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再び盟友と

 その身内で構成された 「お飾り」 な原子力規制委員会の放射性物質拡散予測訂正の騒ぎは、風向きの入力ミスだと謝罪していたが、能力の無さを怒る前に胡散臭さの方が先に立つ。 ロズウェルの円盤墜落発表をアワ喰って 「気球だった」 とした米軍のようなものじゃないのか? とのよからぬ勘繰りをされても仕方ない。

 間髪を入れず、東電に続けとばかりに各電力屋が値上げを表に出し始めた。 赤字だ大赤字だと騒げば支障なく値上げできるというのも、今の電力料金設定方法に異論を懐かぬ国民などいない現状を考えれば、彼等のツラの皮はナイルワニの背中ほどあるに違いないと思ってしまう。

 政局と無縁でないのは今に始まったことでなく、目も虚ろな総理による現政権の先が今にも切れそうな状況を踏まえてであるのは明らかだ。 原子力ムラ相棒の自民党様が台頭なさる、まことに都合良い、再びの安泰化、盤石化の未来を見据えている。 何も知らぬ馬鹿な民主党でも扱い易い分それでもいいのだが、盟友・自民党様に越したことはない。

 先頃の静岡に於ける浜岡原発再稼働に関わる住民投票条例案の握り潰し否決も、過半数を占める自民党議員にムラから相応の働き掛けがされていることだろう。 知事も 「16万人を越す署名は重い」 としながら、はたして本当に重く感じていたのか、怪しいものではないか。