大航海の末、大陸に辿り着いた子供達を描く第40話。 ここで鳥の親子を目にしたことから両親のいないルナは一抹の淋しさを覚え、彼女の力になりたいと思うベルの気持ちが昂ぶります。 それは少なくともルナを憎からず思っていた感情の発露であり、なりゆきとはいえ、秘かな恋心の告白となってしまったのは事実であります。
注目すべきはルナの描きです。 改めてルナを異性として見たベルの心情を表すかの如く、ここでのルナはそれまでの躍動感溢れる少年ヒーロー的な中性味が消され、女性のラインをもって艶っぽさを浮き出させるように描かれています。 これは明らかに脚本に準じる意図的な作画であり、一瞬ドキリとさせられるルナがここに見られます。
ああ、ルナはやがて女性となる子供なのだ、という第40話の姿を御覧下さいませ。
父さん母さんの話題に付いていけないルナです。
ちょっと寂しい。
サボテンを調理するルナの後ろ姿。
ベルの視線にある姿ですから、身体のラインが女性っぽいですね。
そうなんだ、ボクがルナの傍にいて守るんだ!
とベルは改めて思います。
これは刺身サボテンを作っているのです。
女性らしさを発散する彼女に、近付いたベルはどうにも落ち着くこと叶いません。
ベルの視点です。 なんとも言えないアングルです。
小さな肩がいかにもか弱い少女で・・・・。
このうなじが目に入ったのでは、ベルもさすがにしどろもどろ・・・・。
か、可愛い・・・・・。
いつにも増して白く見える首筋に、クラッと・・・。
これではとてもじゃないが肝心な部分の言葉が出せません。
い、いや・・・あの・・・その・・・・
それはまぁ、この子にこんな眼差しで見詰められれば・・・・
このルナなどはそれまでにない、“しな” というものがありますね。
普段のルナはもう少し剛性が強い身体のラインなのですけれど。
“女性” を強調して描かれたルナの最たるものです。
たまりませんね。
い、色っぽい・・・・・。
昼間っからなんという目をするのか。
れ、劣情が・・・・・。
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