日本禁煙学会とかいうのが 「風立ちぬ」 の喫煙シーンに文句を付けたそうな。 遅ればせながらそのアニメ映画を見てきた。 いいシーンではないか。 ささやかな挙式を執り行う場面もそうだが、宮崎駿本人でなくとも泣いてしまう作品だ。
お前達は馬鹿じゃないのかと誰の眼にも思えるようなその行為を敢えて行った意図は何なのか。 医者、薬剤師らの団体らしいから、ＴＶで宣伝している 「医者にかかってタバコをやめよう」 という連中か。 目論んだほど儲かっていないから腹いせなのか。 ^^;)
またそれに乗っかるように、ジブリの製作現場映像に宮崎本人がタバコ吸いながらコンテなり原画なりチェックしている場面があって、あれはどうなのだ、などと訳の分からぬ事を言い出す輩も出てくる始末。 もはや中ピ連か日本女性党みたいなものだ。 何でも言える世の中は素晴らしいが、嘆かわしいのも確かだ。
最近、世の中は病的な嫌煙ではなかろうか。 アニメ映画の中でタバコを吸わせるなというのだから暴力団のいちゃもんよりタチが悪い。
トルコ葉の葉巻に 「スチャッ」 と火を付け、一服した後は霧のテムズ川に 「ピッ」 と捨てるからゴルゴ１３なのではないか。 もしもデューク東郷が定められた喫煙所でそれを吸い、所定の灰皿に丁寧に揉み消して始末するなら絵などになりはしない。 それとも最初からチューインガムでもクチャクチャ噛んでればいいとでもいうのか。
咥えタバコの二丁拳銃、ツーハンドのレヴィなんぞ、どうすればいいのだ。 要らん嫌煙意志など伝えようものならケツの穴増やされてしまうぞ。 ^^;)