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小澤征爾が帰ってきた

 小澤征爾が指揮台に戻ってきた。7分程度の「弦楽セレナード」第1楽章だけだったらしい。病み上がりとは思えないダイナミックな指揮だったそうだ。
 この人は世界的な音楽家と人々に認められてからの指揮者歴が長い。もう80を超えているのではないのかと思いきや、75歳だそうではないか。カラヤンとかバーンスタインに師事して「オザワ」の名が知られていったのはそれだけ若かったという事だ。
 最近では小沢一郎の幹事長室に乗り込んで、おまえ、芸術の芽ぇ摘むようなつまんねぇ予算切りすんじゃねぇぞ、と行動力を見せた。

 以前にTVで語っていた。彼はヒゲの山本直純や岩城宏之らと殆ど同年代らしい。山本直純という男はとんでもない秀才で、自分達とはかけ離れて優秀だった、と笑っていた。残念なことに山本も岩城も既に他界してしまったが、佐渡裕のような世代が頼もしく映っているのではないだろうか。小澤征爾にはいつまでも元気で振って貰いたい、多くのリスナーはそう願っている。

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