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キモオタ

 久しぶりにネットのあちらこちらで 「プリキュア」 の文字が躍っていた。 なんだえ? スマイルはそんなにウケてるのかえ?

 あにはからんや、プリキュアなんぞ見るキモオタはそのままロリコン性犯罪者予備軍なのだそうな。 ちょいと極論な気もするが、小学生をバッグに押し込んで連れ去った変質ニイチャンがプリキュアを見ていたそうなので、変質者への怒りも手伝って、プリキュアン叩きになっているらしい。

 初代から様変わりさせて大人をかなり篩い落とし、本来の幼児対象路線で安定した継続を保ってきたものの、かくなる変質者がプリキュアファンだったとなれば、東映さんにもバンダイさんにも少なからず迷惑な話ではあるだろう。

 叩いている側の言い分は解らぬものではない。 いい大人の男が女児アニメを見て喜んでいる様は、まったくもって気色の悪い、いわゆるキモオタとして括られても仕方あるまい。 それが女児に向けられる性犯罪の温床であると決めつけたくなるのも、一般的社会通念からして無理はないように思える。

 ただ、どのような趣向に属する人間の中にも、おかしな奴は生まれ得る。 教員や警察官など税金で喰っている連中に性犯罪が多いように見えるのは、公務員だからメディアが取り上げて記事にしているという偏りだけでもあるまい。
 確率論なのだろう。 女児アニメなんぞに傾倒するオタクには極めて高い確率でそれが認められるという事なのだろう。 どういう統計なのか知らないが、事実ならばそれを認めねばならず、また事実でなければここまでキモオタが冷視嫌悪される筈もない。

 悲しいことに、プリキュアンがキモオタであるならばこの自分もその括りの中にある。 世の中の視線がそうである以上、素直に頷くだけである。 さりとて、このような変質者は憎むべき社会の敵であり、一体何を喰って生きていればそのような変質に歪んでしまうのか、キモオタ括りの中に居てもさっぱり解らないのも、これまた実状なのである。

 

落とし処

 その方、間違ぅても遺恨ではなかろう、乱心に相異あるまい、そうであろうな?

なんてことを言い含める取調官の姿が目に浮かぶ。 たとえ 「遺恨である、周到な計画の上に謀った企てである」 と白状しても、「そうかそうか、やはり乱心であったか」 としてしまうのが中国政府の落とし処。

 だが、大使のクルマが公然と襲われ、犯人が当該国家の国旗を引き毟って逃げた事実は覆せない。 気の短い国ならば宣戦布告に等しいと騒ぎ立てても不思議でない。 「てめぇ馬鹿野郎ゥ、上等じゃねぇか」 と言えないならば、せめて 「あれはその程度の極めて危うい国なのだ。互いの公使を常駐させるというのも考えものである」 と国際的に表明、喧伝する必要があろう。 それが曲がりなりにも先進国の一員たる我が国の姿勢であり責務ではないか。

 

怒!

 何なのだ、自公の問責決議案は。 自民はすったもんだの挙げ句に、自公含めた密室談合がけしからんという内容の問責決議案に乗ったわけだろう。そ れは一体どういう方向を向いての事なのだ。 総選挙先延ばしだけに縋る民主党はとんでもない悪行を続けているが、自民党もひどすぎる。 麻生政権時代の末期と比べてもまだえげつない。 消費増税は民主党の野田政権時代に決めた国策である、と後に吹聴して回るためだけに精力を傾けた、「ああ、所詮は腐れ自民のままなのか」 を印象付けるのみである。

 野田が増税してくれるってんなら、押してやるに越したことはない。 なに、社会福祉用の増税? 馬鹿言っちゃいかん、復興と景気回復目指して好き放題公共事業費に使えるようにしておけ・・・・てなもので、町村、古賀だの伊吹、二階だのといった、いかにも族で生きていそうな連中が舌をペロペロ。
 かつての総選挙で大敗を喫し、野党に下って辛酸を舐めても、真摯に国民の声を聞き国民の側を向いて姿勢を正そうという更生意欲などさらさらなかった。 増税だけ決めさせてその後に政権を戴けば万々歳、下衆なスケベ根性だけで動いていたと思われても仕方ない。
 実際、3党談合で消費増税を掲げながら、増税法案だけ通れば手のひら返して参院の問責決議案だとするのである。 しかも、我が身を問責する 「3党談合がけしからん」 の問責内容に乗ってまで、今回は問責決議案を通してしまうのだ。

 常識で考えて、まったく一貫性がない。 野田とどこまでデキているのかは知らないが、消費増税だけを闇雲に先行議決させた自民と公明は何をきれい事言ったところで、国民はこの連中に 「政策も信念もない政局踊り屋」 たるレッテルを貼ってしまった。

 悪徳民主党は潰さねばならん。 が、同時に自公もこのままのさばらせておくわけにはいかん。 国民は激しく怒っているのだ。

 

無党派層

 辿り着いたらいつも雨降り・・・。 そんな歌があった。 「ああ、この気怠さは、なんだ!」 という叫ぶが如きメロディが耳に残る。 拓郎だったか ?

 折しも梅雨の夏至。 最も日が長いというのに、この空模様では昼間の長さの有難味など無い。 雨降りばかりなのでTVのニュースなんぞを繰り返し見るはめになる。 それがまた気怠い。
 
 政権与党内では執行部側と小沢側で、並み居るジャガイモ目掛けて脅しの掛け合いが熾烈になっているらしい。 力は数なり、数を得るには脅しとカネなり、だ。 執行部側は当落線上の際どいジャガイモに分配金を用意しているとかいう話もある。
 民主党に限らず自民党もその繰り返しだった。 裏を返せば、政策理念と自ら実行意志を持つ議員は殆どいないということだ。 チルドレンやガールズに代表されるように従順な頭数だけが求められての当選議員なのであって、当人達に何ら国会議員能力があるわけではない。 そんなイモ連中を当選させてしまう歴史を繰り返しているのだから、ここの辺り、我等は一人の有権者として自虐的な考察に陥らざるを得ない。

 では、まともな候補などいるのか、と見れば、どれもこれも消去法で消していけば無くなってしまう。 いつも通り自分は無党派層と称される部類になる。 だが、有権者としてはそれもひとつの権利だ。 こんな腐ったイモの中からひとつ選べとは甚だ無理難題。 せめてひとつひとつひっくり返して転がしてみて、裏も表もよぉく吟味させてもらおう。

 自民の伊吹が言う。 そんなものね、今、解散なんてすれば、ここにいる人達みんな帰って来れなくなりますよ、子供じゃないんだから、みんな分かってますよ・・・。 沈みかけ政権への擦り寄り、寝技の一環だとしても、野党の派閥親玉が中継国会で総理に向かってそう語る。
 野党になりきれぬ故の吐露なのか、四面楚歌な呆け総理の肩をここぞとばかり抱きに行ったのか、どうであれ、最も大事なのは我々国会議員の議員資格を死守することだ、あんたらは尚更にそうだろう、違うかね ? というものだ。

 相も変わらぬ国民無視の姿勢にはうんざりだが、互いに無党派層の取り込みが難しく、有権者のうち最大割合を占めるその票がどう動くのか読めない。 実に厄介だから、あんた、今ヤケクソ解散だけはしない方がお互いのためだぞ、と釘を刺しているかに見える。


 霞ヶ関の御用マスコミ共が口を揃えた 「何も決められない政治」 は、消費増税案を通す事によってひとつの目的を果たす。 ああ御用マスコミ共の望み通りに消費増税、おめでとう御座います、とでも皮肉っておこう。 社会保障、行政、その他諸々の改革はお蔵入りだ。 全ては霞ヶ関の操るがままに事は運ぶ。 まったくもって順調だ。 原子力ムラも安泰だし、ヌケ作揃いな外務省も突っ込まれずに済んでいる。 胸を撫で下ろしているだろうと思われるのが前国交大臣の前田で、どさくさに紛れて公職選挙法違反から逃げられそうな雰囲気だ。

 決められない政治、ねじれ国会が悪政の大元だと言わぬばかりな御用マスコミの論調はおかしい。 ねじれて前に進まないのは政権与党の責任が大だろう。 民自の大連立待望論を書き連ねる暇があるなら解散総選挙、再編でも謳ったらどうなのだ。 だから 「マスゴミ」 などと国民の敵扱いに非難されるのだ。 もっとも、大本営御用達の時代から何も学んでいそうでないから、タブーだらけの御禁制テーマ封じに従順であり続けるのではあろうが。

 我が身を正当化するつもりはないけれど、有権者の無党派層が多いのは悲観する状況ではない。 国民はまんざら馬鹿ではないということだ。
 決められない政治を生んでいるのは他ならぬ無党派層だ、などと訳の解らん事を言う愚か者もいる。 おそらく白い衣装でも着せられてアタマに電流通され、霞ヶ関か永田町でイニシェーションを受けたのだろう。 さしずめ流されるテープは 「増税するぞ、増税するぞ、増税するぞ、・・・・・・」

 この国難に密室談合で増税だけを先行手打ちし、霞ヶ関のお褒めを賜った自・公・民。 それを連日 「修正協議」 などと真っ当な国会運営であるかの如く書き立てたマスコミ。 政権与党の哀れな内紛騒ぎも含めて、これらを苦々しく見ている事しかできなかった国民有権者にとって、無党派であることは今の政治屋共を見る限りむしろ健康的な反応だろうと自負するに至る。

 無党派であるならばいっそ投票棄権、投票権を行使せずにいてもらいたいのが連中の腹の内。 「投票日に雨でも降ってくれれば助かる」 と本音を漏らしたのは自民の森元総理だった。 どうやら投票率の上がるのが困るらしい。 現在のように無党派層の占める割合が高ければ尚のこと投票権を放棄して欲しい。 従って、ネット投票の選挙などは以ての外だ。

 有権者はすべからく馬鹿でいてもらわねばならない。 我が党の信者以外はなるべく投票所に足を運んで欲しくない。 世論調査に協力はしても、実際の投票行動は面倒臭がってくれるに越したことはないのだ。
 それ故に、底意地の良くない自分は手軽に投票できるネット投票選挙に賛成である。 連中の嫌がる投票率アップが実現する世の中にせねばと考える。

 

要らん

 要らんなぁ、要らん。 適度な雨は欲しいが、台風は要らん! 
 ふたつも続けて来やがって! ^^;)

 自公民の密室談合で増税だけさっさと決めちまいやがって、さすがは堂に入った悪役ぶり、極悪本領発揮の政治屋共はロクなもんじゃない。 絵に描いたような原発再稼働のなしくずしもそうだし、オウムのあの馬鹿野郎逮捕の騒ぎを簑代わりに羽織り、とんでもない愚行が確実にステップ踏まれていく。 お前達は国民を殺す気か。

 要らんなぁ、要らん。 我が家のお家事情駆け引きで密室談合しか出来ん自公民。
 非国民なこやつらも、要らん!

 

地元首長の構え

 経済界を脅しまくって関西広域連合の足元を蹴飛ばし、敗北宣言に似たコメントを引き出すまでにこぎつけた政府のゴリ押しだったが、その大飯原発再稼働のGOサインがなかなか出ない。 というより、出すタイミングが見つからないのか。

 地元おおい町には札束ちらつかせるだけでクリア、ハエの如くうるさい関西広域連合には地元企業を脅かして足元を崩し、一挙に反再稼働トーンを下げさせた。 そこまでは計画通りに事が運んだ。
 だがここへきて、福井県知事が先を見据えた国家の原子力政策を首相が国民に説明せよと迫り始めた。 なんだあいつは、県に銭だけくれてやりゃあ素直にしてるんじゃなかったのかと、政府や霞ヶ関としては面白くない。 あたりまえだ、国は立地地元をナメ過ぎている。

 世界が震え上がったフクシマの真の原因究明も収束への確かな道筋も見えぬ中、地獄を見た経験からなる安全対策が施されているとは到底言えぬ大飯原発を、今ここになにがなんでも再稼働させ、なし崩しに原子力ムラの利権安泰を図っているのは立地地元である福井県もおおい町も充分承知している。

 国は二言目には 「地元の御理解が得られれば・・・」 と付け加える。 そう言いながら片手で札束を掴み、それで横っ面を張り飛ばしに来る。 地元了解、地元要望を 「錦の御旗」 にしたいのだ。 いいな、お前達は快く了承したのだからな、と睨みを利かす。

 もはや原発無しでは喰えぬ地元であるならば、住民の声からも財政事情からも落としどころはおのずと決まってくる。 しかしひとたび事あれば、地元だけでなく周辺他府県への広域被害も目に見えており、広大な土地の放棄、長期に亘る住民避難や風評被害等も想定すれば、いささか足もすくむ。 とてもじゃないが、快諾など出来るわけがない。

 当該地元にとってこのような重大決断を為すに、国策である以上は何が起ころうとも責任は国にあるという事を明確にしておく必要がある。 あのとき再稼働を促したのは他ならぬ地元ではないか、との批判が将来にあってはならない。 それだけは断固避けねばならん。 地元首長としては当然の構えだ。
 総理の口から国民に解り易く原発政策の展望を説明せよとは、総理にとって泣き所で、政策も展望もありはしないのだから、まことに嫌な突っ込みに違いない。 使用済み核燃料をどうするのか? 肝心のそれさえ方針のないまま、利権第一の原発再稼働なのだから。

 

国民は不幸だ

 電力屋は毎日酔ったようなふざけ口調でTVニュースを賑わしているし、もう足元の無い総理大臣は馬鹿のひとつ覚えで 「政治生命を賭けて」 財務省様からの御命令を遂行せねばならないと、あの手この手でどうやって国民共を騙くらかそうかに躍起の様子。

 どいつらもこいつらも、世が世なら天誅ものじゃないかと嘆いていれば、何の因果なのかボンクラ愚民が増えたのか、あちらこちらで人殺しのような交通事故が相次ぐ始末。 おまけに亀岡での10人致死傷事故少年に対し検察は 「運転過失」 を適用させて家裁送りにすると聞けば、なんだとこの野郎、なにが 「過失」 だとはらわた煮えくり返り、他人事の顔でのうのうと沖縄に出向いて一説ぶっている鳩山ボンボンの顔を見ては更に胸くそが悪くなる。

 国や原発利権ムラの思惑通り、おおい町議会は原発再稼働容認、というよりも再稼働切望の議決。 地域産業の糸口も見えぬ過疎地で貧苦に生きるのがいいのか、それより原発利権のおこぼれで喰わしてもらう方が諸君らのためだろうが、との現地対処は、折しも沖縄の声にある 「そこに落とされるカネに飼い慣らされた地元」 と相符合する。

 声を荒げた知事がいた。「国のやり方は暴力団よりえげつない」。 言われてみればその通り。 自分達でこの土地を活かしてなんとかしていきたい意欲が削ぎ落とされ、国の政策に向けてあんぐり口を開けながら尻尾を振るだけの、それこそ愚民に貶められてしまう。 罪無き女性をシャブ漬けにし、廃人として貢がせる鬼畜暴力団のやり口そのままだ。

 値上げは権利であり義務である、なんてことをしゃあしゃあ言ってのける東電なんぞは破綻企業の自覚が全くない。 元より自分達は役人並み特権で守られていると思っている。 贅沢な不動産を売り飛ばし、企業年金を廃止、人員削減と人件費の更なるカット、それら諸々は背中に隠して値上げだけするというのでは、そのうち東電は襲われるかもしれん。 いわゆる江戸時代の打ち壊しだ。 今の日本人に天誅は無理としても企業テロぐらいはやらかすヤツも出てこよう。 ただでさえ自暴自棄に陥って 「誰でもいいから殺したかった」 なんていうイカれた野郎がゴロゴロしている世の中だ。

 そうなる前に、国は実質的に東電を潰してしまい、発送電分離をはじめ電気事業法を一刻も早く改正しなければならない。 それもまぁ電力労組の民主党では話にならず、癒着利権しかアタマにない自民党では元の木阿弥。 都知事が言うように、政界再編で既存政治屋共をいくら寄せ集めたところで屁の突っ張りにもなりはしない。 ずるずるとこのまま日本が滅びるだけである。 国民は不幸だ。

 

10人死傷事故

 世の中はなんとも不安で物騒である。 ストーカー被害を訴えたところで、警察は自分らの慰安旅行が大事なので取り上げて対処もしてくれず、案の定殺害されてしまったではないかと怒りをぶつけたところで、権力組織はそやつらを懲戒免職にするわけでもないのだ。

 晒せ、吊せ、殺してしまえ・・・・憤りが過激な言葉で並ぶネット上。 道交法や少年法の壁に苛立つかのような反応は素早い。 被害者の方々が赤裸々に晒されるのに対し、犯罪者たる加害者が社会への情報流出を保護される現行法の理不尽さ、それが 「黙ってられるか」 を突き動かす。
 おのずと隠されている加害者特定に向かうことになり、法がだらしないなら我々が社会的制裁を加えねばならん、まずはそいつを晒し者にせよと沸騰する。

 国民はみな法律家ではない。 無論、法治国家なら法を遵守するのだが、小難しい法律の分厚い書物を誰もが携えているのではない。 法律云々以前に、我々は社会が構築する一般良識を基に日々を生きている。 裁判にしても裁判員制度を設けたのは変革の一歩ながら、現行法の壁は如何ともし難く、その事は度々取り沙汰される。 人々の心内にある “世の掟” と現行法の乖離はもう誰も否定できないところに来てしまっている。

 ただでさえ 「信用できない政治」 への鬱憤が溜まりに溜まっている。 立法府である中央の国会が能無し議員共によってあのざまである。 早急を要する現行憲法論議や自衛隊法、外国人土地法等々の見直しなどどこ吹く風で増税と利権保持、政局第一に躍起な現状では、立法府機能はまったく働いていないと糾弾されても仕方ない。

 政治屋も役人共も信用失墜。 マスメディアは大本営御用達で、そこには触れぬ 「タブー」 事項だらけの腑抜けプロパガンダ記事で御機嫌取りに終始。 TVでは夜のニュース番組に総理が出演、U-35の御意見拝聴と看板だけは一丁前ながら、やっていることは当たり障りない台本トークによる現政権のCMだ。 メディアを使ったこんなみっともない猿芝居は中国共産党でもしないだろう。 そんな暇があればさっさと法整備して、狭い列島を外国人に買い占められている状況をなんとかせよ。 これが世の声だろう。

 この事故報道も無茶苦茶だったらしい。 加害者の親元へ押し掛けるだけならまだしも、被害者が搬送された病院へ押し掛け、制止を振り切って病室やら霊安室にまでカメラ、マイクを持ち込んで騒いだようだ。 非道極まりない。
 被害者の傷口に塩を擦り込むような 「被害者叩き」 もネットで蔓延っているが、ワイドショーだかなんだかの報道連中もそれと同類、人の道から外れすぎている。

 道路事情にも事故原因があるとする見方は、完全否定できないまでも妥当ではない。 道路がどうあれ、最後に事故防止を委ねるところは運転側の良識と技能である。 古い港町や漁師町へ行ってみるがいい。 こんな所、自動車を通して良いのかと思える狭い道路だらけだ。 亀岡市の当該道路は国道の抜け道になっているから事故が起きたのではない。 そんな道路をバイパス代わりにすっ飛ばす連中が非難されるべきであり、無免許少年の居眠り運転が殺人的事故に至ったのだ。

 少年法で未成年の将来を守るというのも必要だろう。 だが、それ故に悪質な犯罪でも適用される現状はおかしいというのがネット中心の世論ではないのか。 例えば死亡させた交通事故で故意があったとしても、それを否認すれば道交法適用で終わるのか。 無免許運転は違法承知の上での所業。 それは明らかに犯罪意図を持った行為だと言えなくもない。

 百歩譲って、少年故に行き届かぬ分別の為せるものとされるのか。 では、この殺人事件に匹敵する無免許運転事故を起こした少年の保護者責任は問われないのか。 少年法で未成熟な者を守るというのであれば、裏を返せば、大人になるまでのその期間、指導監督する保護者が必要であるということではないのか。 罪と責任はどこへ消えてしまうのか。 素粒子の対消滅に見る如く、跡形もなく消え失せるとでもいうのか。 そんな馬鹿な話があるものか。

 

犯罪者擁護

 誰が見ても、こんな国防大臣では国が滅ぼされるという危機意識を持つ。 何がどうなってこのような人選に至ったのか、総理の任命責任は逃れられない。 また、明らかに犯罪者でありながらそれを更迭せず続投させるという国交相擁護の姿勢は、理も義もありはしない、無茶苦茶な権力の横暴だ。 限りなく黒に近い灰色の小沢に比べ、前田の場合は多くの証拠に裏打ちされた、明日にも立証できる犯罪者である。

 両大臣の問責が可決となっても何食わぬ顔の政府と審議拒否の自民。 国民はけしからん大臣など即刻罷免だと怒る傍ら、では民主党に代わりのまともな人材はいるのかとなれば暗澹たる見通しになる。 国家にとってこんな不幸な話はない。

 マスコミは 「またもや問責騒ぎの繰り返し」 などと野党批判に終始するが、元はと言えば与党の人材の無さと無能総理のいいかげんな閣僚抜擢ではないのか。 醜獪極まる日教組の親玉がなにやらほざいているようだが、「かつての自民より僅かながらもマシな部分があるかも」 と淡い期待を持つ少数の国民がいたとすれば、ここに至って彼等も完全に見限るだろう。
 かねてより民主党支持の大半は自民党アレルギーに依存するものだった。 だが、もはや反自民どうこうよりも民主党アレルギーが世の中を席巻してしまった今、何をどう喚こうとも現政権の寿命はない。

 

尖閣買い取り

 尖閣4島を東京都が買ってしまうとした都知事の意向は正解だ。 また、国には売らん、東京都なら売るという地権者側も大正解だ。 中国漁船の体当たり攻撃に対して売国奴の如き対処で済ませてしまったお粗末政府を見せつけられたのでは、地権者も国をまったく信用できないのは当然だ。
 アワ喰って、「それでは国で買い取る検討も・・・・」 などと官房長官が苦虫噛み潰してはいたが、地権者が売国奴政府に売る筈も無し。 こやつらならば平気で国土を差し出してしまいかねない。

 なんか文句あるか、と言い切る都知事の言葉はそのまま能無し政府と諸外国に向けられたもので、御用メディアを除けば国内反応は概ね賛同のように見え、都民のカネをそんなことに使うのかという反対の声も元気がない。 本当に売買が締結されるなら、副知事の言うように寄付を集めるべきだろう。 大和民族は我が国土のためなら僅かずつでも寄付してくれそうだ。

 都が買ったあとは、間髪入れず自衛隊常駐の形態にまで事を運ぶ必要がある。 そこで外国の海軍が出てくるならばこちらも海自の武装艦船を並べればいい。 一触即発は避けたいかもしれないが、大雨降らねば地は固まらない。 そこで初めて日米安保条約の米側真意が計れよう。 米中がデキているのなら米国は日本を抑え込みにかかり、そうでなければ海自と共に太平洋艦隊をそこに並べるだろう。 米の国益のために思いやり予算をむしり取って搾取してきたのだから、そのくらいの判断を突き付けてやってもかまうことはない。