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滑空

 スキー・ジャンプ女子の高梨選手は15歳だという。 あなおそろしや、あの滑り台、いやさジャンプ台からエライ勢いで宙に飛び出すわけだ。 滑降という競技もアドレナリン出まくりそうだが、ジャンプ台の勾配はどのくらいなのか。 優に30°以上はありそうだから、高速道路の切り通し斜面勾配より急かもしれない、と思ってスポーツニュースを見ている。

 切り通し道路の側道から金網越しに見下ろせば、真っ逆さまに見える。 あんなところを滑り降りて100m彼方までムササビの如く滑空するのだ。 高所恐怖症でなくとも気絶しそうだ。 親父さんが選手だったらしい。 スキーを履かせて間もない頃にもう飛びたがったそうだから、その “血” ではあるのだろうけれど、元選手ならではの育成法が功を奏しているにも違いない。

 踏み切りのタイミングを覚えたとしても、前傾姿勢で飛び出さねばならない。 崖の先で頭から突っ込むようなものだ。 無論、初心者の少女にいきなりあのような高さから飛び出せとは練習させないだろうが、おそらく相当に怖い。

 なんともあどけない女の子が最高到達点を記録する。 そのギャップに戸惑い、驚き、そして感嘆するしかない。 モモンガ・沙羅ちゃん、当該競技のファンは将来を期待するかもしれないが、まずはさしあたり、大会で気持ち良く滑空することを楽しんでくれればと思う。 クソ度胸に欠けるオジサンは、大気に乗るグライダーのようなそのV字シルエットに、ただ見とれるばかり。

 

駅伝

 年末年始はけっこう寒かった。 安酒飲むのに飽きたらTVでも見るかと思うものの、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートと箱根駅伝くらいしか興味もなく、結局また飲んでばかりいた。 ^^;)

 今朝だったか、フジで小倉が箱根駅伝はつまらんだの長距離界のためにならんだのと言っていた。 そういう見方もアリだろうが、毎年ああいうぶっちぎりの強豪チームが出てくるのでもなかろうし、第一、駅伝は我が国陸上スポーツに於けるひとつの文化であって、マラソンランナー育成目的にあるのではない。 スポーツ科学的見地から見て、日頃のアスファルト走行は肉体に宜しくないというのであれば、シューズなり何なりに改良を加えるのもよし、また実際、そうされてきた。

 観戦する目が少しおかしくはないか。 登坂能力に長けたところで役に立つのかという問い掛けは、駅伝という固有の競技をアタマから否定している。 駅伝はフルマラソンのための修練場としか捉えておらず、長距離選手の目指すところはすべてマラソンランナーでなければならぬという偏った見方がそこにある。
 小倉が何を宣おうとかまいはしないが、ひとつの競技、歴史あるスポーツ文化の一端を忘れてまで熱弁を振るう事でもなかろうに。

 

掟破り

 日ハムが何故詫びを入れるのか。謝るくらいなら、最初から希望指名なんぞしなければよい。 現行制度ではドラフト対象選手は俎上の鯉でしかないのだから、なにも指名したからといって先方に詫びる必要など無い。
 見事にしてやったりな気分かもしれないが、読売様の御意向に刃向かったのだからまずは頭を下げておくのか。 米国の顔色伺いしか出来ぬ日本国政府のようなもので、まさか 「トラスト・ミー」 なんて囁いているのではないだろうな。

 掟破りだの憲法違反だのと、まぁ蜂の巣突いた騒がしさ。 事前に指名意志を伝えておかねばならないのが掟であれば、くじドラフトの意味などあまりなかろうに。 あくまでも唾付け優先、水面下工作のウェイトが大ならば、公共事業の談合とさしたる違いはない。 察するに、一本釣りだのなんだのという手法には、年月掛けた “栄養費” なり支度費なりが相当使われているのだろう。 それが暗黙の了解、即ち唾付けであり 「掟」 という訳だ。

 ドラフト当日のいきなりな指名が現行制度を犯しているのなら問題、そうでなければ、それに異を唱えねばならぬ制度運用こそが批判されるべきだ。 今回の騒ぎは、監督の身内という人情話が暗黙の掟の上に乗っかっていて、よけい目立つのだろう。 どうであれ、読売にすればタカを括っていたナベツネ王国が砂を掛けられた事態ではあろうし、制度見直し論をまことしやかに浮上させるかもしれない。

 しかし、日ハムもオトせる自信がある故の指名だろう。 読売は球界の威光を第一に振り翳すのなら断固入団拒否をさせると思われる。 どうなるにせよ、最後は俎上の鯉たる本人次第。
 ただ、オトせる確率が極めて低い難攻不落な相手に挑むのは現有戦力に余裕があるから出来ること、ウチじゃ出来ん、と言ったオリックス監督・岡田の発言は、ドラフト参加当事者としてごもっとも。

 

逃げちゃダメだ

 なでしこさん達がロンドン五輪への切符を手に入れた。 しかし、強敵・北朝鮮に負けずとも勝てなかったのは惜しい。 相手はオウンゴールで嫌な試合雰囲気を持っていた筈。 あそこであからさまな時間稼ぎに転じたのは間違いだった。 ボールキープを始めたときに、あ、あんなことしていたのではヤバイ、と思わず声が出た。 「守り」 でなく、背を向けて 「逃げ」 に走った瞬間だったからだ。 あそこはたとえ敗戦結果になっていようと、攻め続けて欲しかった。

 もっとも、佐々木監督も、書類片手にチラチラTVに目をやる 「ながら族」 の素人にそんな余計な講釈は言われたくなかろう。 連戦で疲労困憊な選手達には尚更不愉快な話だ。 だが、実際にそう思うのだ。 時間制限内で戦う競技に於いて、闘争放棄で逃げ回る様はあまり潔い姿に映らない。

 何故にそこまで感じるのかと己を顧みるに、世の中のけしからん連中がみなかくの如しであるからだ。 与党民主党の新内閣は臨時国会を数日で終わらせようと企てる。 なんだそれは。 総理は事故原発に乗り込み、「克服できるかは皆さんがカギだ」 なんてことを言いながら復興予算は先延ばしにするというのだ。 突っ込まれどころ満載の臨時国会になろうから、早々逃げの体勢なのだ。 新たに台風被災もあるというのに、ふざけるのもいい加減にせよ。 最悪の円高も行政改革も、ほったらかしにするのだろうか。

 せめて、なでしこ達の対中国戦、終いまで攻め続けていただきたい。 守備固めはいい、しかしボールゲットで逃避はいかん。

 

三浦が戻ってきたのに

 8月終わってパシフィックは2強4弱、セントラルは5強1弱。 いずれも大きなゲーム差で強弱が分かれてしまった。 殊にソフトバンクは一人舞台にしつつあり、ハムがここで踏みとどまらねば完全に独走ペース。
 一方、セはヤクルトがどういう訳か弱体阪神に勝てず、阪神戦の度に調子を落としてジリジリ落ちてきた。 もう2位争いの集団に取り込まれたと言える。

 蚊帳の外に置き去りにされ、文字通りメッタ刺しに遭っているのがハマのベイスターズで、他の5球団全てに対し負けが先行している。 あの春の連勝に沸いた強さはどこへ消えてしまったのか。 ヤクルトと広島にとにかく勝てないのだ。
 今年から反発係数の小さな統一球になったせいもあって、セは長野の 「0.312」 が目下最高打率だ。 横浜のチーム勝率 「0.344」 はかろうじてセの首位打者よりいい数字だが、パの糸井の 「0.331」 には抜かれてしまいそうだ。 これでは阪神暗黒時代の勝率だろう。

ファイル 163-1.jpg 防御率が極端に悪い。 私の好きな三浦が戻ってきたのは嬉しいものの、全体として相手に点を与え過ぎている。 総得点数ではヤクルトに次ぐ2番目で、あの本塁打チームの読売より多いのだから得点力は悪くない。 つまり、それ以上にボカスカ打たれまくっているのだ。
 谷繁みたいなのはいきなり現れないから捕手は時間を掛けて育てねばならんが、投手の補強は出来るだろう。 なんとかせねば、横浜ファンでなくとも悔しく、腹立たしいではないか。 他の5チームが上の方で団子になっているというのに、一人蚊帳の外ではあまりにも・・・・だ。

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松田選手

 信じられなくても事実、松本山雅FCの松田選手が急性心筋梗塞でピッチに倒れ、帰らぬ人となってしまった。 関係者、ファンの当惑と悲しみは計り知れない。 W杯ベスト16の選手で、現役バリバリだっただけに、実に惜しまれる。
 激しい運動量を毎日のようにこなせる人でも突如こういった突発的症状に見舞われるのであれば、全てのスポーツ界に衝撃を与える出来事だろう。 殊に、スポーツファンから見ればあり得ない出来事に違いなく、既成概念にある 「現役スポーツ選手は頑健な身体の持ち主」 から考えても、急性心筋梗塞で亡くなるなど俄には信じ難い。 だが事実である。

 読売ジャイアンツの木村コーチもグラウンドに倒れて亡くなった。 広島のマツダスタジアムだった。 試合前の練習ノックをしていながら突如クモ膜下出血に襲われた。 松本山雅FC・松田選手がピッチに倒れたニュースを聞いた時、原監督以下ジャイアンツの人達は木村コーチがいきなり倒れ込んだ忌まわしいあの日を想い出したかもしれない。

 何ヶ月も前から症状があって危険を知覚出来るならいざ知らず、何の前触れもなくほぼ即死に至らしめる病魔は防ぎようもなく、卑怯な不意打ち行為だと恨めしいではないか。 松田選手の悲報を聞いて思わず自分の左胸に手を当ててみた人は少なくなかろう。

 トルシエ・ジャパンのディフェンダー。 八咫烏のあの勇姿を我々は忘れることはない。 静かにご冥福を祈りたい。

 

ちっちゃな娘達

 ガタイがデカいだけではない。 脚力、重量感、高さ、キック力、ドイツやアメリカ選手に比べれば、なでしこの選手は身体能力の劣勢が瞭然だ。 スズメバチの襲撃に対して集団で蒸し殺しにかかるミツバチか。 ワンバック、モーガンといったスピードとパワーのアタックに必死の防戦を展開するなでしこ達は、高速突進してくる重戦車に果敢にも立ち向かう騎馬軍団のようでもあった。

 耐えに耐え、凌ぎきって少ないチャンスをモノにした。 「勝って当然」 のアメリカチームに唯一心配な点があったとすれば、ちょこまかネズミの如く動き回るなでしこの素早いパス回しをどう封じ込めるかだったろう。 相手一人に対して1.5人から2人のディフェンスが功を奏した、とは日本選手の弁だが、実際、攻め込まれたアメリカチームのディフェンスは更にその上を行く防御態勢を敷いていた。 ボールキープでは圧倒的な優位にありながら、結局これが 「なでしこペース」 に持ち込まれており、後半はかなりバテていたのではないだろうか。

 何故にこれほど泣けてくるのか。 未曽有の震災の悪夢、未だ癒えぬせいだろうか。 そうではあるまい。 震災は天災、なにくその根性で幾度も立ち直ってきた民族なのだ。 震災を機に次々と明らかになる国家規模の “膿” が暗雲を漂わせ、利権第一にして機能しない中央政治、中央行政への絶望があるのだ。 ひいては、国は大丈夫なのかとの崖っ淵感である。
 それ故に、相手の半分ほどしかない小さな選手達がピッチを駆け回り、もはやここまでかという危機をも盛り返す姿に、人間の強さと未来への光明を見る。 澤も熊谷も、みんな、なんといい顔をしていることかと思う。 ああ我々はこんな顔が出来たのだと。

 男泣きの佐々木監督は 「ちっちゃな娘達」 と自軍の選手を表現した。 身体能力の劣勢を精神力とスタミナで補って余りあった選手達への賛辞である。
 なでしこジャパン・・・・。 山椒は小粒でピリリと辛い。 たわわに実った山椒を眺めつつ、君達は本当によくやってくれたと、ねぎらいを娘達に送りたい。

テニス

 えらくムシムシするじゃないかとビールをガブガブ飲んで焼酎を数杯飲んだら寝てしまい、とんでもない時刻に起きてしまった。 これはいかん、湿度が高い。 避難所の人達も寝苦しいだろうなと思う。 せめて冷蔵庫でもあれば保冷枕など使えるだろうにと。

 電力屋からの節電願いチラシが郵便受けに入っていた。 15% 削減に協力せいというものだ。 協力はやぶさかでないが、エアコンなんぞハナから備えちゃいねぇわい、模範的節電消費者としてプレミアムビールでも中元に持ってこい、などと毒突きながら缶ビールをまたプシュッと開けた。
 だいたいエラソーなのが気にいらねぇ・・・と呟く。 ハシモトがボロクソにこき下ろして怒るのも無理ぁねぇわな、と。

 気を取り直して、思い付くままに書いてみる。


ファイル 151-1.jpg ウィンブルドンでは伊達のおキミさんがあのビーナス・ウィリアムズを追い込んで慌てさせた。 一回戦では地元の若手を退けたために、あんなオバハンに負けるとは情け無いと自国選手の不甲斐なさを嘆いた英国紙も、ビーナスをあそこまで追い詰めた驚異のオバハン、彼女はテニスの貴婦人だと持ち上げたらしい。

 見ただけで大変な体格差がある。 腕力も倍くらいあるのじゃないかと思わせる大きな躯体のビーナス。 強烈な男子並みサーブを繰り出す 「加賀高のお蘭」 こと緑川蘭子に向かう西高の岡ひろみのようなものではないか。 あのお蘭もえらくデカかった。

ファイル 151-2.jpg クルム伊達の凄いところは、長いブランクをおいてこの年齢で再挑戦した身であるにもかかわらず、闘争心が萎えていない様を世界に見せつけるところだ。 サービスエースを取りに来るヤツをバカンッ!と打ち返し、ラリーに持ち込む。 「きぁがれぃ!」 と叫ぶ。 勿論、彼女はそういう下賤の輩みたいな言葉は使わない。 「カマァン!」 とでも言うのだろう。
 バリバリ若い頃の彼女は自分に苛つくと 「あー、ちくしょぉ!」 とか 「くそっ!」 とか大声を上げていた。 それが世界レベルの伊達公子だった。 観戦スタンドでは、無闇なほどに熱い松岡修造がハチマキで日の丸の大旗を振っていたものだ。 思い返せばなんとも懐かしい。 そろそろ沢松、伊達、杉山に続く選手が台頭してきて欲しいものだ。

ファイル 151-3.jpg 丁度数日前、夜の9時頃からアニメの岡ひろみを放送していた。 先頃亡くなった出崎統の監督作品。 効果線やハッチング、心理描写の背景模様まで、「出崎!」 と一目で分かるのはこの頃から何も変わっていない。 この少女マンガを描いた原作者がアヤシイ宗教屋になったのだとかどうだとか聞いたが、それはともかく、西高の岡ひろみやお蝶夫人、加賀高のお蘭らは宗方コーチや藤堂さんらと共に人々の記憶に鮮明な姿で存在し続ける。
 嘘か誠か、上記の松岡修造はこの 「エースをねらえ!」 のマンガに心酔してテニスプレーヤーになったのだとファミリー劇場で喋っている。 ならば岡ひろみと竜崎麗香、当時どちらが好みのキャラであったのか訊いてみたい気もする。 いや、うかつに質問しない方が身のためかもしれない。 なにせ無闇なほどに熱い男なのだ。 朝まで喋られたのではたまらない。

 「立て! 岡っ! ラケットを拾え!」   「コーチ・・・!」

 ♪ コオォトでぇわぁ~ 誰でぇもぉ~ひとり、ひとりきり~ ♪

 ううむ、思わずカスミンのように拳を握ってしまうではないか。 
 こんじょだ! こんじょ!

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愉快な総会

 阪急阪神HD株主総会でタイガースの試合采配にまで及ぶ吊し上げ、糾弾劇である。 当該株式会社の傘下にあるプロ野球球団の、しかもその選手起用、采配にまで言及し、「なっとらん!」 と監督降ろしを突き付ける株主様達。 勿論、彼等も熱烈なトラキチなのだろうが、つくづく面白い特異なファン気質だ。
 なさけない状態に物申すのなら仙台のイーグルスもハマのベイスターズも同様である。 しかし、それら球団では株主総会で試合采配の不手際や監督能力へのダメ出しといった突き上げをここまで喰らうことはない。 あればスポーツ紙が面白可笑しく書き立てている筈だ。

 無能な経営、業績悪化に荒れまくる総会でないのは平和であるし、役員にも株主にもけっこうな事だ。 それだけ儲けている証拠でもあろう。 チームの弱さが業績低下に直結するのだからして、試合運びのマズさは放っておけん、という理屈をつけられぬ事もない。 が、阪神タイガースという球団に限っては、それはあてはまらない。 いくら弱くとも客だけは入るのだ。 経営陣にとってこんなありがたい客はない。

 儲かっているのは分かっているのだから、経営手法に難癖付ける気はさらさらない。 それよりは一人の熱狂的トラ信者として、我が身内のようなチームの不甲斐なさにひと言でも叱り付けねば、煮えくり返るはらわたの持って行き処がないのだ。
 ワシらがこんだけ応援したってるっちゅうのにやな、なんやあの真弓は、ベンチでヘラヘラ笑いおってからに! なんで金本やねん、よう投げんよう打たんのがなんで毎回先発じゃ! お前ら、ホンマに勝つ気でやっとんのか!・・・・・・・

 早い話が、真弓監督不信任案。 それを擁護するオーナーにも同じく不信任動議である。 ちょっと退いて見れば苦笑も出る株主総会だが、はからずもわき起こったという会場内拍手は何を物語る。 平田の首を切り真弓を残した球団への、これがファン株主の総意ではないのかとも思えるのである。 これでは球団社長も平謝りするしかなかっただろう。 考えてみれば愉快な総会である。

ノッテケ・ベイスターズ

 ノッてきた横浜ベイスターズ。 番長の顔が見られないのは寂しいが、キャプテン村田は元気で溌剌とした感じだし、ヤマグチは絶好調。 先発投手陣の薄さが今後の夏場、勝負どころに辛くもなるが、細かな継投が今のところ功を奏している。 なんといってもチームに活気がありそうに思う。 暗く鬱な空気がないのだろう。ここのところの連勝で一層活気付いた。

 セントラルは、中日、読売、阪神といった昨年の上位が低迷し、まだ5月とはいえ下馬評を覆してヤクルト、広島の強さがリーグを面白くしている。 この横浜の台頭によって更なる団子状態になりそうだ。

 飛ばない統一球であればバッテリー有利。 それだけに僅かなチャンスに得点できるか否かの得点圏打率がモノをいう。 逆に残塁数の多さがそのままチーム勝率に直結しそうだ。 オリックスも楽天も、阪神も読売も、おそらくここでの一打が打てない故の低迷だろう。 擦ってもスタンド入りという昨年までのボールでない以上、野手のいないところに如何に打てるかが鍵となる。

 また打球の速さも違うのか、内野手の球際技能にファインプレーが多く見られる。 昨年まで抜かれていたところがギリギリで捕殺できるというのはスタンドの観衆を楽しませる。 東京ドームのように人工芝が深めだと尚更顕著に違いが分かるのではないだろうか。

 どこまで続くかベイスターズの5月快進撃。 たとえ負けても1敗挟んで再び連勝街道というノッテケ・ベイスターズを続けて貰いたい。 かつての身売り話騒動なんぞなんのその。 なんたってハマの守り神、ミルキィホ-ムズがついているのだから。

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