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竹取物語

 春の交通安全運動はまだちょいと先なのだろうけど、今日はやたらと白バイに出くわした。 桜の開花もぼちぼちで陽気が良くなると県警の交機も走り回りたくなるのか。 ^^;)

 日曜ごとにプリキュアのスマイル教に洗脳を重ねられ、この身が 「イェイ!イェイ!イェイ!」 に浮かれまくっていると、その間に与党は重い慢性便秘の腹痛状態になっており、東電は素知らぬ顔で値上げ強要と脅しに入っている。 サミットに首相が出向くも、馬鹿だ阿呆だでどこも信用してくれそうでなく、国政は内も外もまったくもってこれが本当の “糞詰まり”。

 ニュースを聞けば憤慨と溜息ばかりになりそうなので、CSの邦画に市川崑の 「竹取物語 」 があるのを幸いに、安いニセ・ビールを飲みながら世紀の美女伝説を観ていた。 かぐや姫の異星人論はいつ頃からあるのか知らないけれど、豪華キャストで仕立て上げたこれは、伝承の昔話に異星人とUFOを織り交ぜたモダンな作りの娯楽映画に思う。
 役者がみなそれぞれハマりすぎるくらいに配役されていて、目玉となる異色キャスティングはない。 が、それだけに肩も凝らず、この役ならなるほどこの役者、といったすんなり感覚が物足りなさをやや与えはするものの、「お月様のお姫様」 だけに粗筋は解っていてもまた観てしまう。 それはなによりも、この自分は 「かぐや姫の異星人説」 を大好きであるからだろう。

 竹藪か・・・・、タケノコももうすぐだ。 しかしあいつはやたらめったら生えるから若竹になる前に始末せねばならんのが多い。 残念ながらウチの竹林では絶世の美女となりそうな赤子は拾えそうでない。 UFOが赤ん坊を落としていったとしても、イノシシが先に見付けてしまうかもしれん。 現実とはなんとも夢のないものだ。

 

ラジオ番組

 最近はずーっとPCからラジオ放送を家の中に流している。 radika というヤツは優れもので、作成者様には感謝してもし足りない。 「radiko」 もNHKの 「らじる☆らじる」 もビシバシ聴ける上に予約録音もしてくれる。 あとはFMでまたアニソン大特集でもやってくれれば申し分ない。 ^^;)

 雨の日など、主にNHKのFMを流しっ放しにして、しょうもない書類を繰っている。 すると富沢美智恵の 「にっぽんのうた 世界の歌」 なんて番組も時折耳に入る。 これはなかなかいい。 叙情的な日もあるし、何曜日だったか懐かしいポップスの日らしかったので、けっこう気に入ってしまった。

 富沢美智恵は、妙な宗教絡みで声優辞めたのだとの話がかつてネットのあちこちにあった。 真相はどうあれ、ワイドショーが喜ぶマインドコントロール占い師のくだらん三文ニュースと似たようなものなのだろう。
 芸能人でなくともアヤシイ宗教屋などに釣られる奴は、釣られるべくして釣られる。 簡単にホイホイ引っ掛かるのは女性のマンガ作家にけっこう多いのだと、なんだかよく解らぬ噂も聞く。 なんのことはない、少し売れて儲けたり小銭を持ってそうな連中、特にその類の女性がターゲットにされ易いというだけの話ではないのか。 小銭の貯まった女性は注意されたし。

 青春アドベンチャーという番組、まだやっていたのかと少し嬉しい。 オーディオドラマというヤツは色々情景が想像できていい。 かつては会社職場のラジカセで聴いていたりして、けっこう熱心なファンだった。
 そもそもラジオというメディアは映像がないから都合良い部分も多い。 ニュースや国会中継であのけったいくそ悪い政治屋や盗っ人官僚共の顔を見なくて済む。 ああいうツラは精神衛生上宜しくない。 電力屋にせよ御用学者らにせよ、ツラ見ればぶん殴りたくなるのだから、見なくて済むならそれに越したことないではないか。 ^^;)

 

あひょひゃひゃ

 夜になっても天気は良くないし、妙に生暖かくて清々しないからビールでも飲んでかましてやろうと、冷蔵庫にあった安物肉を焼いた。 他に何もないので生キャベツに食卓塩をパラパラ降りかけ、パリパリ囓りながら焼き肉を食っていると、突如、口の中がゴロリとなった。 奥歯の被せものが外れてしまったのだ。 これはかなわん。

 晩酌ビールどころでない。 おまけに被せものを支えていたクレーターの縁が一箇所欠損したらしく、そこが槍ヶ岳の如くとんがりやがって、舌に触れては激しく痛い。 なんてこった。 クレーター出現と共に凶器の剣が峰が口の中に聳え立ってしまったのだ。
 なるべく舌をそちらの方にやらないようにして、しょうがないから明日の朝に歯医者へ行こうと、食いかけの肉を苦々しく眺めていると電話が鳴った。 舌を動かせばそこに触れて痛いので、まともな発声になりはしない。 何か喋ろうとすれば 「あひょひゃひゃひょほ・・・・・」 なんてことになって、これはもう日本語ではない。 面倒だから電話を切った。 するとまたかかってくる。 「はぁひひゃひひえ、ははほんほ・・・・」 なんて涙ぐましく発声して切断した。

 あの馬鹿、萌えアニメばっか見てやがるからとうとうイカれちまいぁがった、などと相手は思ってることだろう。 チクショーめ、なんて災難だ、面白くもねぇ。 みみっちい我がプライドもズタボロである。 それにしても、ゴクリとやる度に舌が触れて痛いのなんの、うかうか唾も飲み込めない。
 のこのことコンビニまでガムを買いに行き、クチャクチャ噛んだガムを剣が峰の上に被せておくことにした。 おお、これならなんとか舌ベラが傷付かないで済みそうだ。

 朝になって歯医者へ行ったら嘘のように楽になった。 こういうものが外れてしまった場合、間髪入れずすぐ歯科医に来たのは、あなた、正解ですよ、放っておくといけません、この際こちらの悪い箇所も治療しておきましょうと言われ、しばらく通わにゃならんが、舌をどこへ動かしても痛くないという自由のありがたさが身に浸みた魔の一夜・・・・。

 

地滑り、液状化

 またそぞろ関東の方で揺れている。 中越では地滑りがまだ止まらず、紛糾国会と同じく 「どうにかならんのか」 の嘆き節が聞こえてくる。

 庭石の上に砂をまぶし被せたようなもの・・・、それが我らが国土ではないかと思う。 石を揺すれば砂はパラパラと剥げ落ち、上から水を掛けても流れ落ちてしまう。 表土とはその程度のものだ。
 山の崩落、地滑りはウルトラマンの兄弟がみんなして手で押さえたところで止まりはしない。 落ちたがっているもの、滑りたがっている表土は気の済むまでそうさせてやるのが一番だ。 だからといって、集落、住宅があれば呑気な話ではない。 だが、そこで何らかの人工物によって懸命に抑え止めたとしても、そこに溜まるポテンシャルエネルギーはそのまま残る。 実に危うい折衝の中でその状態を保ち続けていくのは得策でない。 やはりエネルギーを吐き出させてやるのが肝要だ。 地下水を抜いてやるのもそのためのひとつだ。

 山を背負っている場所は多かれ少なかれそういったリスクはある。 ここは良い湧き水があるからというだけでろくに調べもせず安易に住宅でも建てれば、ゆくゆくひどい目に遭うこともある。
 我が国に平野は少ない。 それもすべて河口に広がるものだ。 それは何を意味するのかというと、堆積土砂が広がって平地を形成しているわけで、アンデス高地のように山を水平にスパッと切ったような場所とは違う。 つまり、日本の平地は河口付近や沼地跡の豊富な地下水を含んだ堆積層なので、殆どの都市部で地震時液状化は避けられない。 揺すられればそいつは必ず付いてまわる。

 免震構造なんていう “逃がし” の考え方はいい。 エネルギーをはね除けようとすれば無理があり、むしろ 「ひょっこりひょうたん島」 のような浮き構造から発想すればどうか。 実際に軟弱地盤上の構築物では不等沈下や揺れに対して沼地に浮かぶような考え方で設計しているものもあるだろう。
 地盤を固めて液状化しないように出来ないのかという人がいるかもしれない。 それは当該面積が広大すぎるし、人間の手が下せる地盤改良深さなどたかがしれている。 野山も市街地も全面に亘って水洗いで放射線物質を除洗するという途方もない話と変わらない。

 揺れれば液状化する上に生きているのだという認識がまず必要だ。 あとはプカプカ浮いて、それでも水平を保つという、クルマの賢い独立懸架や巨大天体望遠鏡の鏡面補正システムのような事が、住宅、ビル、公共施設らに取り入れられればどうか。 マンガみたいな話にも思うが、実際に研究はかなり進んでいるのではないのかなと想像する。
 それでも地中埋設のライフラインはフレキシブルでない限り甚大な被害は免れない。 特に下水道なんていうのは圧力で送っていく構造ではない。 ヘッド差のもたらす勾配のみが頼りなのだから、困ったものだ。

 

眺望

 春の寒いのと秋の腹減りはこたえる・・・、随分と前に他界した私の祖母さんが言っていたことだ。 春は名のみの風の寒さや、の通り、やれやれちったぁ暖かくなるだろうと一息吐いて、その身が春モードに変わり始めた頃の寒さは想定外に身に浸みるというのだ。 秋は秋で、収穫の季節でもあり冬に備える支度も多く、忙しい。 徐々に気温の下がっていく中、急がねばならん仕事も多く、そこでの空腹は実にこたえるものだと。

 展望の利く場所はさすがに風が冷たい。 しかし真冬の刺すようなものではない。 春らしい霞がかった眺望だ。 ポカポカ陽気に恵まれて春の施肥を終え、気分任せに見晴らしのいい山へクルマを走らせた。 所々、山腹からの浸みだし水が路面を凍らせているものの、なにせ快晴の天気にそれも苦にならない。
 なんだかよく解らないが、こういういい天気に暇な時間が出来ると高いところに登りたくなる。 山岳信仰や登山趣味や行者修行の真似事などとはまるで無縁で、ただ高く見晴らし良い所に行きたくなるのだ。 どうも馬鹿と煙はなんとやらで、その類に違いない。 先頃完成した東京スカイツリーに登りたがる人々もこの自分と似たようなものではないのか。

 昔の戦国武将達は天守閣からの眺望にどのようなひとときを過ごしたのだろうか。 野心と戦略の目で眺めただろうか。 自分もここまでの城を持ったのだとご満悦だっただろうか。 見張り条件や敵からの防御条件などによって高台に構築された城は多い。 雲海を下に望む城跡まである。 水や兵糧を担ぎ上げるだけでも大変だっただろう。
 松本城の天守に上がったのを想い出す。 さすがに国宝、石落としにしても床にしても年代を感じさせた。 なるほどなと感じたのは天守に上がるまでの極度に狭い階段や通路だ。 これでは刀を振り回せない。 また長尺ものを手にして登るのも難儀しそうだ。 身動き取れぬ階段で上から槍を突き刺されたのでは防ぎようがない。 そんなところに感心しながら上がった天守からの眺めはたしか5月。 このように頬にちょいと冷たい風の当たる快晴の日だった。

 

震災の日

 東日本大震災から丸一年。 TVが一斉に特番を流す中で、自分は去年のあの日、何を思っていたのかと振り返る。 これは自分に限らず多くの人がそうであるに違いない。

 タールのように真っ黒な水が何もかも飲み込んで荒らし回る光景に 「なんだこれは」 と息を詰まらせ、自分達の住む世界が無くなってゆく様を為す術なく高台から見ているしか出来ない人達の心中如何ばかりかと思った覚えがある。
 生きる生活基盤、土地の文化、愛や喜びの記録も苦労の賜も、文字通り我々の世界がそこにあるのであって、それが数分の間にすべて掻き消されてしまう災害。 人間の営みはなんと脆弱なものだろうかとも感じた。

 日が経つに連れ、腹立たしさ、憤りばかりが蓄積されていった一年でもあった。 原発事故の詳細隠蔽や政府、国会の無機能無能力ぶり。 現に一年過ぎてもこのザマだ。 やった事はと言えばこの災害に乗じ、被災を人質に取った増税の押し付けだけだ。 挙げ句に、実は当時の議事録はありません、誰がどういう発言したのか記憶に御座いませんという。 到底、国家国民を思っての任務遂行とは思えない。 お前達は我が保身のために国民を殺しても平気なのかと激しい怒りを覚えるのはこの自分だけではあるまい。

 揺れたのと津波が来てしまったのは天災だ。 だがその後のお粗末な対処や原発に関連する諸事は明らかに利権保持と責任逃れ、保身絡みの人災であることを改めて認識する3.11、震災の日である。

 

春の宵

 三月になった。 雨は嫌いだが、この時季、気温上昇と共に雨をくれてやってもらわねば伸びる芽も伸びない。 スコールのような狂った降り方だけは勘弁願いたいと今年も祈る。 あと、遅霜も御遠慮願おう。 心なしか、お天気コーナーの春ちゃんが鮮やかに見える。 草の匂いがしてくるのはもうすぐだ。
 小泉今日子の 「春風の誘惑」 でも聴こう。 ちょいとコーラス効かせたあの間奏ギターの小気味よさが浮かれ気分にしてくれる。 今から思えば何かのコスプレじゃないのかと思えるような三流アイドル的ピラピラ衣装が目に浮かぶ。 そういえば 「親衛隊」 なんていう人達がいた。 今じゃ大変なオジサン達なんだろうけれど、当時を振り返って今、何を思うや。

 オタ芸の乱痴気ニイチャン達もやがて歳を取る。 いずれ彼等も若き日の愚かさを懐かしむのだろうか。 乱痴気といえば、今のお婆さん達はロカビリー全盛時代、平尾昌晃や山下敬二郎、ミッキーカーチスらにパンツを投げたそうな。 プレスリーファンを真似たらしいが、ステージに若いオナゴのパンツが飛び交うわけだ。 ちょっと壮絶ではないか。
 で、その日のステージ終了後、それら夥しいパンツは誰の手に渡ったのかどのように処分されたのか。 残念ながらそれは私の知るところではない。 そのテのものを盗んででも欲しがる特異な人が当時もいたことだろうから、ネットオークションはないにせよ、案外そういった趣向の人にお裾分けされたかもしれない、などとアホな想像に耽るのも弥生月のせいか。


 Here we come,
 walkin' Down the street.
 We get the funniest looks from
 Every one we meet …… 

 続くスネアの三連が懐かしいモンキーズのテーマ。 デイビー・ジョーンズが亡くなった春の宵。

 

曇り

 雨の日と、曇りの日と晴れと、どれが一番好き ? 

どぎまぎして、挙げ句にこのような問い掛けをしてしまう男の子。
少女の返事は 「曇り」。


 どんより曇った暗い空、道行くクルマもヘッドライトつけたのが見られる。 憂鬱な気分だ。 なにもあの子はよりによって 「曇り」 を選択することもないのにと、すがすがしさとは縁遠い世の情景をいまいましく思いながらアニメの一節を想い出すのだが、これが 「おもひでぽろぽろ」 に行き着かない。 ^^;)

 さて、実写ドラマでなく確かアニメだったような気がする、なんであったのか?  ジブリに辿り着くまでフュゥ・ミニッツを費やしてしまった。 そして、タエ子という名を記憶の隅から拾い上げるに更なる数分を要した。
 自分のメモリもCPUもかなり時代遅れの古さなのだろう。 少々よけいなゴミが付着しているのか、かつて見られた闊達さにも乏しい。 ええい、なんだかよくわからねぇが、やっちめぇ! の 「なんとかならぁな的度量」 に最近は甚だ欠けるのだ。 ^^;)

 自分は晴れの日以外は嫌いである。 学生時代、雨の日と風の日は学校へ行かなかった。 ^^;)  社会人になって働き始めると、そうもいかない。 しかも月月火水木金金だから雨も風も雪も台風もどうってことはなくなった。 しかし、未だに全天曇り空の暗ぁ~い日は嫌いである。 これならザバザバ降ってもらった方がいい。

 TVのサイエンス番組で小天体の地球衝突CGを見ることが出来る。 たとえあの熱と火に耐えられたとしても、長期間全天を覆う厚い雲の下では自分なら鬱病になること間違いない。
 ただ、他の人々も少なからず明るい陽射しを欲しているのだろうか、TVアニメでは夏を背景としたものが多い。 こんな日は夏ものアニメでも見よう。
 陽に照らされないと腐る、腐る、気分が腐って、滅入る。

 

トマト

 スーパーの野菜売り場が少々配置換えされていた。 この季節にどういうことか、トマトがやけに沢山積み上げられている。 さては最近のTV報道によるメタボに効きそうだの、お身体に宜しいのだのというヤツのせいか。 暦の上では春には違いない、だが、冬だというのにこのトマト狂想曲は何だ?

 我が家では夏になると毎日嫌になるほど喰わねばならん。 親父めが殊の外トマト好きで、幾種類も作るのだ。 もっとも、買ってくる苗はどれも最近流行りのものばかりで、昔ながらの 「トマトの匂い」 にはありつけない。 ガキの頃にみんなあの香りを嫌う中、自分だけ悠々とかぶりついていたのだと、トマト好きを自慢話の如く語る。 最近のヤツはどれも匂いがさっぱりだ、しょうがねぇ、と愚痴るのも毎度お馴染みだ。

 確かに、その件は激しく同意である。 こういった品種改良は子供に嫌われぬよう方向付けられるのが世の常だ。 その結果、何もかもが甘ったるくなり、独特のクセある香りを取り去った高糖度の改良品種がもてはやされてきた。 今や納豆でさえ 「匂いなし」 が幅を利かせている。 まぁ見ているがいい、今に匂いのないセロリなんていう気色悪い品種が出回る。 そんなものは宇宙船にでも積んで火星旅行の弁当のオカズにでもしろ。 まったく、味わいもへったくれもあったもんじゃない。 ^^;)

ファイル 215-1.jpg で、そんなことを考えながら、お蝶夫人の白湯鍋に続いて岡ひろみのメラメラトマト鍋のスープで鍋を作ってみた。 なかなかイケる。 こいつはお蝶夫人のよりはまともに喰える。 ^^;)

 

ジュリエッタ

 I am Giulietta ・・・・  夜中に田中敦子の声で囁かれると全身が醒める。 ^^;) TBSの報道特集などでもナレーションで時折耳にする、“少佐” の響きがかなりクる。
 私を見て・・・連れ出して、振り回して・・・・、なんてこと言われた日にはあなた、どうすりゃいいのよこのワタシ。 狂おしく・・・・なんて、狂おしいのはこちらだわね。 ^^;)

 欧州車のCMは総じて映画の一場面のような作りが多い。 アルファロメオのこのジュリエッタ、女性はうっとり、男共は 「こいつを買えばこんないいオンナが付いてくるかもしれん」 などと馬鹿みたいな妄想に駆られそうだ。


 近くまで来たもので、と前置きしつつクルマ屋さんが訪れる事がある。 おめぇなぁ、貧乏人はその辺で缶コーヒー買うような調子でホイホイとクルマなんぞ買えると思ってんのかいな、高給取りか大金持ちの穀潰し息子でも相手にしろよ、と言ってやる。 クルマ屋がノーキョーみたいな押し売りしてどうするんかいな、派手な痛車でも宣伝用に数台あつらえて街中彷徨いてみたらどうだい、あるいは新車イベントにナントカ48とかいう女の子の2,3人掻い摘んで引っ張ってくるとかね、ゼニ掛けないのならその辺の女子高生バンドに声掛けて土日の真っ昼間から店先でドンチャカ歌わせればいい、何かしら面白ぇコトやんなきゃ振り向いて貰えねぇだろ? とまくし立ててやる。

 営業のお兄さん、いかにも人が良さそうで憎めないから、小うるさいオヤジのように 「そんなんじゃダメだ、売れっこねぇぞ」 なんてことまで口走ってしまう。 今度会ったら言ってやろう、おめぇらな、ジュリエッタくらいの粋なCM作れよ、と。 ^^;)

 なんだかなぁ この身はいずれ、泉谷しげるみたいなオッサンになってしまいそうな気がする・・・