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鶴の復活

 日航が紅い鶴丸のマークを復活させる。個人の趣味としてはその方が好きである。腐っても日航なのだから昔ながらの鶴丸がいい。ボーイングの727を日航が就航させた際、橋幸夫と吉永小百合が歌まで歌っていたではないか。当時の国民はあの機体の鶴丸に憧れたのではないのか。(えらい古い話だな)

 「トップをねらえ!」 ではおねえさまとノリコが宇宙に向かうに、日航の鶴丸マーク機で飛び立つのだ。あれが妙ちくりんな太陽マークでは洒落にならないだろう。思えば、庵野秀明他スタッフには先見の妙があった。というよりも、日本の航空は日航であるべきで鶴マークであるべきだということだったのだろう。もっとも、このアニメが作られたのは90年以前だったろうから、ヤバくなって経営統合の上に妙ちくりんな太陽マークになってしまうなどとは夢にも思わなかったに違いない。なにせ 「親方日の丸」 の未来に雲ひとつありはしないと信じ込まれていた時代なのだ。

 航空行政の利権喰いと木っ端公務員根性が現在の腐れ状態を招いてしまったが、鶴の復活だけは悪いことでない。御旗のもとに真面目に商売に励んで精進せい。首切りも仕方ないが、安全管理も鑑み、現場からはなるべく抑え、タダメシ喰らいで生産性のない天下りの年寄りを片っ端から放り出せ。

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