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駅伝

 年末年始はけっこう寒かった。 安酒飲むのに飽きたらTVでも見るかと思うものの、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートと箱根駅伝くらいしか興味もなく、結局また飲んでばかりいた。 ^^;)

 今朝だったか、フジで小倉が箱根駅伝はつまらんだの長距離界のためにならんだのと言っていた。 そういう見方もアリだろうが、毎年ああいうぶっちぎりの強豪チームが出てくるのでもなかろうし、第一、駅伝は我が国陸上スポーツに於けるひとつの文化であって、マラソンランナー育成目的にあるのではない。 スポーツ科学的見地から見て、日頃のアスファルト走行は肉体に宜しくないというのであれば、シューズなり何なりに改良を加えるのもよし、また実際、そうされてきた。

 観戦する目が少しおかしくはないか。 登坂能力に長けたところで役に立つのかという問い掛けは、駅伝という固有の競技をアタマから否定している。 駅伝はフルマラソンのための修練場としか捉えておらず、長距離選手の目指すところはすべてマラソンランナーでなければならぬという偏った見方がそこにある。
 小倉が何を宣おうとかまいはしないが、ひとつの競技、歴史あるスポーツ文化の一端を忘れてまで熱弁を振るう事でもなかろうに。

 

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