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INDEX Ⅱ 第5話

ファイル 48-1.jpg 長刀振り回す勇姿もそれは魅力的だが、レベルファイブのお姉様並に頬染めて慌てふためく神裂も悪くない。 ツンデレという表現はどういう人物を指すのかこの自分にはよく分かっていない。 御坂美琴や神裂火織などに於いて少なくとも 「デレデレ」 した様子は見受けられず、赤面の上、狼狽し、それを抑え込もうというあたふたが可愛らしさを与える。

 この作品は魔術だ科学だのかなり突っ込んだ内容が日常会話の如く語られる。まったく知識のない身にはそれだけでも面白い。 その上で、灰村キヨタカの描く娘達の絵がファンを惹き付けてやまないように思う。 精悍さと恥じらいの両極は灰村のキャラクター絵柄だからこそより栄える。

 このお話の最後までに当麻君は何度病院に担ぎ込まれるだろうか。事ある度にヒラメ顔のカエル先生に治療して貰わねばならない。不幸だ不幸だと本人が呟くけれど、巻き込まれても知らんぷりして逃げ出さない本人の意志が最終的には入院するまでの大怪我に繋がるのだ。

ファイル 48-2.jpg ローマ正教軍は敗退となった。気の毒にもアニェーゼは二発もぶん殴られてしまったではないか。女性の、尼さんのお顔に拳がめり込むのはかなり痛々しく、いくらカタキ役でもそれはちょっと可哀想ではないかと、前回オルソラをげしげしと足蹴にした非道さも忘れ、やや同情の念を抱く。左の頬骨は割れているかもしれない。建宮に腕を斬られるかステイルに足を焦がされる方がまだマシだった。顔面パンチを必殺技とする当麻君が相手だったのを恨むしかない。

  次回は白井さんの御登場らしいし、美琴お姉様の魅力的な赤面もまた見られそうだ。心待ちにしている小萌先生とラストオーダーの出番はまだ先の方なのか。