「なんや、えらいこってすなぁ。中国っちゅうんは難儀なトコやなぁ」
「ケッ! ンなこたぁハナからわかりきってんじゃねぇかい。 日本にゃ踊る阿呆ぁいてもよ、踊らされる阿呆はあんだけ多かねぇわな」
「せやけど、打ち壊しに放火に略奪でんがな、かなわんがな」
「だぁからよ、前々から言ってンじゃねぇか。 あんな国なんだからな。 市場の餌撒きにノコノコ釣られてよ、苦労して得た技術をタダでくれてやってよォ。 国を挙げてニセモン作りばっかやってる奴等にだぜ。
第一な、邦人の身の危険だなんだってよ、ンなこたぁわかりきってあっちに行ってンじゃねぇのかい。 ひとたび事が起こりゃあな、邦人はみぃんな人質にされちまわぁな。 こんな筈じゃなかったって、今更間抜けなこと言っても遅ぇやな。 馬鹿丸出しのめでてぇ話じゃねぇかい。 商工会議所とか経団連の親玉のツラぁ見てみろぃ、まるでヌケ作ヅラだろうが。 かってのドコーさんたぁえれぇちげぇだ」
「尖閣に軍の侵攻はないやろ、っちゅう人もおりますけどな」
「ホリエモンの一党か伸晃の選挙運動員じゃねぇのか? 選挙も無ぇ独裁国家だぜ、特権階級やら軍やらぁ、追い詰められりゃ何するかわかったモンじゃねぇ。 アメリカさんがいるからってか? おめぇもめでてぇな。 この先、米中のナシがつけられねぇとも限らねぇぜ。 『日本の尖閣くれてやるから、米中FTAに早く同意せい』、なんてことをもう言ってるかもしんねぇぜ」
「ンなアホな! ほんでも、そないなったら、かないまへんな」