「オーケストラ!」という映画をTVでやっていた。 コミカルで面白かった。 おフランスの映画だから原題は 「 Le Concert 」。 コンサートという意味かな?
ブレジネフなんていう書記長名が出てくる。 歴代のソ連共産党書記長で、あの顔はいかにも 「ソ連共産党」 というイメージが残っている。 厳ついオッサン連中を集めた重圧的な 「赤軍合唱団」 なんてのが有名だった頃ではなかったか。
ヴァイオリンのソリストを演じる女優は美しいのだが、チャイコフスキーのコンチェルトをクライマックスのあそこで演奏して観客に聴かせるのであれば、おい、あの演奏演技はもちっとなんとか出来なかったのかと、がっかりしてしまった。 かなり興醒めさせられたのだ。
勿論、監督の演技指導によるものなんだろうけれど、音楽学校の生徒が練習しているのではないのだから、プロのソリストがチャイコフスキーを弾く、しかも見せ場のクライマックスにあれはないだろう・・・と。
あれでは宮園かをりの方がはるかにソリストらしい。 面白い映画だったが、それだけにどうにも気に入らない。 口直しに 「四月は君の嘘」 の録画データを回して、かをりちゃんの演奏をまた見てしまった次第。
さて、今宵は神尾さんのステージライヴでも聴いて寝るとしよう。