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泣いてたまるか

 と言っても、渥美清や坂上二郎、はたまた西田敏行のドラマではない。 「パパ聞き!」 というヤツだ。 正確には 「パパの言うことを聞きなさい!」。

 倉本聰に言わせれば 「この業界はなんでも簡略に縮めて言い表す」 のだそうで、最近頓にやたら長いタイトルが流行りだからよけいに縮めなければ面倒なことこの上ない。 そのうち 「じゅげむじゅげむ・・・・・」 なんて恐ろしいほど長いタイトルのマンガやノベルやアニメが現れないことを祈る。

 特に毎回興味を持って見ているのでもないが、この 「パパ聞き!」 第3話、泣かせるではないか。 これはまったく人情浪花節な話で、この絵柄でそれは反則だろうと、ホロホロしながら見てしまった。


 ついでに、朝日のこれまた縮めて言うところの 「朝ナマ」 を見てみれば、橋下総統は独裁なのかどうなのかと議論の場を設けていた。 この内容、視聴者にどのような感想を懐かせるだろうかと考えるに、殆ど議論になっておらず、早い話がアンチ橋下の面々が馬鹿なのかトロいのか、橋下の議論レベルに届いていない。 これでは咬み合う筈もなく、総統の苦笑いだけが印象に残る。
 橋下総統の強さをクローズアップさせる維新応援企画ならいざ知らず、何もアタマになく、ネガティブキャンペーンでも張るしか能がなさそうな連中ばかりアンチ側に並べたところで仕方なかろうに。 橋下に食って掛かろうと重箱の隅まで虫眼鏡で探して意味不明な反対論を展開しようとする姿はあまりにも情け無く、一種の哀れみさえ禁じ得ない。
 
 「パパ聞き!」 第3話は「泣いてたまるか」だったが、この 「朝ナマ」 見る限りは、反橋下派よ、もう少し考えて喋ったらどうなのだと、嘲笑をこらえる橋下の 「笑ってたまるか」 だったように思う。