Organic Fertilizer

趣くままに、これ日々、雑記

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DX2

  • 2011年12月27日(火)17時49分

 新聞に目をやったらばオールスターズDX2というのを朝日がやるらしいから、どれどれと予約録画を仕込んでおいた。

ファイル 199-1.jpg なんとも賑やかだ。 この歴代総出演という企画映画は今年で何作目になるのかは知らないけれど、今後も続くならいよいよAKB化したレビューになる。 アフレコも整理して行わねばならないだろうし、本家本元の影はますます薄くなりそうだ。 ^^;)  しかし、この色とりどりな華やかさは女の子に好かれそうで、お話も短く極めてシンプルに作られているし、付き添いを要する小さな女の子達には喜んで貰えたことと思われる。

 いわゆる 「顔見せ興行」 なので、凝った作りにする必要もない。 それはまたバンダイ、東映のプリキュア・ブランド顕示でもある。 シリーズがこれほどの長年に亘って続けられ、少子化の中、相応の売り上げを維持し続けているのであれば、やや大袈裟ながらそれは 「驚異の継続」 と言えないだろうか。

ファイル 199-2.jpg 思えば2代目を背負わされた咲と舞は不運だった。 初代オリジナルが出来すぎており、その色を踏まえつつもターゲット絞り込みを図ったがために、いささかの中途半端さは否めず、アニオタは退き、子供達からの反応も落ち込んだ筈だ。 過渡期の繋ぎ役はそういうものだと片付けてしまえばそれまでだが、2代目が仮にファイブの5人組であったとしても少なからず辛酸を舐めただろうと想像に難くない。 ファイブは3代目として登用されたが故に完璧なまでのオタク篩い落としになり、その後に見る本来の幼児路線での自信をバンダイ、東映に与えるに至ったように思う。

 改めて眺めれば、販促の執念のようなものを感じる。 その結果が今のブランド確立だろう。 咲と舞には少し気の毒であったが、あの2代目ありて今の継続がある。 来年は 「スマイル プリキュア」 だとか。 戦隊が続けば二人に戻し、そしてまた異なる編成に向かう。 「絶対あきらめない!」 の少女達はその年ごとにマイナーチェンジによって新たな女児ファンを獲得してゆく。

 何年先だろうか、女子会と称される飲み会では、アンタどのシリーズからプリキュア玩具買って貰ったの? などと語られるだろう。 あたしはスマイルが最初だという人もいれば、ファイブからだという者もいよう。 中には平気でサバ読むトボケ女史も現れることだろう。 初代以前のナージャから知っているにもかかわらず、7,8年分平然と若さを取り繕ったりするかもしれない。 想像すれば微笑ましい。

 どうあれ、このモーションキャプチャーによる初代・白黒のダンスは新鮮で可愛らしい。 本家本元らしく走って跳んでの振り付けは西尾大介の動かしを再現しており、なぎほの至上主義なる 「篩い落とされオジサン」 にはこのエンディング、まこと祝着の極みである。

ファイル 199-3.jpg  ファイル 199-4.jpg





 

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新将軍様

  • 2011年12月27日(火)00時43分

 寒いのは嫌いなので、冬は概ね出不精になって “冬眠状態” が多い。 なに、冬眠といってもしっかり酒を飲んで飯も喰う。 ^^;)  イノシシとアライグマに壊された柵を補修して、遅掛けの年賀状書きなんぞしていると短い日が暮れる。 えべっさんの日が過ぎる辺りまでシーズンオフで、いわば自主トレ状態。

 TVのニュースを見れば北朝鮮人民とおぼしきオバサン達が大仰に泣きわめいている。 なんなのだ、この異様な映像は。 それにしたって、お馴染みのニュースアナウンサーを筆頭に、ヘタクソこの上ない演技ではある。 自分が劇団の親方ならこんな三文芝居しかできない連中はオーディションで床モップでもぶつけてやる。 もっとも、悲しくもないのに泣き叫べと素人に強要したところでこの程度しかできないのも然り。 我が国の与党様と同じで、世界に向けた恥の上塗りだけが得意らしい。

 噂によれば、半島北の新しい将軍様は 「馬鹿小僧」 だの 「デブ小僧」 だのと人民に貶されているらしい。 豚だ野豚だとクソカスにこきおろされるどこかの首相もそうだが、一度駄目出しの眼差しを向けられると、こういうふくよかに太った体系は 「無駄に肥えた役立たず」 のレッテルを貼られがち。 更に新将軍様におかれては、どうみても仕事も知らないキモオタにしか見えず、筋肉質でいかにも敏腕スパイのようなプーチンの目つきは悪意に満ちて気色悪いが、体制維持のためとはいえ右も左も判りそうでない無知無能なキモオタ小僧に軍の全権を与えようというのでは、内部からの反発勢力も当然ながら想定すべきところだろう。

 

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生き血を啜る

  • 2011年12月23日(金)00時04分

「おぅ、よぉ、なんでぇ、あの酔ったよなふざけた会見表明ぁよ?」

   「はぁ? ああ、東電の値上げ表明ですか」

「とんでもねぇこと言いやがってよぉ。 なにが値上げでぇ、馬鹿野郎!」

   「原発事故収束宣言の直後ですしね、これも筋書き通りですかな」

「収束だぁ? どこがだぁ? 素っ裸で建屋ン中へぇったってかまわねぇってのけぇ?」

   「いや、ですからね、それもこれも台本通りにやってるんでしょう」

「国民の皆様によぉ、こんだけ迷惑掛けて御厄介になってんだぞ。 当のてめぇらぁ、いってぇどんだけ身ぃ削ったんでぃ?」

   「そうですなぁ、身勝手と言いますか、国民の生き血を啜るような連中ですわな」

「あんにゃろうらぁ、役員の首切りと報酬返上ぐれぇやったのけぇ? 企業年金ぁ廃止だろうが。 社員給料も半額だわな。 ゼータクな固定資産の売却もよぉ、送電網の売り飛ばしもよぉ。 そういうこたぁ、全部済んでんだろうなぁ、ええ、おい?」

   「そんなのあるわけ無いじゃないですか。 ボーナスも貰ってるでしょうなぁ」

「なんだと、この野郎ぉ!」

   「お分かりの筈ですよ。 あの手合いは官僚、政治屋と変わりませんから」

「てめぇらの身を削るなんてこたぁしねぇんだな。 代わりに国民の生き血を吸い上げるってのか」

   「当然でしょう。 たとえ小惑星が衝突してきても・・・ですな」

「クソッタレ! このまんまじゃ腹の虫が治まらねぇやな」

   「じつは私、“デスノート” とかいうの持ってるんですけど・・・・」

 

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国民は声を

  • 2011年12月12日(月)01時48分

 「キャピタリズム」 という映画を作ったのはマイケル・ムーア。 先頃米国では大規模な 「反格差」 集会もあった。 資本主義国家で貧富の差がけしからんというのも妙な話で、儲ける奴もいれば損ばかりしている奴もいて不思議でない。 彼等は格差があってはならないと叫んでいるのではなく、一部の癒着利権と国策操作によるところが自由社会を蝕んでいる現状に怒っているのだろう。

 マイケル・ムーア流に言えば、国は大企業を救っても中小企業や庶民に手を差し伸べない。 くたばりかけた大企業なり金融業界などを放置したのではその影響計り知れずと見るのが国側の見識。 故に公的資金を湯水の如く使ってでもそれらの存続、延命に助力を惜しまない。 なによりも、持ちつ持たれつの大事な利権お仲間であるからだ。 カネヅルの樹が枯れかけたのでは一大事。 国民の血を吸い上げ、水代わりにその血を注いで生き長らえさせる。

 では、恐れ多くも国民の皆様方から頂戴仕った多額の税金を投入、その施しを賜る当該企業の社会的責任は一体どこへ消え失せてしまうのだろうか。 義侠心に奮い立ち、その後は国民のために奉仕に等しい活動を行った、などという話は聞いたことがない。 むしろ、何事もなかったかの如くふんぞり返っている姿しか我々は知らない。 そう考えると、大企業というヤツは国民にとって可燃性の危険物に等しい。 国を富ませる動力に使える一方で厄介な爆発物でもある。 トラブれば国民が多大な出血と苦難を覚悟せねばならん。

 3月の忌まわしい震災から数えて幾月か。 もう正月ではないか。 放射性物質さえバラ撒かなければ復旧復興はどれだけ迅速化できただろう。 この先も長い年月に亘ってこのおぞましい現実と我々は向き合わねばならない。 日本国は馬鹿だの愚かだのと世界から嘲られながらだ。
 「なにせ津波が悪い」 と言い続ける電力屋と政府の誤魔化しはもう国民に通用しまい。 東京や大阪で始まったという原発是非を問う署名運動などはそのいい例だ。 「地震には耐えた」 の報告も白々しすぎて子供ですら信じない。 揺れの最中に夥しい配管がバラバラと落ちまくり、生きてる心地がなかったという作業員の多くの証言は消せはしない。

 原発利権の “原子力村” が築いてきた今日の組織構造、国費横領構造は、一度焼け野原にでもしてしまわねば如何ともし難いのではないか。 発・送分離や自由化が一部で提起されはするものの、民主にせよ自民にせよこれだけ業界と結託している有様では旧態依然を求めこそすれ、改革の 「か」 の字も発しはすまい。



 驕慢に腐敗、堕落と怠慢にとうとう怒った国民が自民党に制裁を加えたのが政権交代劇であったのならば、その壮大な実験はとんでもない悪政を生んだだけだった。 外交は出来ず防衛も出来ず、数ヶ月も経たぬうちにその無能さから官僚組織に丸め込まれ、霞ヶ関の傀儡、木偶人形としての値打ちしかない有様だ。 国政を軽んじ、腹を切る覚悟を持った者も一人としておらず、ネット上では売国の徒とまで非難されるまでの間抜けぶり。 実際、こやつらに政権延命させておけば、支援団体があやしいだけに、本当に国を売られてしまいそうではないか。
 民主党は腐敗凋落の自民党に代わって天秤仕掛けの如く政権を手中に出来ただけの、票田維持、延命第一な張り子政権でしかなかった。 欺された多くの有権者が悪いのか。次から次へと展開される謳い文句とは真逆の言動に国民は怒ろうとも、素知らぬすらっトボケはある意味、大したタマではある。 開き直りもここまでやれば “芸” の域だ。

 元より十把一絡げな寄せ集め。 あやしげな団体から援助を得ている魑魅魍魎の類。 この国をどうすべきかなどと策も展望も持ってはいまい。 総理の器もいなければ懐刀の実務屋も持ち合わせぬ。 旧態自民の派閥よりも更に質の悪い党内抗争に明け暮れ、挙げ句に党内融和だのと称した抜擢閣僚は、どれもこれも霞ヶ関に都合よいヌケ作揃いな面子である。 現財務相などは、あれで務まるなら近所の小学生でもやれそうではないか。



 政治の表舞台で国民は野党の奮起を期待するしか術はないというに、最大野党、まったく懲りてなさそうな旧政権・自民党は、国民の信用を取り戻すために何かしらの努力をしたのだろうか。 何もしておらず、何も変わっていない。 甘汁の夢よもう一度、のアタマしかなさそうだ。 与党のお粗末な防衛相は言うまでもないが、それにかこつけたクイズ出題ないたぶりごっこで遊んでいる場合ではないだろう。

 大阪市長選後の慌てふためきを見ていれば、何の政策も何の信念も持ち合わせぬ馬鹿っ面だけを世間に晒し、自浄能力の無さを国民に知らしめるばかり。 お前達は政権の座を奪い取られ、野に下り、この数年間その現実から何を学んだのだ。 貴様らはいいかげんにせよと国民に頭を叩かれても学習機能がまったく働いていない。 叱られてすねた落ちこぼれのふてくされ小僧と同じで、顧み反省することもなく、相も変わらぬ創価学会票をアテにした恥知らず集団のままではないか。 アホ面さげた谷川だの竹本だのが大阪府連の重鎮だと言われているようでは、それはまぁ橋下総統の靴先でも舐めたくはなるだろう。 もはや哀れでしかない。



 増税の必要性は大多数の国民がそれを認めている。 だがそれを急ぐのはなんだ。 いかに財務省様の勅命とはいえ、何かに取り憑かれたような傀儡総理の言動は異常ではなかろうか。 本当に消費税を上げるのは国民に体力が無い今なのか。 無茶苦茶ではないか。 預貯金があるだろうというのは年寄りの話だ。 子供手当のバラマキで誤魔化そうというのか。 その前に為さねばならん事があるだろう、切るべきものを全て切ってしまってからにせよと国民は怒っているのだ。

 一刻も早く潰してしまった方が国家のためかもしれない民主党と自民党。 これら腐りきった大所帯は早く解体せねばならん。 廃品の中から少しは拾って使えるのもあるだろう。 ただ、これらが国民の信用を僅かながらも取り戻せそうな機会はあった。 少数野党が出した議員報酬3割カットと公務員人件費2割カット案を通せばよかったのだ。 ならば多くの国民から賛同を得られたことだろうし、後生大事な票田も安泰化に向けられた筈である。

 あにはからんや、半年だけ50万カットしましょうとした体裁だけのおのれ等の議員報酬は元に戻し、この暮れには例年通りなボーナスまで懐にせしめているのではどだい話になりもしない。 そもそも議員共のボーナスというのはなんなのだ? 休まず遅れず仕事せずな公務員ボーナスというのもおかしな話ではないか。 本会議場で催涙ガスをぶちまける朝鮮半島辺りの血の気が多い人々であれば、永田町なり官舎なりに武装テロリストが突入していても不思議でない。 なぜならば民意に反した公金の横領であるからだ。

 夥しい人数の天下りとその受け入れ先の天下り擁護組織。 それに流れる恐ろしいまでの公金の額。 原子力村をはじめとする癒着利権団体。 仕事はしません銭をくれ、の公務員労組。 地方への一括交付金とは聞こえがいいようだが、地方議員と地方公務員労組が喰ってしまうのでは民意に反しよう。
 いつの頃から始めたのか、これらはマスコミに 「無駄の削減」 と言わせている。 そうではないだろう。 「無駄遣い」 などと言えば子供の小遣いやオヤジのパチンコ代を連想させ、大したことではないような軽さを植え付ける。 事の本質を間違えてはならぬ。 そのような生易しいものでなく、これは民意に反する公金横領の犯罪行為なのだ。 やはり腐れ二大政党は潰してしまわねばならん。

 大阪の橋下は総統閣下のままでいい。 そのくらいでなくば風穴も空きはしない。 しょうもないスケベ根性でも出せば怒りの市民が後ろから撃てばいいのだ。 橋下の辣腕は大都市とはいえ地方の組織故に発揮でき、効果も得られる。 府民、市民の目による監視がある程度ゆき届くからだ。
 これが国政となれば国民が見張れない。 何をやっているのか解らない。 マスコミはすべて御用使いで、料亭政治が焼鳥屋政治に変化しただけである。 つまりは国民の目の届かぬ場所で何もかもが動かされる。 国民の声は届かず、当選議員はせっせと公金横領に励むのみである。

 今、消費税増税など許してはならん。 故郷を追われ、避難生活を送る人々の頭上に雪が降る。 土地を棄て、牛を棄てざるを得なかった人々に先の保障は見えない。 プレハブのすきま風に震える手を擦り合わせている人達を尻目に、原子力村の連中は暖房の効いた部屋で旨酒を舐めていることだろう。 国民は声を上げねばならん。

 

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ラピュタ

  • 2011年12月09日(金)23時46分

 いい! ドーラおばさん。^^;)  初井言榮という女優はTVドラマで鬼姑役をやり、嫁を虐め倒すイメージで人気を博していた。 それがまたこのドーラに声を当てたことで当初劇場で見た際に 「凄ぇや!」 と思ったものだ。
 逞しくパワフルで圧倒的な存在感。 この物語の海賊はドーラであらずして成り立たない。 強い母親像ここに極まれり。 次々と展開される大活劇だからというのでもなかろうけれど、親方のカミさんにしてもシータにしても、なよなよした部分がなく、痛快だ。 もっとも、このくらいの女性達でなければ我が国の戦後復興はあり得なかっただろう。 その意味では、パズー少年の大冒険には違いないものの、日本女性を象徴する側面を持っていると言えそうではないか。

 レンタル屋のビデオを借りて同僚らと観たこともあった。 確か130分ほどあったのではないか。 活劇の圧巻は軍要塞でのアクション。 ロボットの再起動、4機のハエで乗り込む海賊とパズー。 シータ救出に至るまでの辺り、何度観ても圧倒される。
 「ナウシカ」 の原作マンガがあまりに凄すぎて、原作を知るが故に劇場アニメにややの物足りなさまで感じてしまった贅沢をさておき、「ラピュタ」 は無条件でのめり込まされた劇場大作。 こんなもの、自宅TVのデジタル放送で観られるに至っては、嬉しさ通り越して、ただ声もなし。 大儀であったと、今宵ばかりは日テレを誉めて遣わす。^^;)

 

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京都議定書延長

  • 2011年12月07日(水)23時06分

 「Kyoto」 の名にこだわる必要はない。 無意味なものは無意味。 どいつもこいつも 「ワシゃ知らん」 で、米・中・ロ、それにインドも加えて温暖化の加速は勢い付くばかりだ。
 汚染大国がCO2 削減など知ったことかと言うのであれば、細野は言うことだけ言って演台を蹴倒して帰ってくればいい。 米中はハナからその気など一切ないのだから、「上等じゃあねぇか」 の買い文句を叩き付けてやればよいのだ。 孤立、けっこうではないか。 連盟脱退のような啖呵を切ってかまわない。 地球はひとつ、全世界のためを思えば義はこちらにあるだろう。

 少しはまともな神経があるかと踏むのは大間違い。 何年先まで待ったところで奴等は削減に取り組みなどしやしない。 ウチはウチでちゃんとやる、お前達はせいぜい汚染大国の側に付いてろ、地球を滅ぼすのはお前達だ、とでも棄てゼリフ吐いて茶番劇場から離脱してくればよい。 国民の目に対しても、少しは腰抜け政府の救いになろう。

 

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中学生日記

  • 2011年12月06日(火)00時33分

 NHKの 「中学生日記」 が終わるようだ。 湯浅実の教師が懐かしい。 東野英心もやっていたなと想い出す。 子供達のTV離れなのか、あまりな長寿番組のためネタ詰まりなのか。
 大人への反抗もあれば、夢を持てずにどんよりと重い空気を漂わせる内容もあったように記憶している。 金八さん並にクローズアップして激しい突っ込みの部分はないにせよ、なるほど、日常ありそうな考え方や行動に苦笑いさせられるものも多々あって、なにかの拍子に当該番組に行き当たれば、そのままチャンネルを変えずに見ていたものだ。

 素人の子供達が主役だった番組はそれなりに新鮮味もあった。 TV放送業界の中にはこころよく思わぬ人々もいたそうだが、現在に見るAKBだのなんだのという48組あたりは、それこそ素人の学芸会一座ではないのか。 彼女等が途方もない売り上げをもたらすのは、そこが最大の “売り” であるからだろう。
 特別の才を持った別世界の者でない、ファン参加型の身近な一座。 その意味では大衆演芸に近いのかもしれない。 いい歳こいた太っちょオジサン達が選挙投票権欲しさにCDやDVDに殺到するというのを聞けば、下町の玉三郎が追っ掛けオバサンに万札レイを首に掛けて貰う様と似ている気がする。

 「けいおん!」 に見る子供達は、やがて成長していく娘達の一時期だ。 学園内の話とはいえ、彼女等も特別な異世界を求めるのではない。 学園祭の講堂ステージという極めて仲間内な場所が彼女等の檜舞台なのだ。 アニメ作品の出来の良さは横に置いておくとしても、やはり素人の身近さが大いにウケたのだと思える。 ちょっと見渡せばその辺にいそうな娘達。 同年代にとっては友達がアニメでギター弾いて歌っている感覚かもしれない。

 「中学生日記」 の終了は、放送形態、媒体の進化でもある。 ネット社会なれば、視聴者対象であった中学生自らが動画を撮影し、編集して自分をアピールする。 ブログで日記のようなものを公開して自分を顕示できる。 それらは殆どリアルタイムで可能だ。 そこに特別な世界は存在しない。 ありのままを表現するに、もはやTV番組としてわざわざ制作する意味がない。 番組終了決定は時代の要請でもあり、時代が 「無用」 と結論付けたのだろう。 それにしても、長く続いた番組だ。

 

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ああ、党首討論

  • 2011年11月30日(水)19時56分

 現在、「ファイナル」 と題して放映中のシャナ。 当選と同時に市の職員体質を真っ向から批判、そんなヤツは要らんと、早くもナタを振るう橋下を見ていれば、グゼのトモガラ、リンネがうじゃうじゃいる中に炎の刀で飛び込んでいく 「炎髪灼眼の討ち手」 と重なる。 有権者はああいう力強さを求めている。 加えて、企業ならばとっくに人件費半額だと叫ぶ辺りはまったくの正論なのだから、当選と民意は別ものだなどと市の職員が抵抗すれば、市民から突き上げられかねない。

 悪の権化だヒトラーだとマスコミに宣伝させても、若者の多くは既存メディアを鵜呑みになどしていまい。 新聞屋の世論調査とネット世論の乖離はその一例だ。 これはえらいことだ、あいつ本当に勝ちやがったと既存政党が狼狽えている間に、気付けば背後から股ぐらに手を突っ込まれ、橋下にしっかりとタマを握られている。 一転して大阪新知事様を揉み手でうやうやしくお迎えする二大政党の幹事長らを目の当たりにし、既に見限っているとはいえ、国民の多くは嘆かわしく思いながら冷ややかに笑うしかなかったのではないか。

 橋下人気はやはり代弁者としての迫力だろう。 そこまで言わない方がいいぞと思うような発言までする。 当選後の会見は3時間以上も記者質問に対して持論をまくし立てた。 有権者が救われるのは、彼が妙な宗教団体を率いているのでもなく、特定の組織から利権を貪っているのでもない点だろう。 それ故に既存政党や公務員組織からすればかなり厄介なワームでもある。

 あの橋下節を見せられた後、国会の党首討論を聴けば、やっぱりこいつらじゃアカンわなと感じるのは一人や二人ではなかろう。 TPPに増税という大議題のテーブルで、頼りない野党党首とごまかし一点張りな総理。 しかもコーヒー1杯啜ってる間に終わってしまいそうな短時間ではお話になりもしない。 大構想が裏にありそうな橋下のエネルギッシュな野心的弁舌に比べ、あまりにもか弱く稚拙に思える。 党利党略、まずおのれらの保身ありきが背後に見えているからだろうか。 既存政党は負けるべくして完敗したとの評は、まさに正解だと言うしかない。

 

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大阪市長選

  • 2011年11月27日(日)22時07分

 W選挙の大阪市長選は60% を超える投票率だったそうだ。 地方選挙では高い。 これだけの投票率だと “逆風の組織票” では勝てない。 市の公務員中心にしたそれに群がる既得権に縋り付く組織だけでは、この無党派票の勢いに押されてしまうのも当然か。

 期間中の公開討論などでは、現状をとにかく維持したい平松側から何ら新しい構想も見えず、大阪を愛する人の心などという抽象的な発言ばかりが目立ち、現職市長の口から聞きたい言葉ではなかった。 あとは、末期の政権与党が勢い付く野党を批判するしか術がないような有様で、橋下維新の会を闇雲批判するだけだったのを考えれば、結果はおのずと見えてもいた。 石原都知事や東国原前宮崎県知事らが応援演説に立ったのは、むしろトドメのひと刺しだったように思う。

 ただ、国政の連中が人気と勢いをどうやって利用しようかと、あの手この手を画策している。 新市長は単なる 「オイシイ橋下」 になったのでは貴重な一票を投じてくれた市民を裏切ることになる。 すべてはこれからだ。

 

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紅白

  • 2011年11月24日(木)23時23分

 数日前の強風で近くから飛んできた杉の枯れ枝を片付けていたら目に付いた。 我が家の裏のツバキが花をつけた。 こいつはいつも正月前に咲くのだけれど、今年はかなり早い。 この時季、殺風景な身の周りにこのような花は目立って映える。 気付けば冬至も近い。 やけに日が短いと感じるのは当たり前だ。

 大晦日の紅白はどうたらこうたら、ラジオではお笑い芸人の早口がどうでもいいような話題に興じている。 NHKが本当に “黒い交際” の歌手排除に取り組むのなら、有名どころの演歌歌手は軒並みアウトではないのか。 立て前だけ先走って中身のない我が国の政党と同じではしょうがなかろうに、と思う。

 スカパー! のアニソン紅白というのもまたやるらしい。 なんで紅と白にせねばならんのかよく解らないが、しょうもないメドレーのオンパレードでは見る気も失せよう。 楽曲というヤツはフルでこそだ。 カラオケによくあるなんたらメドレーなんていうのをプロがやってどうするのか、とブツクサ言っていれば 「オヤジだねぇ」 なんて馬鹿にされるのか。 ^^;)  ま、当日の会場が盛り上がればそれでいいのだろう。

 

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