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趣くままに、これ日々、雑記

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陵辱された国民

  • 2015年09月19日(土)20時29分

 我が国を米国51番目の州として維持していきたい、それが最良の未来である、と考えているフシがある。 長いものには巻かれろ、傘下で安住を求めよ、との志向もそれはあって然るべきだろうが、占領下での隷従根性そのままでは国の理念も文化も尊厳もあったものではない。

 政府与党の強行採決騒ぎを見ていれば、若者達でなくとも 「誇りを持った国の政(マツリゴト)」 など行われていないのが明らかだ。 我が国内や国会に何の意思表示もなく、いきなり米議会での 「安保法案成立公約」 には国民みな呆れかえった。 少なくとも当時は呆れるだけで済んだ。 一年余り、大多数の国民が説明不足だと議論要求をする中、ロクな答弁も出来ずに無茶苦茶な手段を講じてまで数にものを言わせた強行採決である。 我等の自衛軍を我等の尊厳と共に米の軍産複合体に差し出したのだ。 うやうやしくだ。

 それほどまでに米国に媚び諂うのか。 自衛隊はあらゆる意味での日本の国防を担う。 この美しく民度豊かな列島国を守らんがために彼等は鋭意訓練を積み、国民の傍らに存在する。 米国の利権、軍産複合体の私欲がために差し出すなど言語道断ではないか。 そのようなことに彼等の命と我々の血税を使うなどもってのほか。

 我が国有事の際にはたして米軍がトモダチ作戦に見せたような働きをするだろうか。 中国軍と小競り合いがあった? そんなものは当事者同士でまず解決して貰いましょうか、国連安保理に諮らねばウチは動けないからな、明らかに向こうが悪いと裁定されれば安保条約にのっとりましょう、なんていうのが関の山ではないのか。
 米中や米ロが戦いたがる訳がなかろう。 核を一発撃てば世界の破滅、通常兵器同士ならば泥沼が延々続くのが解っている。

 安全保障は当然ながら国防の話だ。 政府はそこの踏み込んだ話など一切しない。 いかに防衛機密があるとはいえ、空自のスクランブル回数をどう思うのだとか、尖閣の体当たり攻撃がまたあるぞとか、だからこうしたいのだと周辺事態法も同じ土俵に上げて国民に広く議論を喚起すべきところ、何も示さず時間も与えず、国民に対して 「総理は私だ」 の一点張りで 「トラスト・ミー」 を国民に言い続けた。 特定秘密保護法を強引な数の力で成立させた政府を、いったい誰が信用するというのか。

 二言目には 「国民から選ばれた数」 を強調するが、では政府与党は有権者の何割に票を戴いたのか。 有権者の6割も支持してくれたのか。 そうではあるまい。 なんでもいい勝ちは勝ちだ、よって好き放題にやらせて貰うとはあまりに国民と国権の最高機関を馬鹿にした振る舞いだ。
 この次は何か? 徴兵制は敷かない、憲法違反だからそれは出来ないと言う。 そのような言葉はもはや誰も信用していない。 お得意の 「解釈変更」 でやってしまう腹づもりかも知れない。 悪しき前例を作ってしまったのは他ならぬお前達現政府与党ではないか。

 国民は現政府与党によって陵辱されたに等しい。 国を売られ、日本国民である権利も尊厳も毟り取られたのだ。

 

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サトジュンのせらむん

  • 2015年08月24日(月)22時05分

「レイちゃん・・・あたし達・・・来年は中学三年生よ・・・」

   「だから?」

「・・・ううん・・・・それだけ・・・」

   (もしかしたら、ケンカ売られてるのかしら ?)


ファイル 374-1.jpg けだし名場面ではなかろうか。 ここ第21話ではもう完全に 「アニメ版・火野レイ」 が確立されている。 ムーリド戦だった第11話のエピソードで幾原がかような火野レイに仕立て上げてしまったのだという説も、当時まことしやかに流れたものだった。 実際、幾原が望み好んだ火野レイ像であったとしても、こいつぁ面白ぇやな、それでいこう、それで! と佐藤一派のスタッフがみなどっと沸いたのには違いない。

 かくして、悪ノリではないのかと思わせるほどのコミカルさが、これは大人にしか解るまいともくすぐられるテイストを含んで、一気に 「せらむんオタク」 を増殖させていった。 その中で火野レイは霊感少女たる神秘性を極端に抑えられ、早口でまくし立てる怒りんぼな一般的女子中学生を前面に出し続ける。 それ故に、当時このアニメを毎週楽しみにしていた我が身には今の 「セーラームーン Crystal 」 はまったく面白味がない。 幸いにも、サトジュンのせらむんが何十年かぶりにCMのないNHKで流されるというので、これを秘かに喜々としてまた見ている。

ファイル 374-2.jpg 思えば、TVの前で思わず声を出して笑ってしまう可笑しさを味あわせてくれる脚本や演出は、今の世の中に殆ど見られまい。 佐藤順一や幾原邦彦らがそれだけ凄かったのだと片付けるのは簡単だが、当時とは社会情勢も違い過ぎよう。 その時代に少女のセーラー服戦隊が生まれ、きん注スタッフの佐藤一派と出会ったのも作品の運命、縁かもしれない。

 当時の安月給からでも細々とLDを買い貯めた。 棄てた記憶がないから、あのかさばる邪魔げなイチモツは我が家のどこかの段ボール箱にある筈だ。
 サトジュンのせらむんを見ていると、当時の我が生活が鮮やかに蘇る。 キューハチのDOSの上でWINの3辺りを動かしていた。 MACでサクサクやっている連中が羨ましく思えた。 ソヴィエト崩壊、ベルリンの壁崩壊の頃ではなかったか。

 この第21話、松野浩美、只下和子、麻藤監督なんていうのが登場する。 松下、只野、佐藤のパロディ名だ。 おおそうだった、懐かしいなと腕を組む。 なにより、この回では火野レイが 「金駐!! 」 の袋を下げてピンクのオーバーオールで現れる。 ほぉ、解ってるな、この子、ヤルじゃないかぃ、と火野レイを好きになった。 境内を掃き清める巫女さんというのも気に入っていた。 竹箒を手にして似合うのは巫女装束の火野レイとジーンズにエプロンの音無響子ぐらいなものだと、頑固にも未だそう言い放っている。

 どうであれ、きん注の藤ノ宮千歳がなければ自分はセーラームーンというアニメを見ることもなかったろう。 改めて佐藤順一と藤ノ宮千歳に感謝申し上げたい。

ファイル 374-3.jpg

 

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大正桜に浪漫の嵐

  • 2015年03月27日(金)02時12分

 夕方、ニュースを見終わってチャンネル繰っていたら、懐かしのサクラ大戦TV版の一挙放送を今からやるぞと出た。 一挙? おおそれは良いな、と飯を喰うのもしばし忘れてずっと見ていた。 2クール作品を半分ずつ二晩で放送するというヤツだ。

ファイル 373-1.jpg 当時は気付かなかった佐藤順一の名が絵コンテに1話だけある。 このアニメが作られていた頃はおじゃ魔女でもやっている時代だったか? また脚本に成田良美の名前もある。
 モーションキャプチャやトゥーンシェーディングが多用され始めたのはこの頃なのか、当時、このサクラ大戦TVのOPも既に使っているような映像に見えたものだった。
 どうであれ、面白い。 いつの時代に見ても面白い。 未だこの作品世界に根強いファンが多いらしい。 さもありなん。 設定のユニークな魅力は細部に行き届いている。 アニメーションの技術は段違いに進歩しているし、今や手作業という労力は希少価値となり、手作りとしての味わいがジャンル化している。 15,6年は過ぎようか、それでもなお、メディアミックス作品での魅力は色褪せていない。

 ゲームと異なり、全編動画のアニメにすると物語性により幅が出る。 こまかな端部エピソードも色々添付し易い。 ゲームでも数多くの枝葉を重いほどぶら下げることは出来るが、シミュレーションスタイルの分岐では所詮縦割りに過ぎず、因果をも含めた統一性という点ではひとつの物語として確立し得ない。 また、シミュレーションを持つゲームは縦割りの多様性故に値打ちがある。

 桜華絢爛、轟華絢爛などのOVAに比較すると、ゲーム作品視点では目新しさや作りのクオリティに見劣りは否めないものの、このTVアニメの色恋沙汰を外した書き直しなどは、帝都防衛の特殊機甲師団的要素が黒之巣会との攻防戦を前面に押し出す形となっており、ゲームでは描き難いおどろおどろしい部分もやや余分に味わえる。 また、諜報及び解析を担当する月組、夢組が活動する様子もここでは描かれているのがいい。

 日本人は桜だ。やはり桜の花が好きなのだ。

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甘すぎる風潮

  • 2015年03月13日(金)02時06分

 神奈川の中一少年が惨殺された事件後、どうやって子供を守るべきか、どうすれば子供のSOSを察知できるのか、親御さんの子供に対する接し方まで、TVのコメンテーターなり児童評論家なりが色々と御意見を申し述べておられる。
 だがこの風潮は、最も重要な事を置き去りにしてはいないか。 よくできた好ましい少年だったと、惨殺された少年にスポットを当てるのもそれは結構だが、事件の問題、大元はそこではなかろう。
 いったい、何を食わせて何を教えてどう育てればあのような狂った鬼畜な加害者に育つのか、という加害者達への考察なり論評が何故行われないのか。 何故、その加害者達の家庭を掘り下げてあからさまにしないのか。 社会に向けての悪例として提示、問題提起するのがマスコミの役目ではないのか。

 二言目には 「少年法で保護されるべき」 と宣う。 どうにも人権団体とやらの方向に頭を上げられないらしい。 少年法で当人達が守られるならば、子供はみな生来かように鬼畜ではないのだ、更生できるのだとの理念に立っているようだが、では、そのような鬼畜に誰がしたのか、社会が悪いからだとでも言うのだろうか。 そういう風に育ったのは誰あろう親の責任ではないのか。 家庭が生んだ罪ではないのか。 詫びを入れて済む事と済まぬ事があるのだと、背中で教えなかった躾け放棄ではないのか。

 少年法改正と叫んだところで、せいぜい数年の年齢引き下げにしか出来まい。 ならば、そのザルから零れた罪を親が引き受けなくてどうするのか。 社会の敵・暴力団ですら掟破りが身内から出れば、その世界でのオトシマエをつけねばならんのだ。
 認知症老人の引き起こした致死に至る交通事故も同様だ。 嫌がる老人から無理矢理にでもクルマを取り上げるのが子の務めというものだろう。 高速道路を逆走して人を殺しても 「精神鑑定」 とかいうあやしく御都合主義な手段によって罪は煙の如く消え去るのか。 「オラ知らね」 と身内はそっぽ向いていられるとでもいうのか。

 このおかしな風潮、意識は我が国の 「御上」 からもたらされたものだ。 一切責任をとらず煙に巻いてしまうのが役人と政治屋共であるからだ。 この毒素は見事なまでに蔓延、根付いている。 セイタカアワダチソウも真っ青だ。 その結果何が生じたかと言えば、己だけ上手く擦り抜けて泳ぐのが正道であるという実に我田引水な我欲。 中華人民共和国の汚職官僚大量摘発を笑っていられるのも今のうちだけかもしれない。

 甘い、とにかく甘すぎる。 加害者にも人権だ人権だと手ぬるい事ばかり言っているのは、決して正義ではない。 惨い殺され方をした被害者には人権はおろか、人生さえ既に無いではないか。

 

 

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ローリング☆ガールズ

  • 2015年01月11日(日)08時58分

 馬鹿馬鹿しいファンタジーにドタバタアクション。 溌剌とした少女達の魅力溢れる見事さに腕組みして唸りながらも、動画ならではの滑稽な表現に腹を抱えて笑ってしまう。 こいつは面白い。 ローリングというくらいだから、多分に様々なバイクも描かれるだろう。 その辺りも楽しめそうではないか。

 ともすれば感情表現に重きを置く方向に偏り、そのようなものはノベルで充分でないかと思わせる作品もある昨今に、おそらく、マンガやアニメを楽しめる原点のようなものがここにある。

 ファイル 371-1.jpg

 

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プロのソリスト

  • 2014年12月23日(火)23時46分

 「オーケストラ!」という映画をTVでやっていた。 コミカルで面白かった。 おフランスの映画だから原題は 「 Le Concert 」。 コンサートという意味かな?
 ブレジネフなんていう書記長名が出てくる。 歴代のソ連共産党書記長で、あの顔はいかにも 「ソ連共産党」 というイメージが残っている。 厳ついオッサン連中を集めた重圧的な 「赤軍合唱団」 なんてのが有名だった頃ではなかったか。

 ヴァイオリンのソリストを演じる女優は美しいのだが、チャイコフスキーのコンチェルトをクライマックスのあそこで演奏して観客に聴かせるのであれば、おい、あの演奏演技はもちっとなんとか出来なかったのかと、がっかりしてしまった。 かなり興醒めさせられたのだ。
 勿論、監督の演技指導によるものなんだろうけれど、音楽学校の生徒が練習しているのではないのだから、プロのソリストがチャイコフスキーを弾く、しかも見せ場のクライマックスにあれはないだろう・・・と。

 あれでは宮園かをりの方がはるかにソリストらしい。 面白い映画だったが、それだけにどうにも気に入らない。 口直しに 「四月は君の嘘」 の録画データを回して、かをりちゃんの演奏をまた見てしまった次第。

 さて、今宵は神尾さんのステージライヴでも聴いて寝るとしよう。

ファイル 370-1.jpg

 

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羽原大介

  • 2014年11月30日(日)01時45分

 NHK朝ドラの冒頭テロップで羽原大介の名を見ると、なぜだか嬉しい。 言うまでもなく、かの脚本家は何を隠そう我が 「ふたりはプリキュア」 の “あの" 羽原大介であるからだ。
 まっさんの女房役である米国人女優のインパクトと魅力的立ち回りに惹き込まれるが、羽原大介が久しぶりにNHKのドラマを書いているという事実が自分を視聴させもする。

 初年度のプリキュアで振り返れば、ピーサードの最終戦、夏子と京子の偽物プリキュア、ポイズニー最終戦の偽物ほのか、さなえ婆さんの過去が見えるレギーネ初戦、文化祭のロミオとジュリエット、そしてあの第42話に於ける 「これがプリキュアだ、どうだ、見てくれ!」 とでもいうようなエピソードなど。
 マックスハートになれば、最終回をはじめ、莉奈のポンポコ物語や京都への修学旅行、第38話に於けるなぎほの二人のキャッチボール等々・・・・。
  羽原大介はホンマモンのプリキュアに欠かせぬエピソードをもたらしており、彼の書いたものなくしてプリキュアはここまで自分を魅了しなかっただろうと思われる。 その後もプリキュアシリーズで書いているのかどうなのか、この自分にはあまり興味のあるところではない。 マックスハートの最終回を彼が書いて終わった時点で 「ふたりはプリキュア」 という名作は終焉を迎えたのだ。

 東映、BANDAIのプリキュアブランドを確立したのは2年目までのなぎほのである。 それ以降はそのブランド名で喰っているに過ぎない。 かような辛辣とも言える論じ方は四方八方から批判されるかもしれないが、実際、そうではないのか。 もしも、なぎほのプリキュアが存在せず、その後に10年も手を変え品を変えして放映しているどの年度の作品を取り上げても、ナージャの後釜に据えてプリキュアブランドたるものが得られたろうかと考えてみれば分かろうというものだ。 東映、BANDAIはなぎほのに足を向けて寝てはならないのだ。 職場に神棚を設けてなぎほののホンマモンプリキュアを祀らねばならぬ。

 キャラ設定や年度構成や販促条件など、それはそれは練られたものであろうことは承知するにしても、各エピソードの毎週の楽しみは大人をも虜にした。 その中でまことに有り難い働きをしてくれた羽原大介に、NHK朝ドラを見ながら今、改めて感謝したいと思うのだ。

 

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カジノ

  • 2014年11月07日(金)01時14分

 本気でそのような案を説くのか。 そう考えているのか。 お前達はあやしげなハーブでも吸ってラリっているのではないのか。
 二言目には 「カジノだカジノ、地方再生にはそれが一番」 と説く。 競輪だの競艇だの公営ギャンブルが立ちゆかなくなり、それで、なに? カジノを含める総合リゾート? 

 そもそも、そのような運営、経営のノウハウが我が国にはないだろう。 役人にやらせればお役所仕事で間違いなく失敗。 それだけは明らか。 で、民間に委託するのか。 では民間のどのような企業が得意としているのか。 パチンコ屋か。 今までと同様にショバだけ貸してやるから大陸の半島にせっせと貢げという訳か。 ふざけるのも大概にして貰わねばならない。 西の大陸だけではない、東の大陸からも渡りに船だと外資が侵入してこよう。 第一、暴力団が指咥えて見ている筈がないではないか。 国会や地方議会に息の掛かった手駒を送り込み、役人共と利権争いは必至。 連中にそのテの市場を提供してやる必要がどこにあろうか。 それで地域のためにカネが落ちるとでも思うてか。 いわば、売国行為ではないか。

 我が国民はどうなのだ。 今の現状を見てみればよい。 ドヤ街に住み、僅かな日銭を一杯の焼酎とパチンコ、競輪に使ってしまい、己の健康保険にも入れない輩がうじゃうじゃいる。 アッパラパーなヤンキー夫婦はパチンコしたさに我が子を炎天下の車の中で蒸し殺し、どこかの大企業の馬鹿御曹司は会社の公金を海外賭博でスッてしまった。
 我が国民に賭博は退廃的な堕落への “麻薬" でしかあるまい。 働き盛りの青年が毒漬けハーブに狂ってしまう現状なのだ。 どこで何を見てきたのか、入れ知恵されてきたのか知らないが、そのイワシの腐ったようなマナコを見開いて我が国の有様をよく見てみよと言わねばならない。

 

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躾け

  • 2014年10月03日(金)22時53分

 昨日よ、ウチの姉さがな、真っ昼間に道ばたでイノ公に出くわしたらしいんだ。 歩き方がよ、我が物顔の闊歩だったらしいぜ。

     はぁ、イノシシでっか。 冬に備えて食い溜めしたいんでしょうなぁ。

 オレならよ、積年の恨みで2,3発ぶっくらわしてやるとこだ。 チキショーめ。

     そりゃしかしアンタ、そいつがアンタの畑荒らす個体とも限らんでしょうが。

 ンなこたぁどうだっていいんだよ。 見つけたらぶん殴らにゃいけねんでぃ。

     やれやれ、イノシシも気の毒でんなぁ。

 躾けだよ、躾け! 人間様の臭いのするトコをウロウロしてりゃいいこたぁねぇ、ってのを教えなきゃなんねぇ。 人間もイノ公も一緒だぜ。 ちゃんと躾けてりゃあそれなりのわきまえってモンも育たわぁな。

     エラい剣幕やなぁ。 野生動物の愛護団体が怒りよりまっせ。

 なぁにをぬかしてやがンでぃ。 メリケンなんてなぁバイソンを絶滅寸前まで殺しまくりぁがって。 あいつらぁな、先住民の食料断ち切るために片っ端からバイソンぶち殺したんだぜ。 ただ絶やすためにだけ殺しまくってよ。 片方じゃあちこち教会建ててアーメンなんて神妙な顔しぁがってな。 クジラもよ、奴等ぁ油採るだけで殺しまくったんだぞ。 おクジラ様は粗末にゃ出来ねぇってんで一切無駄にしなかった日本人たぁえれぇ違ぇだわな。

     せやかて、見つけ次第ぶん殴るっちゅうんは蛮族のするこっちゃで。
     そらアンタの腹の虫治まらんのは解りまっけどな。

 畑の害獸もよ、馬鹿じゃねんだぜ。 学習能力ってなぁオレ様以上かもしんねぇ。 だぁから躾けるんでぃ。 この国ぁな、遠い昔っから躾けがあるからな、民度が高かったんでぃ。 今日びの世の中ぁ見てみろい。 それがなっちゃいねぇからひでぇ有様じゃねぇかい。

     いや、外国の人から見りゃ、まだまだ捨てたモンやおまへんで。
     日本の精神文化に憧れるっちゅうガイジンさんも仰山いて・・・。

 

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狂気

  • 2014年09月16日(火)01時00分

 このキナ臭さ、一朝一夕に消せるとは誰も思わない。 大きな車輪がゆっくりと、しかし確実に転げ始めたような漠然とした不安感が人々の中にないだろうか。 東欧の共産圏崩壊に見たような、破壊と再生を見据えた上での争乱とは明らかに異なる。
 人類社会は混沌とした中に狂気を生んだが最後、とことん殺戮を極めなければ理性的精神構造に立ち戻れないものなのか。

 人質を一人ずつ殺害する様を映像で世界中に流すやり方は、弱小集団が強大軍事国家相手に挑む手段として、やはりそれしかあり得ないのかとの絶望の思いに突き落とす。 多くの同胞が拉致連行されているこの国にとっても大変危惧される。

 唯一神以外は認めぬ狂信性は八百万の神を尊ぶ殆どの日本人にとって理解し難い。 独裁と武力強制。 或いは宗教的洗脳。 そこから生じる狂気と悲劇。 世界がある一定の周期をもって大量殺戮を伴う大争乱を繰り返さねばならないのであれば、人類の未来などない。 イスラム国の蔓延りは軍事国家同士のエゴが蒔いた種、その発芽でもある。 アワ喰って根絶やしにしようと欧米を中心に騒ぎ始めたが、困難さは否定出来ない。
 空爆だろうが地上攻撃だろうが、大型火器は使い辛い。 3万以上あるだろうという狂信的戦闘員はひとかたまりにそこに居るわけではない。 ミサイルぶっ放せば一般人を殺してしまう確率の方が高かろう。 武力制圧されている地元の民がこれから空爆の憂き目に遭う事は間違いない。

  

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