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大阪市長選

 W選挙の大阪市長選は60% を超える投票率だったそうだ。 地方選挙では高い。 これだけの投票率だと “逆風の組織票” では勝てない。 市の公務員中心にしたそれに群がる既得権に縋り付く組織だけでは、この無党派票の勢いに押されてしまうのも当然か。

 期間中の公開討論などでは、現状をとにかく維持したい平松側から何ら新しい構想も見えず、大阪を愛する人の心などという抽象的な発言ばかりが目立ち、現職市長の口から聞きたい言葉ではなかった。 あとは、末期の政権与党が勢い付く野党を批判するしか術がないような有様で、橋下維新の会を闇雲批判するだけだったのを考えれば、結果はおのずと見えてもいた。 石原都知事や東国原前宮崎県知事らが応援演説に立ったのは、むしろトドメのひと刺しだったように思う。

 ただ、国政の連中が人気と勢いをどうやって利用しようかと、あの手この手を画策している。 新市長は単なる 「オイシイ橋下」 になったのでは貴重な一票を投じてくれた市民を裏切ることになる。 すべてはこれからだ。

 

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