Organic Fertilizer

趣くままに、これ日々、雑記

目次

  • 戻る
  • RSS
  • 管理者用

記事一覧

なっちゃん

  • 2012年03月01日(木)00時33分

 衆議院も参議院も、国会議員は身を切れ、議員定数削減などは我々が身を切ることにはならない!

 党首討論で公明の山口なっちゃんが正論吐いたので思わず拍手してしまった。^^;)


 しかしそれを言った瞬間、場内の外野議員共から一斉のブーイング。 なんたることであろうか。 公明や共産のようにカネにさほど困らぬ政党もあるだろうが、ワシらは減らされてたまるものか、といったところか。
 それにしても国家を与る中央議会に席を持ちながら、我が身は無傷で公務員だけ少々の期間内減額しましょうとは、なんというあさましさ。 自らの身を正して国家国民を導きましょうという真っ当な理念もなければ、率先して国民の鏡と為す誇りも正義感の欠片もない。 ただの銭の亡者、我欲の塊にすぎぬ実態があのブーイングの嵐である。

 亡国の感を懐く人は多かろう。 今の国会議員は一度掃いて捨てねばならんと言い切る大阪・橋下市長の痛烈批判もこれでは無理のないことだ。 何百人もアホ面並べて日々億単位の国費を使い、国民無視の政局第一にて何ひとつ決められず、霞ヶ関と票田支持母体に揉み手で愛想振りまくのみ。 民主党は若手議員に300万ずつ配るのだという話もある。 それも国費の政党助成金ではないのか。

 勢いある地方の首長がどうして改革を進められているのか、何故支持されているのかと言えば、就任と同時にまず己の人件費を大幅カットする姿勢から政策に着手したからだ。 行財政改革の最初の一手がそれでなくては何も始められはしない。 オレ達はふんぞり返っているからお前達は減給せい、というのは、役員報酬も天下り受け入れもそのままで社員給料を容赦なく切っていく倒産寸前の不良企業そのものだ。

 とにかく、なっちゃんの発言に異様な反応を見せた恥知らずな国会議員達。 橋下の言うように、一度テーブルをひっくり返して全部床に落としてしまわねば駄目だろう。
 神山健治の 「009 RE CYBORG 」 公式サイトに行ってみればよい。 「終わらせなければ、始まらない」 と、そこに謳われている。 銭の亡者のボンクラ議員共の国政はもう終わらせなければ、改革なんぞ始められるわけがない。 やがて本当に国は滅ぶ。

 

  • この記事のURL
  • 政治・社会

調査報告

  • 2012年02月29日(水)00時31分

 民間事故調による原発事故調査報告は、概ねマスメディアやネットで推察されてきたものと言えるのではないか。 著しく目新しい内容は無いように思う。 もっとも、掻い摘んだ報道でしか一般人は知らされない故、どこか濁された部分がありそうに思えるのも事実。
 そもそも、せっかく民間の検証委員会を設けたのならば、これだけの原発事故についての調査検証報告は全世界の人々に即刻知らしめるべきだろう。 簡単な話ではないか。 原稿用紙何枚分だか知らないが、サイトに全文掲載すればよい。 「聖域無き検証」 を謳うのであればそうすべきだ。

 また残念ながら東電をはじめとする原発ムラには手が届いていない。 これは能無し政府を糾弾しただけで、どさくさの中でも利権を死守せんと立ち回った連中は御赦免の状態だ。 政権潰しの材料にはなるだろうが、政官民グル構造の政だけ突いてそこの首をすげ替えれば今度は安全ですと誤解されかねない。
 政府関係者からある程度の聞き取り成果は評価するとして、能無し政府ではない狡賢い官民に踏み込めない検証がヘビの尻尾の先を垣間見ただけに思えるのは、いささか偏屈なるこの自分だけなのか。

 

  • この記事のURL
  • 政治・社会

曇り

  • 2012年02月22日(水)17時17分

 雨の日と、曇りの日と晴れと、どれが一番好き ? 

どぎまぎして、挙げ句にこのような問い掛けをしてしまう男の子。
少女の返事は 「曇り」。


 どんより曇った暗い空、道行くクルマもヘッドライトつけたのが見られる。 憂鬱な気分だ。 なにもあの子はよりによって 「曇り」 を選択することもないのにと、すがすがしさとは縁遠い世の情景をいまいましく思いながらアニメの一節を想い出すのだが、これが 「おもひでぽろぽろ」 に行き着かない。 ^^;)

 さて、実写ドラマでなく確かアニメだったような気がする、なんであったのか?  ジブリに辿り着くまでフュゥ・ミニッツを費やしてしまった。 そして、タエ子という名を記憶の隅から拾い上げるに更なる数分を要した。
 自分のメモリもCPUもかなり時代遅れの古さなのだろう。 少々よけいなゴミが付着しているのか、かつて見られた闊達さにも乏しい。 ええい、なんだかよくわからねぇが、やっちめぇ! の 「なんとかならぁな的度量」 に最近は甚だ欠けるのだ。 ^^;)

 自分は晴れの日以外は嫌いである。 学生時代、雨の日と風の日は学校へ行かなかった。 ^^;)  社会人になって働き始めると、そうもいかない。 しかも月月火水木金金だから雨も風も雪も台風もどうってことはなくなった。 しかし、未だに全天曇り空の暗ぁ~い日は嫌いである。 これならザバザバ降ってもらった方がいい。

 TVのサイエンス番組で小天体の地球衝突CGを見ることが出来る。 たとえあの熱と火に耐えられたとしても、長期間全天を覆う厚い雲の下では自分なら鬱病になること間違いない。
 ただ、他の人々も少なからず明るい陽射しを欲しているのだろうか、TVアニメでは夏を背景としたものが多い。 こんな日は夏ものアニメでも見よう。
 陽に照らされないと腐る、腐る、気分が腐って、滅入る。

 

  • この記事のURL
  • 身近な話題など

死刑確定

  • 2012年02月20日(月)23時48分

 当時少年だった被告男に死刑確定となっても、喜びなどないと語る御遺族の本村さん。 この人にとって13年はあまりに長い。 犯罪者の被告は許せるものではなく、大勢の弁護団に恨めしさを感じるのも、凄惨な殺害内容からすれば、人々が自然と懐く感情であろうと思う。

 犯人が未成年であったという事ばかりが取り上げられた逮捕当時だが、殺害された奥さんも遺族となった旦那さんも極めて若い御夫婦だったし、その子供が叩き付けられて殺害されたという、聞くに堪えない残忍さが衝撃だった。
 残された本村さんは感情を押し殺し、理路整然と犯罪被害者の立場、その権利を訴え、語ってきた。 少なくともメディアの前ではそのように見えた。 そんな本村さんや世間の感情を嘲笑うかのような大弁護団のとった手法は完全に世論を敵に回した。 母に甘えるだのドラえもんだのを法廷で喋らせるに至り、橋下市長でなくとも 「こいつらは許せぬ」 と多くの国民が憎悪に近い腹立ちを向けて当然だった。

 鬼畜の如き連中は人様を殺めて逃げおおせるとでも思っているのか。 藤井誠二の著による 「17際の殺人者」 などを読んでも気分が悪くなる。 激しい怒りを覚えるからだ。 若いから、少年だから、の更生措置重視の法は被害者遺族から見れば屁理屈にもなるまい。 事件にまるで無関係なこの自分がそう思うのだから、被害遺族当事者たる人々にとっては仇討ちでもせねば心静まることなどないのではないのか。

 本村さんは22か23歳の若さで過酷な闘争に身を置かねばならなくなった。 その精神力、とりわけ 「被害者遺族の正義感」 を理性失わずして保ち続けたのには、ただただ頭が下がる。 我々はこの人に 「よかったですね」 とも言えず、掛ける言葉など持ち合わせない。

 

  • この記事のURL
  • 政治・社会

休眠預金?

  • 2012年02月16日(木)17時33分

 ほったらかしの口座が報道されているほど存在するのであれば、世の中には金持ちが多いなと思う。 そこから政府が吸い上げてしまおうかという議論は、一見して非道な搾取ではないかと憤慨する者もいれば、復興や社会保障に役立ててくれればいいとする者もいる。

 墓の中までカネ持って行ってどうするのだ、いやいやオレ様のカネを泥棒するのか、などの感情が右往左往。 貯め込んで使わないからいつまで経っても景気は上向かない、の説明はある程度頷ける。 にしても、自分が汗水流して貯めたなけなしのカネだぞ、この先細々とでも喰ってゆかねばならん、そのために置いてあるのだ、この野郎! と怒る心情はもっともだ。

 では、もしも強権発動でそのように休眠預金を掻き集めて運用したなら、本当に透明性ある有意義な使い方が出来るのだろうか。 国民はそこをまったく信用していない。
 一部報道によれば、ベンチャー企業だとかNPO法人の支援に活用を検討したいとあるが、それはよくよく考えれば、その周辺に巣くう天下り団体の養い費になる可能性が極めて高い。 おそらく9割方はそちらに使われて終わりで、ワシゃ知らん、誰も知らん、責任は誰にもない、でお終いになる。

 なにせ信用おけない財務省と政治屋なのだから、透明性確保がまず無理な以上、この話は猛反対されてポシャるだろう。

 

  • この記事のURL
  • 政治・社会
  • トラックバック(0)

トマト

  • 2012年02月15日(水)00時05分

 スーパーの野菜売り場が少々配置換えされていた。 この季節にどういうことか、トマトがやけに沢山積み上げられている。 さては最近のTV報道によるメタボに効きそうだの、お身体に宜しいのだのというヤツのせいか。 暦の上では春には違いない、だが、冬だというのにこのトマト狂想曲は何だ?

 我が家では夏になると毎日嫌になるほど喰わねばならん。 親父めが殊の外トマト好きで、幾種類も作るのだ。 もっとも、買ってくる苗はどれも最近流行りのものばかりで、昔ながらの 「トマトの匂い」 にはありつけない。 ガキの頃にみんなあの香りを嫌う中、自分だけ悠々とかぶりついていたのだと、トマト好きを自慢話の如く語る。 最近のヤツはどれも匂いがさっぱりだ、しょうがねぇ、と愚痴るのも毎度お馴染みだ。

 確かに、その件は激しく同意である。 こういった品種改良は子供に嫌われぬよう方向付けられるのが世の常だ。 その結果、何もかもが甘ったるくなり、独特のクセある香りを取り去った高糖度の改良品種がもてはやされてきた。 今や納豆でさえ 「匂いなし」 が幅を利かせている。 まぁ見ているがいい、今に匂いのないセロリなんていう気色悪い品種が出回る。 そんなものは宇宙船にでも積んで火星旅行の弁当のオカズにでもしろ。 まったく、味わいもへったくれもあったもんじゃない。 ^^;)

ファイル 215-1.jpg で、そんなことを考えながら、お蝶夫人の白湯鍋に続いて岡ひろみのメラメラトマト鍋のスープで鍋を作ってみた。 なかなかイケる。 こいつはお蝶夫人のよりはまともに喰える。 ^^;)

 

  • この記事のURL
  • 身近な話題など
  • トラックバック(0)

DNA

  • 2012年02月12日(日)17時26分

 悪い奴等は世界の未来をバッドエンドにしようと企むのか。 世界の政治屋共や軍産複合体には耳の痛い設定だ。

 夕日に染まる河川敷での猛特訓。 星空さんに日野さんは、おっちょこちょい娘とめげない関西人なのか。 シリーズをろくに見てもいないのでよくは解らないが、かくなる情景というのはS☆S以来な気がする。 やはりこういった生徒達の日常世界にありがちなシーンは好みである。

ファイル 214-1.jpg 何が驚きかといって、この子達は変身に際してお化粧をするのである。^^;)  戦(いくさ)化粧だ。 バンダイさんの玩具には本物の化粧品が使われているのだかどうだか。 もっとも、ままごとでは調理の真似や化粧の真似もするのだろうからして、幼い皮膚に影響ない幼児用パウダー程度であれば大丈夫なのか。

 このスマイル・プリキュア第2話では作画監督にポール・アンニョヌエボ、フランシス・カネダの名がある。 いやいや、久しぶりに見てみたら懐かしい名前だ。 EDの原画担当も外国人名が先に並ぶ。 プリキュアシリーズは主にフィリピンへ下請け発注ではなかったか。 そちらへのウェイトが昔よりかなり大きくなっているという事なのだろう。

ファイル 214-2.jpg どうあれ、アンニョヌエボさん、いい仕事ぶりではなかろうか。 キャラクターデザインはいかにも川村敏江といったところだが、川村敏江自らけっこう手を入れているんじゃないのかと思わせるまでな、作画に見る安心感は実に心地良く、評価に値する。 何年にも亘って川村絵を描き続けてきたのだから、お手の物になっているのかもしれない。 川村絵のDNAは確実に海を渡っている。


 出でよアカンベー! などはプリキュアの原点回帰を思わせる。 希望のスマイルで退治しなければならない。 が、しかしこの星空さん、DNAはこともあろうに遙か昔の月野うさぎのものと見受けられる。 大層なドジっ娘らしい。 気合いだ、気合い! で、カスミンの腕まくりの如くハッピーシャワーをぶつけるものの、当たらないし、二発目はプスン、パスンとエネルギー切れだ。 まるでチャガーマにおちょくられるチビムーンではないか。 しばらくはこの調子に違いない。 今よ、セーラームーン! なんて後押しされねば攻めどころを掴めない主役なのかもしれない。

ファイル 214-3.jpg 関西弁使いの日野さんは、ファイブに於ける夏木りんちゃんのようでもあるが、なになにどうしてどうして、この娘は誰あろう美墨なぎさ殿のDNAを受け継いでいる。 なんやようわからんけど、と言いつつも表情やポーズがまことに宜しい。 5人組戦隊なれば、ガンガン目立ちまくりというわけにもゆかぬが、「謎のプリキュアおじさん」 たる我が胸を大いに擽ってくれる。 川村のデザインとアンニョヌエボの仕事に拍手を送ろう。 めっちゃ恥ずかしのあかねちゃん、ええで、ええでぇ・・・! o(=^v^=)o

ファイル 214-4.jpg

 

  • この記事のURL
  • アニメ
  • トラックバック(0)

ジュリエッタ

  • 2012年02月09日(木)00時26分

 I am Giulietta ・・・・  夜中に田中敦子の声で囁かれると全身が醒める。 ^^;) TBSの報道特集などでもナレーションで時折耳にする、“少佐” の響きがかなりクる。
 私を見て・・・連れ出して、振り回して・・・・、なんてこと言われた日にはあなた、どうすりゃいいのよこのワタシ。 狂おしく・・・・なんて、狂おしいのはこちらだわね。 ^^;)

 欧州車のCMは総じて映画の一場面のような作りが多い。 アルファロメオのこのジュリエッタ、女性はうっとり、男共は 「こいつを買えばこんないいオンナが付いてくるかもしれん」 などと馬鹿みたいな妄想に駆られそうだ。


 近くまで来たもので、と前置きしつつクルマ屋さんが訪れる事がある。 おめぇなぁ、貧乏人はその辺で缶コーヒー買うような調子でホイホイとクルマなんぞ買えると思ってんのかいな、高給取りか大金持ちの穀潰し息子でも相手にしろよ、と言ってやる。 クルマ屋がノーキョーみたいな押し売りしてどうするんかいな、派手な痛車でも宣伝用に数台あつらえて街中彷徨いてみたらどうだい、あるいは新車イベントにナントカ48とかいう女の子の2,3人掻い摘んで引っ張ってくるとかね、ゼニ掛けないのならその辺の女子高生バンドに声掛けて土日の真っ昼間から店先でドンチャカ歌わせればいい、何かしら面白ぇコトやんなきゃ振り向いて貰えねぇだろ? とまくし立ててやる。

 営業のお兄さん、いかにも人が良さそうで憎めないから、小うるさいオヤジのように 「そんなんじゃダメだ、売れっこねぇぞ」 なんてことまで口走ってしまう。 今度会ったら言ってやろう、おめぇらな、ジュリエッタくらいの粋なCM作れよ、と。 ^^;)

 なんだかなぁ この身はいずれ、泉谷しげるみたいなオッサンになってしまいそうな気がする・・・

 

  • この記事のURL
  • 身近な話題など
  • トラックバック(0)

雪の事故

  • 2012年02月07日(火)23時25分

 気温上昇によって 「SNOW MIKU」 の首が取れたそうではないか。 おおこれは良く出来ていると、被害女性は見上げていたのだかどうだか、いきなりミクの首が落ちてきたのだからたまらない。 こういうものには “骨” は入れてないのか。

 雪の事故が後を絶たない。 毎日のように誰かが亡くなる。 雪山で遭難死するのではない、我が家の庭先で事故に遭うのだ。 降雨が大きな原因だと言っている。 これでまた降雪が重なり、凍っては雨で緩まされ、単位体積重量が肥大化し、崩落やなだれ滑落に繋がる。
 幸いなことに、夜間、我が家にて就寝中に雪の重みで家ごと押し潰されたという酷い話はまだ聞かない。 つまりは、一歩外に出れば危ないのだという心得が肝要だ。 年寄り子供には特に注意して見張る必要がある。

 昔の隣組ではないが、御近所で連携した雪下ろしなどの除雪作業もあり、自治体から諸費用補助を出している地区もあるようだ。 遠くの身内より近くの他人、とはよく言ったもので、こういう時に御近所の皆様方のありがたさが身に浸みたりする。


  • この記事のURL
  • 政治・社会
  • トラックバック(0)

MUSIX 2011

  • 2012年02月05日(日)20時18分

 風が止んだのでこれ幸いとばかり有機肥料の施肥をしていたら、汗をかいてしまった。 さびぃ、さびぃ、と襟巻き代わりに首手拭いを結び締めていた昨日とはえらい違いだ。

 夕方、「ANIMAX MUSIX 2011」 とかいうのをやっていた。 ANIMAX のアニソン・イベントらしい。 お馴染みな2、4拍目の 「イェイ!」 で突き上げるオタクイベントの雰囲気は、姪っ子に言わせればアヤシイ宗教集団のエセ・タントラみたいなのだそうだ。 ^^;)  なかなか上手い事を言う。 そうかもしれんと自分でも思う。 彼女にまた馬鹿にされそうだわいと苦笑いしながら、炙った干しイカを引き毟りつつ晩酌の燗酒を舐め、番組を見ていた。 エセ・タントラ、上等じゃねぇか、アニソンはいいぞ、バカヤロゥ、なんてこと思いつつ、時代は変わったものだと痛感する。

 虚ろな記憶によれば、太古の昔は変人扱いされていた趣向ではなかったか。 陰に隠れて 「TVアニメの主題歌を歌う会」 なんていうのが各地に細々あった覚えがある。 大学生や社会人が反体制地下組織の如く寄り集まって社会の冷視線から逃れるように、秘密集会さながらに裸電球の下で主題歌を歌って喜んでいたのではなかったか。 「アニメ」 などという新造語がまだ普及していない時代だ。 恐竜に怯えつつ夜な夜なコソコソと虫を食って生きていた哺乳類先祖のトンガリネズミみたいなものだ。
 今や日本のアニソンは世界中を席巻する。 一般の楽曲提供屋もアニメOPやEDソングに使って貰えればある程度の売りは確約できよう。 売り込みで新曲PVをTVCMに流すカネを使うなら、アニメ製作のプロデューサーにでも飲ませた方が効率いいのではないのか。^^;)

 初出演だと銘打って茅原実里が歌っていた。 今回の目玉のひとつなのだろう。 この声優が歌っている映像を見ていて、この人は面立ちがきれいなのだから私の好きな時代劇映画にでも出てくれないものかと、妙な感慨に包まれる。 姫様役でもいいし、野卑な山賊の女頭領でもいい。 声優という職で演っている以上、役に化ける事ぐらい朝飯前なのではないのかと、ド素人は考える。
 しかし組事務所、いや違った、プロダクション事務所の意向もあるだろうし、本人達も 「声の商売」 にプライドがある。 何が悲しくて好きでもない水を飲まねばならんという思いもあるのは想像に難くない。 なにより、アニメの高度成長期は過ぎたとはいえ、実写世界よりも多元的、多角的展開のポテンシャルで未だに優位性を懐かせる 「アニメ業界の人間」 たる魅力は、他とは比べものにならないのかもしれない。

 

  • この記事のURL
  • アニメ
  • トラックバック(0)

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ移動
  • ...
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • ...

最近の記事

陵辱された国民
2015/09/19 20:29
サトジュンのせらむん
2015/08/24 22:05
大正桜に浪漫の嵐
2015/03/27 02:12
甘すぎる風潮
2015/03/13 02:06
ローリング☆ガールズ
2015/01/11 08:58
プロのソリスト
2014/12/23 23:46
羽原大介
2014/11/30 01:45
カジノ
2014/11/07 01:14
躾け
2014/10/03 22:53
狂気
2014/09/16 01:00
燃費
2014/08/25 23:27
NHKの愚行
2014/08/04 23:41
この夏 雑感
2014/08/04 09:57
天才女優
2014/06/19 00:46
妹に魅せられて
2014/05/21 00:53
Scripted by Web Liberty / Designed by uz