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地球の怒り

 最近、竜巻注意報なるものを目にする。 雹が降っただの突然の豪雨だの、落雷で被災した人もいる。 屋外で仕事に就く人や屋外イベント主催者などは大変だ。

 アヤシイ宗教屋でなくとも 「地球の怒り」 が肌身に感じられる。 北米辺りのとんでもない規模な竜巻が頻繁に想定される地方なら、いっそ半球型の鋼鉄ドームの家にでもしてしまわねば我が家を建てる度に破壊されるんじゃないかと、どこまで真面目なのか分からぬ話も聞こえる。

 雨雲にミサイルぶっ放して妙な薬剤ぶちまけて降雨から免れようとしたのは中国だった。 日本にはかみちゅのゆりえ様がいらっしゃるのでそんな必要はないと冗談飛ばしても、実際に竜巻が発生したぞ、お前ンちの方へ向かってるぞ、なんて警報出されたのでは逃げるしかない。

 「大地が怒りに満ちておる」 というババ様のセリフは、今まさに当てはまるのかもしれない。 地球環境云々と演説や声明の端々にあるものの、なんのことはない、各国のエゴによる実に危うい折衝ばかりが押し合いへし合いで、環境保全など体裁付けの立て前口実にしか用いられはしない。 その間にも森林は焼き払われ湖は干上がり、垂れ流される汚染物質に海水温度異変も重なって、多くの種の生態系に異常をもたらす。

 太陽系が天の川銀河のどの位置にいるのか知らない。 太陽活動の変動や地磁気の周期的変化もあるだろう。 それでも、最も環境異変に関与しているのはやはり反省無き我等人類だろうと思われる、
 無差別に殺し合う歴史を繰り返しているのを見れば分かるように、地球を汚しまくる傍ら、無様で哀れな 「共食い」 も甚だしい。 所詮これが陸上覇者の行き着く運命であるというのなら、生物というヤツはどうしようもないものだと考えてしまう。