このアマゾン・トリオの夢鏡覗き込み行為は、か弱き女性に乱暴を働くレイプ魔の如しで、 磔にされた人間が暴力で汚されるという表現方法の事実は拭いきれないところです。ちょっと少女向けアニメでは きつかったのでは、とも思えます。が、しかし、それらのマイナス面を差し引いても彼等の魅力は毎回 私の心躍らせるには充分過ぎるものでありました。

　Ss第147話にて純情一途な木野まことちゃんに対し甚だしい狼狽を見せたタイガーズ・アイを アマゾン最後のステージへの静かで着実なプロローグと受け取れぬ事もありませんし、その次から始まる トリオ編クライマックスは傑作であったと記憶しています。第148話で人魚姫の如き切なさと葛藤を 謳い上げたフィシュ・アイ。続く第149話での狂おしいまでの哀歌。ホークス・アイに於ける少年マンガの ヒーローのような働きも実に感動ものでありました。私には涙、涙の148,149話なのであります。