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フェリー

 熊本の人吉まで行くのに列車使ってもいいけれど、生憎こちとら鉄道の趣味はひと欠片もなく、ウロウロ寄り道しつつ好きな時に好きな所に寝て好きな居酒屋で飲むというのんびり旅の方が性に合っている。 ちっちゃなクルマでチンタラ旅をすることにしたものの、大阪まで出て山陽道を行くのもかったるい。 よって、フェリー併用で四国を横断する事にした。 南海の萌えフェリー始発に乗れば、四国をどんなにまったり走っても陽の落ちる前に八幡浜から宇和島フェリーで晩飯前には大分の別府に着ける。

 八幡浜のフェリーターミナルは道路管理者と協議してもうちょっと何とかならないものか。 乗船待ちで並んでいる場所とフェリー乗車口の間に一般公道があるため、入り乱れて混雑し、車両誘導員も結構大変そうだ。
 豊後水道では紀伊水道より利用車両が格段に多く、宇和島フェリーに乗ると乗用車は船倉でなく二階へ上げられることが多い。 つまり甲板デッキに乗っけられる。 三時間ほど経って到着するとクルマが潮晒しになっており、降りた後はフロントガラスだけでも洗い拭きせねば乱反射してしまう。

 数時間だけとはいえ、それでも船旅は楽でいい。 トドかアザラシのように寝てればいいのだ。 バスの団体さんなどと一緒になるとやや賑やかで、中にはクソ喧しい大奇声を上げて喋くり続けるオバサンもいるが、寝れない程の迷惑騒音でもない。

 帰路の徳島ターミナルで時間潰しにキャラ商品のひとつも買って帰ろうかと物色したものの、萌えキャラ饅頭は無かった。 ^^;)  きらら&まいのタオルがあったが、一新されたキャラなので 「これは要らんなぁ」 と、初代キャラのシールだけ買った。
 売店にオニイさんがいたので、「おい、なんでセーラールックやめちまったんだよ。 あれじゃそこら歩いてる中学生じゃねぇか」 と、ひとくされブータレてみた。 「フェリーなんだぜ、船だよ、船。 セーラー服みたいなんでいいじゃねぇか。 以前のヤツの方がぜってぇいいぞ。 なんだかよぉ、今のヤツは近所の子みたいでよぉ、どうにもなぁ・・・」と。

 

「いやぁ、作者が代わったらしいんですよ」  さすがにオニイさん、苦笑い。 「なんでぇ、なんたら若菜ってぇ人と著作権の喧嘩でもしたのかい?」   「さぁ、そこまでは自分らも分からんですよ・・・・あ、それでも前の絵はあちこちにありますよ」、お釣りをくれながらオニイさん、また苦笑い。

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