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雑感

 いくら小さな子供達とはいえ9人乗りバスに62人も詰め込めるのかと、気の毒以前にギネス並の無茶苦茶がにわかに信じられない中国の事故。 向こうの人は何を考えておるのだろうかと思うのは日本人だからか。
 体制に対する批判の抑え込み、ガス抜きだけは素早い。 高級車の公用車使用をそそくさと制限したらしい。 園児バスをもっと増やして特権階級らが乗り回す高級車をなんとかしろ、なんて不満からあれやこれや騒ぎ始められたのでは困る。 このような出来事ばかりは 「日本が悪いからこうなるのだ」 とも言えず、外向きに扇動できない人民の憤懣をガス抜きで鎮めねばならない。

 なんとかしろ! と苦情相次ぎ、河川敷でのバーベキューや花火を全面禁止な方針を固めたのは東京都狛江市。 無理もない措置だけれど、マナーを重んじ、後始末もちゃんとしてきた長年の利用者もいるだろう。 少数かもしれないが、その人達にとってはとんだ迷惑な話だ。 愚かしい連中のせいで楽しみや自由さえ規制されるのは、有害図書によって規制余波を被る言論表現の自由と符合する。
 我が家の玄関はきれいにしておいても、クルマでやってくる遠く離れた河川敷なら暴れ放題の汚し放題という畜生の如き性根がまるでなってない。 こういう輩が公衆トイレを汚し、空き缶を中央分離帯に放り投げ、家庭内ゴミをサービスエリアに棄てる。

 小国・ブータンの国王が我等の国会で演説し、社交辞令含みとはいえ日本人に対する並々ならぬ賛辞と励ましをしてくれた。 総理はじめ政府の連中は耳を塞いでいたかったか、それとも痛々しくそれを聞き流したのか。 国民を欺き続ける政府なれば、神妙、真摯に聞く耳など持つ筈ないと思える。 壇上が国王であれ天皇であれ 「早く終われよ、ったく・・・」 などと呟きかねない連中なのだから、非礼極まるけしからん防衛相の言動に腹立てるのも然りながら、一国民としてブータン国王の日本人賛辞に恥ずかしい限りである。

 

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