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DX2

 新聞に目をやったらばオールスターズDX2というのを朝日がやるらしいから、どれどれと予約録画を仕込んでおいた。

ファイル 199-1.jpg なんとも賑やかだ。 この歴代総出演という企画映画は今年で何作目になるのかは知らないけれど、今後も続くならいよいよAKB化したレビューになる。 アフレコも整理して行わねばならないだろうし、本家本元の影はますます薄くなりそうだ。 ^^;)  しかし、この色とりどりな華やかさは女の子に好かれそうで、お話も短く極めてシンプルに作られているし、付き添いを要する小さな女の子達には喜んで貰えたことと思われる。

 いわゆる 「顔見せ興行」 なので、凝った作りにする必要もない。 それはまたバンダイ、東映のプリキュア・ブランド顕示でもある。 シリーズがこれほどの長年に亘って続けられ、少子化の中、相応の売り上げを維持し続けているのであれば、やや大袈裟ながらそれは 「驚異の継続」 と言えないだろうか。

ファイル 199-2.jpg 思えば2代目を背負わされた咲と舞は不運だった。 初代オリジナルが出来すぎており、その色を踏まえつつもターゲット絞り込みを図ったがために、いささかの中途半端さは否めず、アニオタは退き、子供達からの反応も落ち込んだ筈だ。 過渡期の繋ぎ役はそういうものだと片付けてしまえばそれまでだが、2代目が仮にファイブの5人組であったとしても少なからず辛酸を舐めただろうと想像に難くない。 ファイブは3代目として登用されたが故に完璧なまでのオタク篩い落としになり、その後に見る本来の幼児路線での自信をバンダイ、東映に与えるに至ったように思う。

 改めて眺めれば、販促の執念のようなものを感じる。 その結果が今のブランド確立だろう。 咲と舞には少し気の毒であったが、あの2代目ありて今の継続がある。 来年は 「スマイル プリキュア」 だとか。 戦隊が続けば二人に戻し、そしてまた異なる編成に向かう。 「絶対あきらめない!」 の少女達はその年ごとにマイナーチェンジによって新たな女児ファンを獲得してゆく。

 何年先だろうか、女子会と称される飲み会では、アンタどのシリーズからプリキュア玩具買って貰ったの? などと語られるだろう。 あたしはスマイルが最初だという人もいれば、ファイブからだという者もいよう。 中には平気でサバ読むトボケ女史も現れることだろう。 初代以前のナージャから知っているにもかかわらず、7,8年分平然と若さを取り繕ったりするかもしれない。 想像すれば微笑ましい。

 どうあれ、このモーションキャプチャーによる初代・白黒のダンスは新鮮で可愛らしい。 本家本元らしく走って跳んでの振り付けは西尾大介の動かしを再現しており、なぎほの至上主義なる 「篩い落とされオジサン」 にはこのエンディング、まこと祝着の極みである。

ファイル 199-3.jpg  ファイル 199-4.jpg





 

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