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趣くままに、これ日々、雑記

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焼き肉

  • 2011年05月04日(水)08時20分

 飲み連れと二人で焼き網を挟んで座り、豚のホルモンを喰い始めると、もう精肉は注文したくなくなる。 喰うのが忙しいからだ。 面倒なので二人前のホルモンを網の上にドバーッとあけてしまう。 やい、おめぇ早ぇじゃねぇか、もちっとゆっくり喰ったらどうなんだ。 なに言ってぁがる、おめぇこそ、もっとよく焼いてから喰え。 なんてこと言い合いながら箸と口ばかりが忙しい。 気が付けば二人で15~16人前くらい喰っている。 精肉と違って腹に溜まらないせいだ。 これが1ポンドのステーキを喰えと出されたのであれば、ちょいと大変だ。

 育ちが上品でないからか、自分は今風のきれいな焼き肉屋を好きでない。 生肉で食中毒騒ぎになったああいう店は作りもお洒落なのだろうが、看板、入り口の雰囲気からして 「喰いに入ってみよう」 という気にならない。

 きれいなベベ着たお嬢様達もお子様方もどうぞご存分にお召し上がり下さいませ、という構えはファミレスの延長だろう。 焼き肉屋は七輪に炭火、その上に簡単な餅焼き網でも置いて、もうもうたる煙と脂の中で喰う店が一番旨い。 傍らに置いたジョッキのビールに脂が跳んで、泡が即座になくなるくらいの店でなければ話にならない。
 うどん屋なら素うどんを喰ってみるといいように、豚のホルモンでも喰ってみれば、その焼き肉屋が旨いのか否かが大抵判る。 人の良さそうな韓国人のおっちゃんとおばちゃんが細々やっている店がいい。 そういう店でホルモンが旨ければ、カルビだのタンだのというやつもみなイケる。

 焼き肉屋も寿司屋も、今やファミレスと変わらない。 下手すれば居酒屋までそうなっていて、子供用のスイーツまで用意してある。 てめぇ、酒喰らう場所にガキなんぞ連れてくンじゃねぇやな、なんていう暗黙のしきたりとわきまえのあった頃が懐かしい。
 亡くなった子供さんは気の毒だ。 生肉の扱いについて慎重さを欠いた食中毒。 チェーン店なれば、お得意の 「マニュアル」 とかいう奴の上にあぐらかいて居眠りしていたのか。 生肉を客に出すという行為に、プロフェッショナルとしての吟味があったのかどうか。 厚労省の指針、指導不備も含め、死亡者が出ている現状からも再発防止措置を急がねばならん。

 また、自分達夫婦が喰いたいからと子供をそこに連れて行き、何の躊躇もなく自分達と同じものを喰わせるのは考えものだ。 免疫性も抵抗力も大人とは異なるという至極単純な道理を改めて認識しておくべきだろう。 店の衛生管理責任は重大だ。 しかし、家庭の冷蔵庫内で腐らせてしまった食材を我が子に喰わせるバカもいないだろう。 よからぬものが子供の口に入る直前で止められるのはやはり親御さんしかいないのだ。 食い物に限らず、子を守れる最後の砦は他ならぬ親御さんではないか。

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タヌキとヒゲおやじ

  • 2011年05月03日(火)09時41分

 10日ほど前だろうか、出くわしたタヌキを捕まえてやろうとしてお袋さんに笑われた。
 お袋さんと買い物の帰り、我が家近くの道でタヌキが飛び出してきて側溝の中へ入った。 蓋のないU字溝だが畑への乗り入れ箇所は埋設のヒューム管になっている。 φ300 とおぼしきその中に潜り込んだ。 あんにゃろうめ、ウチの畑へも入って好き放題荒しぁがった奴に違ぇねぇ、叩きゃホコリの出るヤローに決まってらぁ、ここで出会ったなぁ百年目、覚悟しぁがれぃ、とばかりにクルマを停めて忍び足でヒューム管に近付いた。

 どうしてくれようか、お袋さんは戦力にならないし出口は二つ。 片方に何か詰めて塞げればと思うものの、妙案はない。 そうこうしていると上流側から飛び出しやがった。 あ、てめぇ、コノヤロー! と小石を投げても当たりはしない。 こちらの間抜け面を嘲笑うかのようにふくよかな腹をボヨンボヨンと波打たせて藪に消えた。 実にけたいくそ悪い。
 一部始終を助手席から眺めていたお袋さんは大笑い。 そんなもの、出くわした一匹捕まえたところでなんにもなりはしない、相手はどれだけの数だと思っているのかとカラカラ笑う。 確かにおっしゃる通り。

 アルカイダのビンラディンが消されたというニュースを聞くに、あの日のタヌキとお袋さんの笑い顔がぶり返される。 ヒゲおやじ一人消したところでどうなるのだという思いがある。 麻原を取っ捕まえて上九一色の施設を排除してもオウムの連中はゴキブリのように残存する。 仮にダイサク爺ぃが天寿を全うしたとしてもなんたら学会はそれを更に神格化するだけだろう。

 米国民の熱狂ぶりは少し解る気がする。 彼等にしてみれば自国本土内が建国以来初めて急襲された 9.11 だったのだから衝撃も大きく、報復への欲求は当然だったろう。 今の平和ボケ日本にしても、東京をはじめとする主要都市のどこかで何千人という規模の死者を出すテロに遭えば、世論は一挙に軍備増強だ報復だ仇討ちだとなるのは火を見るより明らかではないか。
 もっとも、そういう種を蒔いた大国のエゴと傲慢姿勢は否定できない。 世界の覇権を握るため、瀕死の弓状列島に必要以上な核爆弾までを使用した。 我が国の国益に添う行為は全て正義なのであると、世界警察を気取ってはいけしゃあしゃあと 「核を使っていいのは我が国だけだ」 とでも言いたげなスタンスが国家スピリッツだとするならば、傲慢大国の屁理屈もここに極まれり。

 ただ、あの国には日本よりも幾分マシなジャーナリズムがそれでも存在し得るかに思う。 異色のドキュメンタリー映画を作る 「華氏 911」 のマイケル・ムーアなどは政界や大企業にとって煙たかろうし、9.11 同時多発テロは仕組まれた政府の陰謀だと主張して止まぬ人々もいるらしい。 いいに付け悪いに付け、一見突拍子もない主張まで世の中を賑わせる。 アポロ計画を遂行した国で 「Capricorn One」 のような猜疑に満ちた映画が作られる。 自分が肺ガンになったのはタバコ販売を容認している国が悪いのだから補償して慰謝料よこせと訴えた奴もいる。
 公民権運動家の黒人牧師も若き大統領さえも、都合悪い者はみな撃ち殺してしまう国だけに、まずはオカミを疑って掛かり、主張したいことは周囲の嘲笑を買ってまでもやってしまう土壌があるのかもしれない。

 我が国を振り返ればどうなのだ。 議員報酬と公務員人件費をとにかく切れと、ここまで庶民が叫んでいるにもかかわらず、その件に触れることタブーと言わぬばかりに貝の如く口を閉じ、話題にも挙げぬ日本の新聞・TVなどは所詮揉み手の御用メディアでしかない。 気骨のジャーナリズムは存在し得ず、その独裁体制を卑下してきた中国などと実は何も変わらぬ有様である事を、一体どれほどの国民が自覚しているだろうか。

 アルカイダの報復行動はあるだろう。 それなくして彼等の存続意義はない。 我が国にも及ぶのかどうか、用心に越したことはない。 タヌキ一匹捕まえたところでお山にまだどれだけいるのか知れたものでなく、畑の作物は我が手で守らねばならない。 元はと言えば国策のみみっちい補助金に踊らされてお山を “杉畑・檜畑” にしてしまった人間のせいではないか。 世界の縮図が田舎にも見て取れる。

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男の娘

  • 2011年05月01日(日)13時39分

 土曜の深夜に 「フラクタル」 のアニメを見る。 その時刻にまだ起きていればの視聴だが、サラリーマン時代の名残からかサタデーナイトは大概遅くまで起きている。
 酒を飲んでいて遅くなるのが専らだ。 これではろくな死に方しないだろうと思いつつも、庶民のささやかな楽しみまで無くしたくはない。 酒が口に出来ない土曜の夜ほど虚しく寂しいものはないのだ。休日出勤が当たり前のような職種だったし、今の生活も土日祝祭日など無縁であるが、社会人に成りたての頃から自分なりの週間区切りをそこに設けていたものだ。 この女の子をイテこまそうと気の利いたショットバーなどにペアでしけ込んで飲む機会などさすがになくなったが、週末となるとやはり唇の乾きを潤さずにはいられない。

 「フラクタル」 に続く時間帯に 「放浪息子」 をやっている。 ついでに見てしまったのがきっかけで、今では 「放浪息子」 が終わるまで寝ない。 何というのか、これは妙な感じを覚える作品だ。
 女装の美少年とくればヤクザの息子・大空ひばり君とか、「しゅごキャラ!」 で女形を舞う藤咲なぎひこ君を即座に思い浮かべるものの、ひばり君やなぎひこ君は至極当然と言わんばかりにあっさりしたもので、そこには苦悩も切実さもなかった。 前者は女の子の華やかなファッションが好きなのであって、後者は日舞修行の一環であるとする “割り切り” が見られる。
 「放浪息子」 の二鳥修一君の場合は、女の子そのものになりたい願望を持つようで、性同一性障害に悩む人々とは異なるにしても、憧れが膨らむあまり、かなりそれに近い精神状態なのかもしれない。

 見ていて妙な感覚を得るのは “妖しさ” のせいだろう。 中性の妖しさだ。 最近は 「男の娘(オトコノコ)」 とか表現されて、オカマおじさんにはない幼い中性の妖美が静かなブームであるそうだが、妖しく化ける子もまたそれを好む人々も昔から不変である。 古くは白土三平の 「カムイ伝」 でカムイが変装する鏡隼人なる美少年剣士など、実にそれらしい雰囲気を持っていた。 ヅカの男装麗人にオバサマ達が溜息と共に陶酔し、玉三郎の女形には中国の人々も大熱狂した。

 人間は第二次性徴が表面立つまで外見上は中性に等しい。 ベビーフェイスで華奢な男の子が女の子に化ければ、中には本物以上の美少女に見える子もそれは少なくなかろう。
 食い物のせいなのか平和ボケ社会のせいなのか、特に近年は草食系男子が多数を占め、コーヒーカップを鷲掴みにしてがぶ飲みする野卑な男も見られず、化粧品に囲まれてファッショナブルな生活を営む青年が増えた。 そんな世であれば、声変わりする前の男の子も中性的というより少女的になっているのかもしれない。
 あくまで想像だが、自分達の息子はゴツゴツした厳つい青年に育つより垢抜けしたスマートな色男になって欲しいと、多くの若い親御さん達は望んでいるのではないだろうか。 中には、女の子が欲しかったので生まれた長男を女の子のように育てたという御両親もいるだろう。

 様々な環境条件が考えられるにせよ、今や女の子より女の子らしく見える 「男の娘」 が悠然と街中を闊歩する。 いたずら天使のような風貌に好奇の目が注がれるのも、少女達から羨望の眼差しを受けるのも、その子らにとってはこの上ない心地良さなのだろうと思う。
 

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「まだ足りない」

  • 2011年04月28日(木)18時01分

 東電が打ち出した役員報酬50%削減などについて、経済産業相が 「まだ足りない。世論や国民感情も考えていただきたい」 と更なる削減を求めたらしい。
 元が半端な高額報酬でないだけに、国民感情としては確かに 「まだ足りない」 のではあるが、では、国も補償責任がある以上、お前達国会議員報酬は据え置きなのか?  国家公務員人件費も5~6%削減でお茶濁しなのか?  との腹立ちも同時に湧き上がる。
 とどのつまり、政府、省庁、東電による利権腐食のツケを国民に対する増税で済まそうという卑劣な腹が丸見えで、更には 「悪いのは東電だけ」 と言いたげな発言は政府の責任逃れ以外なにものでもない。

 親方日の丸な東電などは、経産相の言うようにもっと報酬削減すべき。 しかし、その事によって自分達に降り掛かる火の粉が少なくできると政府が目論んでいるのであれば、それはとんでもない間違いである。 国民はそれほど甘くはない。

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こんなところで 「けいおん!」 が

  • 2011年04月26日(火)19時26分

 先日、別段目的もなくTVチャンネルを繰っていたら、ディズニーチャンネルで 「けいおん!」 をやっていた。 なんでディズニーチャンネルなんだい? とは思ったものの、そういえば 「カレイドスター」 や 「大正野球娘」 なんかも放送していたし、ディズニーアニメだけ流していたのではなかなか見て貰えそうでないのだろう。 日本での放送なれば、いわゆる 「Anime」 の日本マンガ絵と独特の感覚は無視できず、真似できず、且つ必要だ。 XDでは 「メジャー」 とか 「おお振り」 なんかもやっているようだし、その文化が完全なものとなっているアニメ大国でディズニー作品だけ前面に押し出して広げようとしても難しい。

 物心ついた時からマンガ絵と児童アニメに囲まれて育つ日本の子供達にとって、海外作品のキャラクター達は可愛くない。 日本のマンガ、アニメキャラの魅力は風刺画からの派生とは異なるからだ。 実際のところ、子供達はディズニーランドへ行きたがるが、ディズニーアニメはさほど見たくはないのではないか。 例えば、TVに映るディズニーチャンネルは、パック契約の中に組み込まれているから視聴料を得ているが、これが単独で視聴契約をとなっていたなら、おそらく殆どの家庭にスルーされそうだ。

 ミッキーを象ったチャンネルロゴは邪魔なほどバカでかいし、本編放送中の妙な宣伝テロップが大きなフォントサイズでまことにうざったい。 見る子供達も快適ではないだろう。 それよりはプリキュアシリーズやミルキィホームズの方がはるかに可愛く、華やかさに満ち、冒頭に 「最近、インターネットで・・・・」 なんていう御注意テロップしか流れないのだから、これは勝負にならない。

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ありがとう、スーちゃん

  • 2011年04月22日(金)22時28分

 歌手の本田美奈子さんが亡くなった時にかなり寂しい思いをしたものだった。 スーちゃんも然りだ。

 てめぇなんざぁたった今でもくたばっちめぇ、世界の誰も惜しいたぁ思わねぇや! なんてこと言ってやりたい穀潰しほど長生きするものだ。 ウチの婆さんが生前よく言っていた。 ろくでもない嫌われ者ほどいつまでも達者で、死ぬまで人様に迷惑かけるもんじゃ・・・・と。 それでも、スーちゃんには長生きして欲しかった、と思う。

 キャンディーズが人気を博したのにはTBS系列の怪物番組 「8時だよ! 全員集合」 にほぼ準レギュラー扱いで出演していたこともある。 今の世なら 「キャンディー」 などは使い古しの臭いイメージでしかないが、当時耳にする 「キャンディー」 は甘酸っぱい少女マンガイメージをそれでも保っていた。 またそれだけ彼女等は生娘な処女性を湛えていた。 後に登場するピンクレディーの悩殺的振り付けとは明らかに一線を画する。

 ラン・スー・ミキと聞けば、おお、しゅごキャラ! と反応する今の時代。 思えばキャラクターに対する思い入れの分別化というものはキャンディーズ全盛時代にも既に確立されていた。 スーちゃんを好きな人は、ランちゃんを、ミキちゃんを好きな人は概ねこういう性格であろうというのがそこらの雑誌誌面を賑わせていた。
 魅力的な三人の内から一人を選べと厳しい詰問が投げ掛けられたなら、何を隠そう、自分はスーちゃんを好きであった。 解散後、やがて彼女は映画やTVドラマで見掛けることになる。 ああ、いい女優さんになっていたのだなと思ったものだ。

 自分にとっては、やはりキャンディーズのスーちゃんだった。 今はただ、ありがとう、と惜別したい。

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捕殺アピール

  • 2011年04月21日(木)11時26分

 脇谷二塁手の明らかな落球。 しかし塁審からは死角。 判定覆らず、ゲームの流れは見事に反転した。 20日夜の阪神-読売2回戦である。

 外野席観衆の目にもVTRにもしっかり捉えられた落球の瞬間だったが、塁審には見えなかった。 長野外野手が瞬時に送球方向を指し示すものの、脇谷二塁手は捕殺をアピール。 それが受け入れられた。
 ネットでは脇谷選手を非難する声も多いが、それは間違っているように思う。 審判の死角かもしれないと踏んで真実でないアピールをする行為はどのゲームでも茶飯事だ。 サッカーなど見ていても、相手のユニフォームを半ば当然の如く掴んで引っ張り回す。 ホイッスルさえ吹かれなければ、時にそれらは頭脳プレーとまで表現される。

 かつて、カープの達川捕手などは疑惑のデッドボールのオンパレードだった。 審判が苦笑いしながら手を横に振ってアピールを退ける光景は毎度お馴染みで、観衆はそれをも楽しんでいたものだ。 「プロ選手としてあるまじき行為」 などと脇谷選手を批判するのは過剰な反応だ。 あの場面、賭けに出てアウトをもぎ取り、試合の流れを瞬時に反転させたのだから、その少し前に演じたお粗末なお手玉プレーの穴埋めに充分な功績だった。
 ただ、野球少年達の目にどう映ったかと言われればあまり褒められたものではないだろう。 生活のかかったプロの試合を教育的観点から考察する議論は今後も大いに為されていいと思う。

 それよりも審判団に抗議があるのが当然で、フィールド全域を隈無く網羅できず死角の発生はいたし方ないとしても、公平なフェアプレイ維持のために今後の課題とすべきだろう。
 それにしても、試合の流れが一挙に変わる様を目の当たりにすれば、精神的刺激が物理をこうも動かし得るのかと改めて驚き、また感心する。

 東西の人気球団同士の試合で起こったミスジャッジ、しかも得点に絡む場面だっただけに反響も小さくはなかったが、負けた阪神はなんとも不運であったとしか言いようがない。 トラキチの立場から見れば、ポテンヒットしか打てぬブラゼル選手がポテンヒット1本損したのであって、とにかく得点能力のない現状の貧打戦がそもそもの敗因なのである。

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身を正さねば

  • 2011年04月19日(火)18時58分

 復興のためには第一に消費税増税、との論調はどこで仕掛けているのか、 大手メディアは扇動役を買っているように見える。 この際だからそれいけやれいけでやっちまえという動きはいただけない。 ヤマモトヨーコじゃあるまいし、それゆけ音頭でそう易々と増税を謳われてはたまらない。

 まず国会議員と国家公務員人件費の削減をやりましょう、と言っている連中が国会内でどれほどいるのか。 せいぜい渡辺のトコぐらいではないのか。 それをまずやらずして増税だ増税だと説くのは本末転倒だろう。 やがての増税は仕方ない。 それは誰もが承知している。 震災復興のためにみなさんはもっと多くの税金を納めて下さい、私らは相変わらず高額給料で税金を貪らせて貰いますよ、というのでは 「てめぇら、そのうち殺されるぞ」 と憤怒の刃を抜く輩も少なくなかろう。

 実際の話、国会もお役所も、それこそ国民の空気を読んで身を正さねば、やがてはよからぬ大事件にでも繋がりそうな恐れがある。 民衆の我慢にも限度というものがあるだろう。 ムシロ旗があちこちで揚がるうちはまだいいが、一部の思慮薄き国民がテロに走りかねないではないか。 大戦前の暗黒時代だ。

 携帯非常食の乾パン囓りながら遺体捜索に当たっている最前線の自衛官まで給料下げよとは言ってない。 全体プールで2割切れと言っているのだ。 国会議員など3割切ったところで政治活動に支障が出るとは到底思えない。 当然ながら地方公務員人件費も準じて切るべし。 これもプールで考えればいい。 一家四人、年収300万そこそこで生活している人々も多くいるのだ。 未曽有の国難ですが私らはそのまま高給貰い続けますというのでは、そのうち役所の建物にダンプで突っ込む奴等も出てこよう。 そうなったのでは火事場泥棒どころの騒ぎではない。 全国規模で治安は大いに乱れまくる。 そういう種を蒔いているのが中央政府であり国会である事を自覚すべきだ。

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太政官布告みたいに

  • 2011年04月16日(土)23時23分

 この国難にハラキリ出来る奴が政界にいないという現実は、我々にとって最大の不幸である。 事が一段落したら打ち首だろうが釜茹でだろうが好きにしてくれという気概がない。 故に何ひとつ案も出せず先導も出来ず、知恵を下さいみんなで議論しましょうと、訳の分からん臨時組織ばかりあちこちに作りまくって、にっちもさっちもどうにもブルドッグだ。 (かなり古いな)
 こういう事態の場合は、無茶とも思える強引さもある程度必要ではないか。 自販機とパチンコ屋の電力消費をやり玉に挙げた都知事などは、元々過激な発言を売りにしている知事とはいえ、ある種の信念がそこに表される如きもっともな御意見ではなかったか。 パチンコ屋など百害あって一利無しだ。 バカ親が駐車場のクルマの中で赤子を煎り殺すだけの施設ではないか。 国民がより一層阿呆になるだけのお遊戯だろう。
 
 「過多なゴルフ場無用論」、「ゴルフ場農地換地論」 を提唱する自分としては、今こそこの有事のついでに土地に関する法律改正を成し遂げてはどうなのだと思う。 ただでさえ中国マネーが我が国土を買い漁っている現状なのだから、外国人土地法を筆頭にこれは急務でもあるという焦りすらある。

 何度も言うが、国土面積の割に存在する我が国のゴルフ場数は、その比率、世界で群を抜いているのではなかろうか。 全国で 2,000 を越すゴルフ場があるそうだ。 何も生まないただの芝生だけなエリアはなんとも勿体無い。 こんなもの全部要らん、と言えば宮里も石川も困るだろうから、ランキングで格付けしてしまえばいい。 明治の太政官布告のようなものだ。 有無を言わさず全国の神社に格付けしてしまったあのとんでもない暴挙である。 それを敢えて今、ゴルフ場に布告するのだ。 2,000 以上あるのなら8割方無くしたところで差し支えなかろう。

 下位ランクにされたそこは、有事の際に国家が強制的に一時没収出来るとする。 鉄道はないが道路はある。 仮設住宅敷地にでも何にでも使えばよいではないか。 勿論、持ち主企業の猛反発はあるだろうし、政治屋の利権も絡んでいる。 そこに強行性が必要になる。 有無を言わさずやってしまうのだ。 グダグダ言う奴は固定資産税を現行の5倍くらいむしり取ってやればいい。 こうなれば中国やヒットラーよりひどい話ではあるが、狭い国土の有効利用に遊び地の活用は欠かせない。 なにせ造成する期間、費用が随分助かる。

 地球観測衛星 「だいち」 からならよく分かるだろう、殊に関東の首都周辺は虫食いだらけの土地になってしまっている。 また、ああいう施設は農地のように人間が口にするものを作っているわけではないから、毎日どんな薬剤を撒きまくっているか知れたものではない。
 千葉、茨城なんて県には合わせて300近いゴルフ場があるそうではないか。 県の土地利用に関係してきた連中もちょいとアタマおかしいのではないのか。 和歌山のようなド田舎県でも20程あるのだから、宮城と岩手合わせれば優に50以上はあるだろう。 広いフェアウェイに片っ端から仮設住宅建てまくればいい。 電気と水道だけ引っ張ればガスはプロパンでいい。 敷地内道路は現存の管理道路をちょいと広げてやればOKだ。 スーパーやコンビニの仮店舗ぐらいも出来るだろう。

 居酒屋噺の夢物語には違いないが、永田町や霞ヶ関は少しはそういうとんでもない思い切った発案が出来ないのかと、一向に進まぬ復興対策に苛立ちを覚えるのだ。

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よくわからんが

  • 2011年04月14日(木)01時09分

 OS が UP DATE された途端、最新記事がすっ飛んでしまった。  なんだろう?

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