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INDEX Ⅱ 第6話

ファイル 52-1.jpg 御坂妹やラストオーダーが出てくると、よりインデックスらしくなる。この両者、セリフに於けるお馴染みの喋り口はいささか焦れったくもあるが、それが持ち味なのだから仕方ない。アクセラレータもラストオーダーには少々手を焼くのか。

 帰様の浴院が描かれると、さて今回の黒子はいかなる迫り方を披露してくれるのかという期待が先走る。ファンの皆様、お待たせ致しましたとばかりな全裸ドロップキックは、実はヒップアタックかホットなデンジャラスプッシュだったかもしれない。美琴お姉様故に 「エラいモン見せられてしまった」 となるが、この自分であれば 「おお、けっこう!」 と永井豪マンガのヤラれ役同様に歓喜の涙と涎を滴らせた叫声を上げるだろう。

ファイル 52-2.jpg 黒子はやはりヒロインである。隙あらばお姉様に襲い掛かりたい衝動と冷静なジャッジメント任務遂行を使い分ける器用さは極めて有能な証でもある。黒子にせよ美琴にせよ外伝・レールガンのイメージが強く残るせいか、夜の市街よりも夏の陽射しの元で躍動する方が合っている気がする。が、しかし夜景を背景に跳ぶ黒子もいいものだ。特に黒子の思いをもって進められた話は嬉しい。

ファイル 52-3.jpg えげつない物が彼女の上腕に刺さっている。えぐり込んでいると言った方が正しいか。脇腹といい、バスルームで麻酔無しにこれらを抜いたのか。テレポーションで抜き取るなら痛みはないのか。
 型板ガラスの扉を挟んで黒子とお姉様が背中合わせに話すシーンは今回の見せ場である。映像も実にいい。美琴の方を描かず、あえてガラス越しのぼやけたシルエットだけにしているのが憎い。黒子には秘密にしている美琴の今在る姿と、それを推し計り思い計る黒子の胸の内が素晴らしい。傷の激痛に脂汗を浮かべながらも取り繕うのを見ていれば、この娘はレベル5のお姉様を陰から支え続ける本当の “クロコ” ではないのかと、魅了される。

 胸パットの感触を確かめているかの美琴は可愛らしい。これを装着して胸をせり出せばアイツも少しはこちらを向いてくれるだろうかとの乙女心か。どうせ脱いだ際にはバレてしまうと口を滑らせたのは本音だろう。いずれはその “本番勝負” に持ち込めるかもしれない。淡くも胸高鳴る希望的想定がある。これでは確かにお姉様の意中の殿方・類人猿は黒子にとって憎っくき恋敵だ。

 だがその類人猿、生活は決して楽な日々ではない。腹を空かせた大小2匹のネコを飼っているようなもので、これらを喰わすだけでも大変そうだ。本日はなにやら揚げ物と洒落込んでいる。その点はマメったいではないか。揚げてしまえば美味かろうが不味かろうが手っ取り早く口に出来る利点があるものの、後で油の始末もせねばならない。
 出来ればサッと冷水で締めた生野菜を添えたい。アスパラをそのまま揚げて塩で喰ってもけっこうイケるものだ。

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