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売国の行為

 領海侵犯の上、漁船をぶつけてきた船長に、地検が 「日中関係を考慮」 など言語道断。地検が政治外交にそこまで口出しする筈もない。政府の愚かな判断に違いない。これには各方面から非難と糾弾の声が上がって当然で、今の政官財にろくでもない一派が存在するということでもあるだろう。

 都知事の言うように、向こうは暴力団のやり口そのままで、新米与党の間抜け外交やすったもんだの内紛を見計らっては突きにきた。ここで圧力に折れてしまったからには、中国は確実に 「領土問題」 として国の内外に向けた宣伝に成功したと言える。悲しいかな、今のままでは我が国固有の領土を乗っ取られるのも時間の問題に思えてくる。
 脅かせばいくらでも領土を差し出す世話のない島国だと大国は値踏みするだろうし、アジア各国は、やはり中国様には何も言えんのかと、かつてのアジアの盟主の凋落ぶりに冷ややかな視線を浴びせるだろう。近い将来、あの列島は米中で分割されるかもしれん、いやさ、もう米中の密約は出来上がっているのではないかと、極端な見方をする国もあるかもしれないではないか。

 今回の弱腰な対応は、脅されて即座に平伏したその哀れなまでの姿に外交姿勢の全てが凝縮されている。国が毅然たる姿を示さぬ限り、我が国内に於いて対中をはじめ対外運動が起きないとも限らない。それは国の統治能力まで問われよう。アンポンタンの国会議員や官僚共、まさかアメリカ様が我が国を守ってくれると本気で思っているのではないだろうなと、案ずるところがかなり深刻だ。

 国土を差し出すに等しい行為の政府に、国民の失望は甚だ大きいだろう。このまま奴等にやらせておけば国を滅ぼされてしまいかねない、という不安が渦巻く。この失態でもう国会は機能せず、解散総選挙、政界再編は避けられないのではないか。一刻も早く領海侵犯等に対処する法制化も必要だ。

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