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サトジュンのせらむん

「レイちゃん・・・あたし達・・・来年は中学三年生よ・・・」

   「だから?」

「・・・ううん・・・・それだけ・・・」

   (もしかしたら、ケンカ売られてるのかしら ?)


ファイル 374-1.jpg けだし名場面ではなかろうか。 ここ第21話ではもう完全に 「アニメ版・火野レイ」 が確立されている。 ムーリド戦だった第11話のエピソードで幾原がかような火野レイに仕立て上げてしまったのだという説も、当時まことしやかに流れたものだった。 実際、幾原が望み好んだ火野レイ像であったとしても、こいつぁ面白ぇやな、それでいこう、それで! と佐藤一派のスタッフがみなどっと沸いたのには違いない。

 かくして、悪ノリではないのかと思わせるほどのコミカルさが、これは大人にしか解るまいともくすぐられるテイストを含んで、一気に 「せらむんオタク」 を増殖させていった。 その中で火野レイは霊感少女たる神秘性を極端に抑えられ、早口でまくし立てる怒りんぼな一般的女子中学生を前面に出し続ける。 それ故に、当時このアニメを毎週楽しみにしていた我が身には今の 「セーラームーン Crystal 」 はまったく面白味がない。 幸いにも、サトジュンのせらむんが何十年かぶりにCMのないNHKで流されるというので、これを秘かに喜々としてまた見ている。

ファイル 374-2.jpg 思えば、TVの前で思わず声を出して笑ってしまう可笑しさを味あわせてくれる脚本や演出は、今の世の中に殆ど見られまい。 佐藤順一や幾原邦彦らがそれだけ凄かったのだと片付けるのは簡単だが、当時とは社会情勢も違い過ぎよう。 その時代に少女のセーラー服戦隊が生まれ、きん注スタッフの佐藤一派と出会ったのも作品の運命、縁かもしれない。

 当時の安月給からでも細々とLDを買い貯めた。 棄てた記憶がないから、あのかさばる邪魔げなイチモツは我が家のどこかの段ボール箱にある筈だ。
 サトジュンのせらむんを見ていると、当時の我が生活が鮮やかに蘇る。 キューハチのDOSの上でWINの3辺りを動かしていた。 MACでサクサクやっている連中が羨ましく思えた。 ソヴィエト崩壊、ベルリンの壁崩壊の頃ではなかったか。

 この第21話、松野浩美、只下和子、麻藤監督なんていうのが登場する。 松下、只野、佐藤のパロディ名だ。 おおそうだった、懐かしいなと腕を組む。 なにより、この回では火野レイが 「金駐!! 」 の袋を下げてピンクのオーバーオールで現れる。 ほぉ、解ってるな、この子、ヤルじゃないかぃ、と火野レイを好きになった。 境内を掃き清める巫女さんというのも気に入っていた。 竹箒を手にして似合うのは巫女装束の火野レイとジーンズにエプロンの音無響子ぐらいなものだと、頑固にも未だそう言い放っている。

 どうであれ、きん注の藤ノ宮千歳がなければ自分はセーラームーンというアニメを見ることもなかったろう。 改めて佐藤順一と藤ノ宮千歳に感謝申し上げたい。

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大正桜に浪漫の嵐

 夕方、ニュースを見終わってチャンネル繰っていたら、懐かしのサクラ大戦TV版の一挙放送を今からやるぞと出た。 一挙? おおそれは良いな、と飯を喰うのもしばし忘れてずっと見ていた。 2クール作品を半分ずつ二晩で放送するというヤツだ。

ファイル 373-1.jpg 当時は気付かなかった佐藤順一の名が絵コンテに1話だけある。 このアニメが作られていた頃はおじゃ魔女でもやっている時代だったか? また脚本に成田良美の名前もある。
 モーションキャプチャやトゥーンシェーディングが多用され始めたのはこの頃なのか、当時、このサクラ大戦TVのOPも既に使っているような映像に見えたものだった。
 どうであれ、面白い。 いつの時代に見ても面白い。 未だこの作品世界に根強いファンが多いらしい。 さもありなん。 設定のユニークな魅力は細部に行き届いている。 アニメーションの技術は段違いに進歩しているし、今や手作業という労力は希少価値となり、手作りとしての味わいがジャンル化している。 15,6年は過ぎようか、それでもなお、メディアミックス作品での魅力は色褪せていない。

 ゲームと異なり、全編動画のアニメにすると物語性により幅が出る。 こまかな端部エピソードも色々添付し易い。 ゲームでも数多くの枝葉を重いほどぶら下げることは出来るが、シミュレーションスタイルの分岐では所詮縦割りに過ぎず、因果をも含めた統一性という点ではひとつの物語として確立し得ない。 また、シミュレーションを持つゲームは縦割りの多様性故に値打ちがある。

 桜華絢爛、轟華絢爛などのOVAに比較すると、ゲーム作品視点では目新しさや作りのクオリティに見劣りは否めないものの、このTVアニメの色恋沙汰を外した書き直しなどは、帝都防衛の特殊機甲師団的要素が黒之巣会との攻防戦を前面に押し出す形となっており、ゲームでは描き難いおどろおどろしい部分もやや余分に味わえる。 また、諜報及び解析を担当する月組、夢組が活動する様子もここでは描かれているのがいい。

 日本人は桜だ。やはり桜の花が好きなのだ。

ローリング☆ガールズ

 馬鹿馬鹿しいファンタジーにドタバタアクション。 溌剌とした少女達の魅力溢れる見事さに腕組みして唸りながらも、動画ならではの滑稽な表現に腹を抱えて笑ってしまう。 こいつは面白い。 ローリングというくらいだから、多分に様々なバイクも描かれるだろう。 その辺りも楽しめそうではないか。

 ともすれば感情表現に重きを置く方向に偏り、そのようなものはノベルで充分でないかと思わせる作品もある昨今に、おそらく、マンガやアニメを楽しめる原点のようなものがここにある。

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羽原大介

 NHK朝ドラの冒頭テロップで羽原大介の名を見ると、なぜだか嬉しい。 言うまでもなく、かの脚本家は何を隠そう我が 「ふたりはプリキュア」 の “あの" 羽原大介であるからだ。
 まっさんの女房役である米国人女優のインパクトと魅力的立ち回りに惹き込まれるが、羽原大介が久しぶりにNHKのドラマを書いているという事実が自分を視聴させもする。

 初年度のプリキュアで振り返れば、ピーサードの最終戦、夏子と京子の偽物プリキュア、ポイズニー最終戦の偽物ほのか、さなえ婆さんの過去が見えるレギーネ初戦、文化祭のロミオとジュリエット、そしてあの第42話に於ける 「これがプリキュアだ、どうだ、見てくれ!」 とでもいうようなエピソードなど。
 マックスハートになれば、最終回をはじめ、莉奈のポンポコ物語や京都への修学旅行、第38話に於けるなぎほの二人のキャッチボール等々・・・・。
  羽原大介はホンマモンのプリキュアに欠かせぬエピソードをもたらしており、彼の書いたものなくしてプリキュアはここまで自分を魅了しなかっただろうと思われる。 その後もプリキュアシリーズで書いているのかどうなのか、この自分にはあまり興味のあるところではない。 マックスハートの最終回を彼が書いて終わった時点で 「ふたりはプリキュア」 という名作は終焉を迎えたのだ。

 東映、BANDAIのプリキュアブランドを確立したのは2年目までのなぎほのである。 それ以降はそのブランド名で喰っているに過ぎない。 かような辛辣とも言える論じ方は四方八方から批判されるかもしれないが、実際、そうではないのか。 もしも、なぎほのプリキュアが存在せず、その後に10年も手を変え品を変えして放映しているどの年度の作品を取り上げても、ナージャの後釜に据えてプリキュアブランドたるものが得られたろうかと考えてみれば分かろうというものだ。 東映、BANDAIはなぎほのに足を向けて寝てはならないのだ。 職場に神棚を設けてなぎほののホンマモンプリキュアを祀らねばならぬ。

 キャラ設定や年度構成や販促条件など、それはそれは練られたものであろうことは承知するにしても、各エピソードの毎週の楽しみは大人をも虜にした。 その中でまことに有り難い働きをしてくれた羽原大介に、NHK朝ドラを見ながら今、改めて感謝したいと思うのだ。

 

NHKの愚行

 畑でラジオを流しつつ片付け作業をしていたら、なんと、「精霊の守り人」 を実写ドラマにするそうな。

ファイル 364-1.jpg 同じNHKだというから笑ってしまう。 あのアニメの女短槍使いを実写女優で演ろうというのだ。 「あずみ」 を実写映画化してとことん馬鹿にされたのと同レベルな愚行ではあろうに、と肩をすぼめて呆れる始末。
 綾瀬はるか? ふむ、化粧品のCMやってるくらいだし、大河ドラマで鉄砲撃ってたから今度は短槍を振り回させようということか。
 くだらない企画だから見る気もさらさら無いが、銭を徴収して成り立てているNHKなれば、ひとくされ文句を垂れねば腹の虫も治まらぬ。

 神山健治のアニメに於ける主人公・バルサは魅力的だった。 沈着な短槍使い用心棒ながら、ひとたび牙を剥けば 「虎」 になる凄まじさ。 一方でチャグムを見守る眼差しは母親であり、その身の上にあるべき生き方を説いて聞かせる。 タンダの好意には気付いているものの、己の生き方を変えることはしない。 哀愁に憂える表情を見せる時、どこか攻機2ndGIGの草薙素子と重ねてみたくもなった。

 原作小説はさておき、あのアニメ作品を好んで見た者はおそらく実写ドラマなんぞ見る前から幻滅の至りだろう。 バルサのキャラもそこでひとつの確固たる形が成されている以上、どうひいき目に見たところで 「無理な駄作」 にしかなりはしない。
 嘆かわしきは企画力の無さではないか。 朝ドラも大河も国民的ドラマと言われる程のコンスタンスな視聴率を得られている状況は、そこにあぐらを掻く怠慢を生んではいないのか。 韓国時代劇でも定期的に流しておけばオバサン視聴者を喜ばすことが出来る、というように安易な前例崇拝主義に陥っているのではないのか。 一定の評価を得たアニメ作品の尻を拝んで済ます企画を見れば、 「いや、これはアニメを見なかった人達のためにですね・・・また違ったバルサを見ていただければ・・・」 なんていう能書きも冷ややかに受け止められるだけに思う。

 どうあれ、これだけは断言出来る。 アニメ作品を楽しんだ視聴者からはおそらく総スカンを喰らうだろう、と。

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天才女優

 ワールドカップの初戦も落としてしまったし、カープもタイガースも負けてばかり。 馬鹿臭くてプロ野球なんぞ見る気も失せてしまった今日この頃。 晩飯喰った後のささやかな楽しみは ANIMAX で放送している 「ガラスの仮面」。 ^^;)

 花登筺の商売根性物に出てきそうな “あくどい" カタキ役が、えげつなく汚い手段で主人公・北島マヤ達に襲いかかる。 ぬおおおお、なんて汚い奴等だとムカムカ腹を立てながらすっかり主人公の味方になって見てしまう。 ^^;)

ファイル 362-1.jpg 思えば、汚くずるいカタキ役の登場する作品がいつの頃からか敬遠され気味になっていなかったろうか。 現実にそのような輩が世の中に多々存在しすぎて、見る側の観客が退いてしまいがちなのか。
 自己保身のためならば非情だろうが非道だろうが、自己に利あれと周囲の者を傷付け踏み台にしてまでその場を凌ごうとする嫌われ者。 まぁ、まるで中国共産党のようなものだが、そのようなカタキ役を見ていると、それは物語の登場人物とはいえ、見ていて胸くそが悪くなり、気分を害し、あまり心地良い物語鑑賞ではない。 虐げられる善玉主人公に肩入れして感情移入となれば、尚更にムカっ腹が立ってこようというものではないか。

 「明日のナージャ」 ではローズマリーがその役を演じ、おかげで当時の幼女達から忌み嫌われるキャラとなった。 ローズマリーにあそこまでさせなければもう少し視聴率も稼げ、玩具も売れたのではないかと論じる人もいたくらいだ。
 例えば今この時代、 「小公女セーラ」 なるアニメを子供のゴールデンタイムに放送すればどういう反応が返ってくるだろうかと、どうでもいいような事ながらちょいと興味がある。 腐れミンチンだのひねくれラビニアだの、憎まれ役として強烈な存在に事欠かない。


ファイル 362-2.jpg 面倒な作業を嫌い、コンピュータ演算処理をフル活用する近代社会に身を置いていると、辛抱強く粘り強くといった地道さがどうにも焦れったく思えてしまう事がある。 コピペ多用の馬鹿学生を嘆かわしく見ていられるほど自分の生活は地道な積み上げで構築されてはいない。 ある種の求道者的人々から見れば自分の日常などまったく退廃的な堕落である。
 今の子供達は辛抱がないとか耐え忍ぶ徳がないとかおっしゃる評論家センセもいるようだが、その実、この自分を含める大人達こそそれが欠如してはいないかと、折に触れ感じる。 歳がそうさせるのか、時代の社会が影響するのか。

 辛抱良くその作品の流れに付き合って観る、という行為が知らず知らず綻んでいる。 物事を短絡的且つ直線思考で捉え判断してしまいがちな日常が、ドラマやアニメの鑑賞にも影響している。 これは性格と趣味嗜好によるところも大きいのだろうが、自分の場合、焦れったい展開が最近どうにも鬱陶しい。
 色恋沙汰によくある、右も左も好きで手放すこと出来ないという、ずるずる両方を引き摺ってしまう話などは見ていて喉元を掻き毟らなければならない。 おめぇはどっちが好きなんでぃ馬鹿野郎ゥ! さっさとどっちかに引導渡しちまえ! などと怒ってみたり。 また、意地の悪いひねくれ女を見れば、張り倒せ、そんな女、今すぐ張り倒しちまえ! とか喚いてみたり。 妹に言わせれば 「そりゃビタミンCが足りないね」 と冷ややかだ。 ^^;)


ファイル 362-3.jpg 「ガラスの仮面」 に見る欲深い大人達のえげつなさ、同年代な女子特有とも言える陰湿な嫉妬、醜悪なひがみ、そして幾多の妨害工作。 まったく次から次へと腹立たしい内容が繰り出される長大作品にこのような自分が惹き付けられるのは何故なのだろう。
 北島マヤが正真正銘の天才女優であるからか? ライバルのこれまた天才・姫川亜弓がフェアな正当派であるためか? その他この作品にはいろいろなフォローファクターがありそうだが、舞台女優という演技者世界の奥深さが迫ってくるのが自分にとって最も魅力ではないのか、と思う。 短絡的なこの自分に毎夜の楽しみを提供してくれる原作者・美内すずえには最敬礼しなければならない。

 

妹に魅せられて

 絶対的時間軸に事象が幽玄的とも夢物語的とも言える絡み方で織りなされるこの作品に於いて、空の境界第六章は学園内という閉鎖領域を背景とした事件解明が主たる内容で、見ている側にいささかの肩の軽さが感じられもする。
 言うまでもなく全寮制クリスチャン女学院、その廃校舎、などとくれば 「魔術」 には願ってもない背景があつらえられており、各シーンに被せられる梶浦節が、さながら水を得た魚の如く活力を持って縦横無尽に躍動するかに聞こえるのも、単にこの自分の趣味趣向だけではなかろうと思われる。 宗教音楽テイストを得意とする梶浦由記の音が最も梶浦らしく聞ける事は間違いない。

ファイル 361-1.jpg 黒桐幹也の妹、この章の主役でもある黒桐鮮花だが、彼女の好む好まざるに関わらず両儀式が学院内に生徒として潜入してくる。 式の語り口調が姉様のようになり、時にからかいもするのは、この黒桐鮮花という幹也の妹、蒼崎橙子を師匠とし、両儀式その人を恋敵とする魔術師見習いの16歳が可愛らしいからに他ならない。

 実際、可憐な少女で、実の兄を異性として慕っている。 近親相姦までには繋がらないにせよ気色の良い話ではない。 だが、この娘の純粋な思いが恥ずかしげもなく表に出されているため汚らしくも淫らでもない。 むしろ 「禁断の恋」 であっさり片付けられそうな清涼感が漂う。 なにせ、寮の自室ではウサギさんスリッパを愛用しているような少女なのだ。
 遠ざかれば自分を異性として見てくれるかもしれない、などという望み薄き願いから全寮制学院に籍を置き、火炎を扱う魔術や格闘技なども両儀式と対等な恋のライバルになりたいがために精進に励んだものだ。 それほどの情熱、実の兄貴ではない他の男に向けてはどうなのだと言いたくもなるが、こればかりはしょうがない。 色恋沙汰に首縄は付け難い。

ファイル 361-2.jpg 己に正直な娘である。 それ故、芝居のつもりで振る舞おうがトボけようが、全て見え見えであるところがなんとも可愛らしい。 式に 「変態」 だとからかわれてイジける辺り、こんな妹なら惚れられてみたいものだと思わせる。 それに引き替えウチの妹は・・・などと世の兄様達は嘆くだろうか。 だが一般的なそれが普通、ノーマルな兄妹だと認識すべきで、このような“天使" はまずいないのが我等が現実というものである。

 生来、禁忌なものを好む性分だと鮮花は式に語る。 では、いけない事をしたがる娘なのかと、周囲の大人達がこれを聞いたなら短絡的配慮に陥り、心配なことこの上なかろう。 因みに、ユダヤの戒律には禁忌とされる行いが365あるそうだ。 禁忌を好む黒桐鮮花なら涎を垂らして飛び付くだろうか? その世界に飛び込めば四方八方禁忌だらけで、それを犯し続ける快楽の日々が送れそうではないか。 しかし逆に、なさねばならぬ義務が248あるらしいから、その点では彼女が敬虔なユダヤの民でなくて幸いだったと言うべきだろう。


ファイル 361-3.jpg ここは廃校舎の講堂だった場所か、大講義室なのか。 「よくってよ、よくってよ・・・・黒桐さん!」 の黄路美沙夜生徒会長とのバトルはクライマックスの見せ場である。 黄路先輩が自分の左右に使い魔妖精を壁状に従えている情景は、そのまま「Fate」 のギルガメッシュだろう。 エンディングテロップを見るまで、この声がフェイト・テスタロッサの人だとは知らなかった。
 声といえば、黒桐鮮花の可愛らしさが絵とマッチして気に入ってしまう藤村歩はあのセシリー・キャンベル。 16歳の乙女らしくもあり、バトルのハイテンションでは果敢で凛々しい。 声で商売している人々というのはさすがにそれだけのことはあるものだと、改めて感心してしまう。 「よくってよ」 の黄路先輩から 「恋の抑止力」 の強烈ビートな歌声は到底想像できない。

 HiMEの 「目覚め」、乙HiMEの 「宿敵」 であるとか NOIRの 「salva nos」 など梶浦由記によるバトルサウンドは、弦によるその旋律自体が大変甘くせつなく、4拍バスドラのリズムに心臓の鼓動が同調してしまう。 この空の境界第六章のそれも然り、且つ顕著。 リズムそのものは戦闘場面の正道であるかもしれない。 佐橋俊彦によるシムーン空中戦に見るタンゴを使ったユニークさなどはむしろ希少な価値として意義がありそうだ。
 ワルツやらタンゴの好きな身にはあのシムーンのOSTは傑作だったが、ワルツといえば、この黒桐鮮花もカセットプレーヤで聴いていたのがワルツ。 クリスチャン女学院らしく、それはそれは 「よくってよ」 的な舞踏会円舞曲である。

ファイル 361-4.jpg 大層せつないメロとバスドラのリズムが、躍動するこの少女に魅入らせる。 元々アクションシーンの激烈な動きが定評のシリーズ映画作品ではあるが、看板と世間評に偽りはない。 ミサイルのように襲い来る黄路美沙夜の使い妖精をバシバシ叩き落とす動きもさることながら、その黄路先輩を救うべく座席の背もたれトップを跳んで駆ける凄まじさは見事な動画ではなかろうか。 我等が愛すべき “妹" は可愛いけれど、なんともいえぬ精悍なカッコ良さがある。



 このシーン、気付けば涙が出ている。 これは何か? よく分からないが、学生ラグビーの決勝戦前に気合いを入れながら泣いている大男共の感情、その昂ぶりに近いような気がする。 キャラとBGMの完全な虜となっている己がそこにある。
 まったく、声優が化け物ならば、梶浦由記のようなミュージシャン、怪物である。

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ももへの手紙

ファイル 358-1.jpg 毎年、瀬戸内から四国方面に一度は遊びに出掛けるので、見たことあるような瀬戸内の風景がたまらなくいい。 この作品を劇場へ見に行きたかったが機会を逃してしまった。 TVで放送してくれたのは大変ありがたい。  トトロを想い出させる物語でもある。 しかしジブリと違い、少女が亡き父への謝罪と悔恨の情を抱いているのが写実的な絵柄によって浮き立たせられているかに思える。 ももは6年生で、もう手も足も長く、小さな幼女風には描かれていない。 その年齢の少女は同年期少年よりも比較的発育が早く、大人びる。 それ故にこの子が背負っているものへの心情が実にリアルに迫ってくる。 葬儀の後、父の引き出しから愛娘である自分への書きかけ手紙を見つけるシーンにはもらい泣きを禁じ得ない。  自らひと皮剥いて一歩踏み出す成長が妖怪達の食料調達であったり高飛び込みであったり、やがては母の心情を酌み取るまでになる。

ファイル 358-2.jpg ファンタジックではあるものの、際立つ三匹の妖怪キャラにともすれば情が移ってしまいそうだ。 I.Gアニメの山寺宏一と聞けば即座にトグサを思い浮かべてしまうのだが、ものぐさでちょいとやさぐれた屁こき妖怪・カワもいい味だ。  このキャラにはまったくハマり役でないかというのが巨漢妖怪・イワの西田敏行。 この俳優独特の狼狽えた喋りの可笑しさをここでも存分に見ることが出来る。 この妖怪は常に厳つい大口を開けていてそれを閉じる場面は殆ど無いのに、愛嬌あって子供のように可愛らしくさえある。 憎めぬ 「いい奴」 であるのが主人公の役に立って助けてもくれようと思わせ、コミカルな中に安心感を与えてくれる。 まるで単純な人の良い近所のおじさんである。

 死んだ者はどうなるのか、その魂や生前の思いはどこを漂い歩くのかといった日本の宗教観や死生観、更には恵みをもたらす自然への崇敬が表れている。 祭に藁船を作って奉納し、海へと流すのもそうだ。 コンクリートとアスファルトに囲まれた日常を過ごす者には縁遠い風習かもしれない。 大型スーパーもコンビニもなく、ケータイも持たぬ子供達が何に興じるかと言えば橋の上からの飛び込みで、メールの歩き打ちやネットゲームなど無縁だ。 但し、こういった子供達の情景が今世に実際見られるとしても、それはかなり希少な環境でしかないだろう。

ファイル 358-3.jpg 瀬戸内は穏やかな気候で保養所もけっこう点在する地域。 昔、中国の人がやってきて 「なんと、日本にもこんな大河があったのですか」 なんて驚いたという話も聞く。 大陸の人間が大河と見間違えても仕方がない。  行けば必ず立ち寄る居酒屋が四国の松山市にある。 そこのオヤジの話によれば、愛媛という所は滅多に台風が来ない地域だそうだ。 言われてみれば西日本で台風被害に遭うのは九州や高知、徳島、紀伊半島。 四国の場合は東西に連なる四国山地が気象の壁になる。 反面、南からの湿った大気は山に当たって降り注ぎ、殆どが高知側に流れ落ちる。 よって瀬戸内の愛媛は水不足になりがちらしい。 これまた聞いて然りな話。  この作品のクライマックスは台風の最中に母を助けるべく主人公・ももと妖怪達が大活劇を演じる。 この風光明媚で穏やかな地域であるからこそ嵐のインパクトも強い。

 それにしてもリアル。 ロケハンはどこの辺りか知らないが、夏場に瀬戸内へ行きたいものだ。 段々畑の雨水集水の仕方や小島らしい港の様子など、ニヤリとさせられる。 深い山奥でなくとも妖怪連中にはかようなところでも出会えよう、そう思わせる製作の上手さに感服仕る。 好きな作品がまたひとつ増えてしまった。

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彼女は何もしていない

 「今日のあすかショー」 を一挙放送していた。

ファイル 349-1.jpg 社会通念から少し逸脱しているような行動をとる女子高生に大人達が手玉にとられ、翻弄される。 それがたまらなく痛快で、可笑しい。 大人が少女に動転して狼狽するなど、最も顕著なのはやはり小悪魔的で且つ生身の “青い色気" を見せつけられる場合ではないだろうか。

 どぎまぎして狼狽える大人を横目に、この少女はあくまでも天然の自然体である。 わざとパンツを見せびらかしていたのではない、自分は快適さに包まれて気付かなかっただけなのだ、などと彼女自身の中ではあっさり片付けてしまうのだろう。 もしかして多大な不快感を与えてしまいましたでしょうか? と仔猫のような表情で見上げられたのでは大人達に言葉はない。 彼女にとって何ら恥ずかしき異常事態でなく、朝のホットミルクをマグに注ぎ損ねた程度の出来事に過ぎないのだ。 それがこの子の “自然な日常" に違いない。

 

凡庸な日常観察から得ている女子高生像を持って大人達は彼女の反応を想定するも、蓋を開ければあさってを向いていたり虚を突かれたりで、即座にこの少女を理解することは難しいと思われる。 結果として大人は手玉に取られているのだが、彼女は何もしていない。 大人達がその青い性の香りに自分で酔って自分で勝手に踊っているのである。 これが笑わずにおられようか。 くだらぬ芸人の楽屋話などに付き合わされているTV視聴者は、こういう作品で笑っていただきたいものである。

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新プリキュア

 新しいプリキュアはどんな感じなのかな? と見てみたら、冒頭にブラックが出てきて挨拶しおった。 ^^;)
 10周年作品につき御本家大御所様からまず一言頂戴致したく存じます・・・といったところか。 今年のはギャグで崩しまくりの絵がえらく多いように思う。 きんぎょ注意報!みたいじゃないか。

 新鮮だ。 ブラックは実に新鮮に映る。 10年経って振り返り、どうであろうや。 彼女等なぎほのを凌駕するキャラクターは出てきたのか、と見てみれば、いずれもファームの育成若手並でしかなく、この私が平伏せねばならぬような逸材は見あたらない。 何年続くシリーズなのか、プリキュアブランドが確固たるものになっている以上、そうおいそれとはやめられまい。

 手を変え品を変え、車屋の新車発売同様にフルモデルチェンジやらマイナーチェンジを繰り返しては、まだしばらく売り続けるのだろう。 それでもおそらく私の目には初代なぎほのが後発の追随を許さぬ大きさで圧倒的に君臨し続けるに違いない。





 雪城ほのかに割烹着を着てくれとまでは言わないが、あの信念の強さと頭脳をもってすれば小保方・研究ユニットリーダーの後を追うのも夢ではなかろう。 たぶん、なぎさの方が先に家庭を持つ。 中二から10年後なら、もう子供がいても不思議でない。 ただ、旦那は十中八九藤Pではない。 アカネさんは中尾君と一緒になっているかな?

 

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