ドタバタだけれど
賑やかというよりも大人の目には喧しいだけのものに映る作品がけっこう多く、本来私はドタバタは 好きではありません。「きん注」を観るようになりましたのは、原作の絵とキャラクター デザインが好みでしたし、各々キャラクターがいいのですね〜。(^^)v わぴこがメイン なのでしょうが、千歳のキャラが非常にインパクトを与えます。「二頭立て」という趣 ですね。むしろ、千歳の方がわぴこを喰ってしまっているようにも思えますが。 セーラームーンを始め、他の作品でもデフォルメは結構重要なアクセントを担います。 この「きん注」の場合はそれそのものが作品の屋台骨でもあるでしょう。「猫部ねこ」と 「入好さとる」のセンスが光ります。^^; 多くのマンガがそうであるように、この「猫部ねこ」による原作も途中から画風が変わ っています。コミックス版で云うところの第3巻第8話辺りから変化していますね。私は 当初のわぴこの方が好きなのですが・・・・。いきなり変わっているところから、原作者 の身の上に何があったのでしょうか? ^^;) 因みに、「一色まこと」の「出直しといで!」 の場合は作者が身体を壊して長期休載した為、再開時はまるで別人の絵でしたね。セーラー ムーン原作に於きましては初期の火野レイ絵が美人でいいです〜。 あ、ついでに、宮崎駿の 「耳をすませば」に登場する雫ちゃんなどは「柊あおい」の原作絵の方が好みです。(^^;)
貧乏校と金持ち校
きん注とせらむん無印
|
諄くない
「街と自然・動物と人間との共存」であるとか「詰め込み教育に対する提言」である とか、やたら難しいテーマを掲げていたのではないと思いますが、今の日本の現状を生 きている者の潜在意識を甘美に擽る部分の存在は認められるところでしょう。 我が部屋の装飾にばかりお金をかける薄っぺらな顕示欲の大金持ちお嬢様に対して、 焼きそばパンを後生大事に死守する生徒達には頷けるところがありますし、私欲のみに 走り金持ち生徒会長の召使いとなったタダ飯食らいの田中山などは、社会暗部と恥部の 有様をやや垣間見る思いでさえあります。イナ中生徒達が野草を自ら調理して食するくだりは夢 見る大人達から絶賛の拍手を浴びそうですし、ウシ美の書いた恋文を訳無くスラスラと 読めるわぴこには世界中の動物愛護団体から激励と感動の電報が舞い込んでもおかしく はありません。 小難しい顔をした偉い評論家もどきがこの様な作品を作ったならば、苦みの目立つ 問題提起作になってしまったかもしれませんね。^^; 少女マンガのドタバタコメディである ところが良いです。それを佐藤順一とその一派が料理した訳ですが、快調に流れゆく 映像では当然ながら観る側にその様な難しい事を考えさせる暇を与えません。 “諄さ”が無いのですね。いかにも「子供の教育の為に」や「若者への提言」という ような意図の認められる作品は下手をすると諄くなります。サラリと流した微かな皮肉 っぽさが実に心地良いです。 フジの「世界名作劇場」が根強く人気を維持出来たのも、題材が既存の名作である という事に加えて、くどくどとした脚色でキャラにあまり余計な事までさせなかったのが良かったのでは ないでしょうか。偶にしか観ませんでしたが、実質「世界名作劇場」の隠れファンでもあった私は そのように回想します。^^; |
主な登場人物と動物達 | 遠足に行きた〜い!! | これが〇〇だ! |
きん注放映DATA | きん注焼きそばパン | きん注トップページに戻る |
ときめき!ちーちゃん | サイトTOPへ |
■ このサイトはアニメの単なるファンサイトです。特定の個人・団体の
著作権や利益を侵害する意志を持つものではありません。
お気付きの点が御座いましたら、下記宛までお知らせ戴きたく存じます。
■ このサイトに関する全ての画像・テキストは転載を禁止します。