れ方になっていたのではないか。 青竹に斜め上からナタを振り下ろされる如くにだ。

 

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三浦が戻ってきたのに

  • 2011年08月29日(月)23時56分

 8月終わってパシフィックは2強4弱、セントラルは5強1弱。 いずれも大きなゲーム差で強弱が分かれてしまった。 殊にソフトバンクは一人舞台にしつつあり、ハムがここで踏みとどまらねば完全に独走ペース。
 一方、セはヤクルトがどういう訳か弱体阪神に勝てず、阪神戦の度に調子を落としてジリジリ落ちてきた。 もう2位争いの集団に取り込まれたと言える。

 蚊帳の外に置き去りにされ、文字通りメッタ刺しに遭っているのがハマのベイスターズで、他の5球団全てに対し負けが先行している。 あの春の連勝に沸いた強さはどこへ消えてしまったのか。 ヤクルトと広島にとにかく勝てないのだ。
 今年から反発係数の小さな統一球になったせいもあって、セは長野の 「0.312」 が目下最高打率だ。 横浜のチーム勝率 「0.344」 はかろうじてセの首位打者よりいい数字だが、パの糸井の 「0.331」 には抜かれてしまいそうだ。 これでは阪神暗黒時代の勝率だろう。

ファイル 163-1.jpg 防御率が極端に悪い。 私の好きな三浦が戻ってきたのは嬉しいものの、全体として相手に点を与え過ぎている。 総得点数ではヤクルトに次ぐ2番目で、あの本塁打チームの読売より多いのだから得点力は悪くない。 つまり、それ以上にボカスカ打たれまくっているのだ。
 谷繁みたいなのはいきなり現れないから捕手は時間を掛けて育てねばならんが、投手の補強は出来るだろう。 なんとかせねば、横浜ファンでなくとも悔しく、腹立たしいではないか。 他の5チームが上の方で団子になっているというのに、一人蚊帳の外ではあまりにも・・・・だ。

ファイル 163-2.jpg

 

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代表選

  • 2011年08月29日(月)16時59分

 五名候補いずれも過半数に届かず決選投票。 結果は党の現執行部が企てた通り野田の勝利となった。 形上、前原が勇み出て、一見、反小沢の分裂騒ぎに見せかけるという、これがもし野田と前原が描いた策略であったならば、小鳩側はいかにも単純だったということになる。 政治屋連中のやっていることはタヌキの化かし合いだろうし、そういうことも大いにあり得る。 そもそも、今の時点で総理にでもなれば即座に火の車であろう前原がいきなりしゃしゃり出ていったのがおかしいではないか。

 当人の辞任と党代表選のどさくさに紛れて、菅総理は朝鮮学校の無償化再開を指示したという。 これが民主党の体質なのだろう。 大陸と半島に媚び、拉致実行犯の関係とも繋がり何千万という怪しいカネまで渡して支援する。 日本国民の感情を逆撫でするこの売国の行為を国会は黙認すること許されない。

 アッパラパーな能無し議員共を寄せ集めるだけが仕事と言える政策理念無き数の力崇拝の小沢や、仕事はしません銭と休みをよこせの赤旗振り労組の左翼集団は、少なくとも政権与党に居座って貰ったのでは国家の先はない。 ましてや外国人参政権だの朝鮮学校無償化だの言語道断。 そんな暇があればスパイ防止法や外国人土地法の整備が急務だろう。 
 誰が党代表、総理になろうとも、民主党の体は相も変わらず政党としての形を成す事出来まい。 国家にとって最良なのはさっさと分裂して野に下り、解散総選挙をもって政界再編に動くことだ。

 

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まるで計算尺

  • 2011年08月27日(土)01時16分

 ヱヴァの 「新劇場版:破 TV版」 を日テレ系でやっていた。 地デジになるとこういうのはきれいでいい。 この新劇場版、初めて見るわけでもなかったが、作品の面白さは褪せないでいる。 旧TV版のが事細かく頭に残っているせいか、アレンジされてはいるものの所々に見られるエピソードやイベントが嬉しかったりする。

ファイル 161-1.jpg バンダイ、東映さんのプリキュアは何代目になるのか、勘定するのもおっくうだ。 さしたる興味も湧かないから日曜朝にアニメ見るなんてこともなくなって何年になるのか、想い出すのも面倒だ。
 先週、TVつけたらABCだったのでそのままプリキュアを見ていた。 ほうほう、今は3人でやっておるのかい? みんな一様に髪が長いな、なんてことを呟きながらもピラピラ衣装の彼女等の活躍を最期まで見てしまった。 なるほど、女の子にウケそうじゃないか。

ファイル 161-2.jpg 紫色の、えーと、キュア・ビートというのだっけか、ギャーンというドライバ・エフェクトな彼女のギター。 CMでラブギターロッドとか言っていたヤツ。 アイテムで見ればこの子が人気ありそうに思えるのは目がオジサンだからか。 ギターのボディをネック上でスライドさせるのを見て、おお、こいつは凄い、まるで計算尺のようではないかと、理工系の身が仰け反った。 が、次の瞬間そいつはロッドに早変わり。 卑しくもプリキュアを名乗る少女達がなんで魔法少女みたいなものを振り回すのだ、とブツクサ呟くに至る。
 しかし、どうでもいいことだ、女の子達が喜んでいるなら 「プリキュア・ブランド」 本家本元も許してくれるかもしれない。 暖簾分け且つ多角経営みたいなものだからして、もはやグループ本社の統一看板が残されるのみでも仕方ない。

 東映さんもプリキュアは好調だという数字を出しているからにはDVDなりBDなりが売れているのだろう。 しかしABC公式サイトの歴代プリキュアシリーズではどうして無印だけがないのか。 MHも 「なぎ・ほの」 なのだから同キャラひと括り扱いなのか。 東映ではちゃんと無印から並べているのをみれば、ABCは無印だけどこかへ売り飛ばしたのか。 まさか暴力団に脅し取られたのではあるまいな。 ^^;)
 

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我が家は夏の終わり

  • 2011年08月26日(金)21時07分

 この夏も一段落。立て続けの葬儀騒ぎあり台風襲来だのなんだので、散々な目に遭った今年の夏だった。

 親父が畑のとある部分を草刈りに行くという。 そんなに急がんでもいいと言っても 「今日は他にすることもない」 とかで、昼飯を食った後に家を出た。
 自分は農機具の整備やら次の病害虫防除段取りなどしていたのだが、異常に暑く、立ち眩みがした。 おいおい、アタマがどうにもおかしい。 三半規管がイカれたかのように真っ直ぐ歩けない。 庭の景色もちょいと傾いて見える。 こりゃあ夏バテと今日の暑さにヤラれたかなと思い、スポーツドリンク飲んで椎の木陰に座って涼んでいたら元に戻った。

 すると、親父がふらつきながら戻ってきた。 場末の酔っぱらいに見える千鳥足だ。 こりゃあイカン。 「このままじゃ畑で倒れるかもしれんと、アワ喰って戻ってきた」 と這々の体で玄関先に倒れ込むように座る。 お袋さんがおったまげ、氷水飲まして涼ませた。 同じ時刻にふらついてしまうなんぞ血は争えねぇもんだなと笑って済ませられ、まずはよかった。

 この時季、夏から秋にかけて朝夕の過ごしやすさと日中の残暑が、夏に酷使した身体にこたえてくる。 今日もどこかでゲリラ豪雨が降っているようだし、早稲の刈り入れをしたい地方もあるだろう。 日々変わる天候の移ろいから目が離せない。
 我が家では夏の終わりだが、この9月も残暑厳しいのではないか、突発的豪雨も多いのではないかと、遠くの積乱雲を眺める日暮れ時。

 

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